Flaskは、標準で提供する機能を最小限に保っているため、自身を「マイクロフレームワーク」と呼んでいる。Flask自身は、他のフレームワークがしばしば持っているような、データベース抽象化レイヤやフォーム値の検証などの機能を持たない。これは、どんなWebアプリケーションにも適合する良い基盤を作るための設計判断だとしている(例えば、テンプレートエンジンはほとんどのWebアプリケーションで有用だが、関係データベース等はすべてのアプリケーションが必要とするものではない)[2]。とはいえ、それらの機能を、あたかもFlaskが元からサポートしているかのように追加できる拡張性も備えている。現段階において、オブジェクトリレーショナルマッパや、フォーム値の検証、ファイルのアップロード、ユーザログイン、種々のオープンな認証技術をサポートする拡張などが第三者によって提供されている[3]。
FlaskはArmin Ronacherによって開発された。彼は『エイプリルフールのジョークとして作ったのだけれど、有名になって、いつのまにか本格的なアプリケーションになってしまった』[4][5]と述べている。
from flask import Flask
app = Flask(__name__)
@app.route("/")
def hello():
return "Hello World"
if __name__ == "__main__":
app.run(debug=False)