インターコンチネンタル・ル・マン・カップ(通称:ILMC)は、2010年と2011年、世界各国を転戦して行われたスポーツカーの耐久レースである。
2012年FIA 世界耐久選手権に発展し、終焉した。
概要
2009年12月8日、フランス西部自動車クラブ(ACO)は「インターコンチネンタル・ル・マン・カップ」の創設を発表した[1]。この提案は当初2009年6月に発表されていた[2][3]。欧州(ル・マン・シリーズ)、北米(アメリカン・ル・マン・シリーズ)、アジア(アジアン・ル・マン・シリーズ)のシリーズを結んで、1992年以来途絶えているスポーツカーの世界選手権の復活を目指したものである。
シリーズはスポーツ・プロトタイプとGTで争われる。LMP1、GTはマニファクチャラーズタイトルも懸けられるが、少なくとも4つのエントリーがある場合、全てのクラスにカップが懸けられる[4]。
開催初年度の2010年はLMS最終戦のシルバーストン、ALMSのプチ・ル・マン、そして珠海の3戦で行われた。翌2011年は日本の富士でも開催が予定されたが実現せず、セブリング12時間、ル・マン24時間を含む全7戦で開催された。
アウディ、プジョー、アストンマーティンのワークス参戦で、事実上世界選手権と呼べるシリーズに発展した。そして2011年6月3日、国際自動車連盟(FIA)とACOは2012年から1992年のSWC以来20年ぶりとなるスポーツカーの耐久世界選手権、FIA 世界耐久選手権の開催を発表した[5]。ILMCは当初の目的を達成し終焉することとなった。
歴代チャンピオン
スケジュール
参照
外部リンク