『SF大将』(エスエフたいしょう)は、とり・みきによる日本の漫画作品。短編SFギャグマンガ。『S-Fマガジン』(早川書房)にて1994年7月号から[1]1996年12月号まで連載された[2]。単行本は同社より全1巻。1998年、第29回星雲賞コミック部門を受賞した[3]。
概要
『アルジャーノンに花束を』『鋼鉄都市』『幼年期の終わり』など、海外の名作SF小説をパロディ化した短篇集の作品である[4]。1つの題材につきそれぞれ3〜5ページ程度での構成となっている[4]。
2009年に発売されたムック『SF本の雑誌』(本の雑誌社)に「SF大将特別編 万物理論」が掲載された[3](4ページ分)。その後、2010年12月に、後編4ページを追加した全8ページの「SF大将特別編 万物理論[完全版]」として、大森望責任編集『NOVA3 書き下ろし日本SFコレクション』(河出文庫)に収録された[5]。
2016年に早川書房の漫画作品が電子書籍化された際には、文庫版が電子化のラインナップに加えられ[6]、各誌で掲載された「SF大将」「SF小僧」を、刊行時点での完全収録となった。
収録作品
文庫版には表題作のほか、以下の2作品が収録されている[4]。
- 大星雲ショー(『GURU』掲載)
- SF小僧(『S-Fマガジン』掲載)
書誌情報
脚注
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