『BEST AKINA メモワール』(ベスト・アキナ メモワール)は、日本の歌手中森明菜のベスト・アルバム。このアルバムは1983年12月21日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)よりリリースされた (LP: L-12590, CT: LKF-8090)。
背景
『BEST AKINA メモワール』は、中森にとって初のベスト・アルバムで、フル・アルバムとしては5枚目である[4][5]。
このアルバムは、1983年12月21日に、LP (L-12590)、CT (LKF-8090)の2形態で同時発売された[6][2]。中森のLP盤としては初の見開きジャケット仕様となっており、LP盤の特典アイテムは、通常盤は2枚のカラー・ポートレートと、初回盤はジャケットサイズの1984年版カレンダーで、それぞれ同一品番だが前者と後者のアイテムによる盤違いが存在している[4]。カセットテープの初回生産20万本はグリーンカラーのカセットハーフ仕様でフォトカード2枚+1984年版カレンダー封入になっている。1984年1月25日にはCDでも発売され (35XL-35)、同年2月22日にはスーパーディスクLP盤でも発売された (SDM-15012)。
このアルバムの帯コピーは、「「スローモーション」から「禁区」まで、大ヒットシングル全6曲と、オリジナルアルバムから、よりすぐりの曲で構成した、明菜初のベスト・アルバム!!」とあり[4]、本作の収録楽曲のうちシングルは、デビュー・シングル「スローモーション」から6枚目のシングル「禁区」までが収録され、スタジオ・アルバムからは、1枚目の『プロローグ〈序幕〉』から4枚目の『NEW AKINA エトランゼ』までの収録楽曲からそれぞれ選曲された[4][7][8][9][10][11]。
批評
『CDジャーナル』は本作の楽曲について、細野晴臣、来生たかお、南佳孝はじめ、この時期の人気沸騰中のソングライターらによる楽曲と当世風なアレンジメントであると指摘し、歌唱表現については、ツッパリから、しっとりとした歌唱があるとコメント[5]。また、このアルバムは一挙両得であり、本作を入り口とするにも望ましいとコメントした[5]。
チャート成績
『BEST AKINA メモワール』は、オリコン週間LPチャートの1984年1月9日付で初登場し、最高順位1位を記録した[6][2]。以降、1984年1月30日付まで5週連続(同年1月16日付は2週合算週)で1位を獲得した[2]。同チャートの100位以内においては、計24週に渡ってランクインしている[2]。またカセット盤は、オリコンのカセットチャートにて最高順位1位を記録し、同チャートの100位以内においては計83週に渡ってランクインした[2]。更に、1984年2月6日付より開始された第1回目のオリコンCDチャートでも、最高順位1位を獲得している[12]。1984年度のオリコン年間アルバムチャートでは、6位を記録した。
収録曲
2022ラッカーマスターサウンド# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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13. | 「温り」(「1⁄2の神話」B面) | 井上あづさ | 井上あづさ | 萩田光雄 | |
14. | 「ドライブ」(「トワイライト -夕暮れ便り-」B面) | 堀江淳 | 堀江淳 | 萩田光雄 | |
15. | 「雨のレクイエム」(「禁区」B面) | 芹沢類 | 玉置浩二 | 萩田光雄 | |
合計時間: | |
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- 備考:
- ^a表記は無いが、シングルとは別バージョンが収録されている。このバージョンは本アルバムおよび本アルバムを収納したボックス・セットにのみ収録。配信リリースでは「BEST AKINA メモワール Mix」という表記が追加されている。
クレジット
『BEST AKINA メモワール』のライナー・ノーツより[4]
- ディレクター: 島田雄三
- ミキサー: 菊池功
- アシスタント・ミキサー: 草柳俊一
- フォトグラファー: 渡辺達生
- スタイリスト: 池谷幸江
- デザイナー: 持田恭男
|
- プロモーター: 田中良明
- セールス・プロモーター: 畠山政行
- マネージャー: 茅根浩康(研音)、名幸房則(研音)、柳沢秀昭(研音)、森山みどり(研音)
- 原盤ディレクター: 北村篤識(日本テレビ音楽)
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リリース履歴
発売日 |
レーベル |
規格 |
品番 |
備考
|
1983年12月21日 |
リプリーズ・レコード/ ワーナー・パイオニア |
LP |
L-12590 |
|
CT |
LKF-8090 |
|
1984年1月25日 |
CD |
35XL-35 |
|
1984年2月22日 |
SD |
SDM-15012 |
|
1985年7月10日 |
CD |
32XL-96 |
廉価盤、色分けビニール帯[13]
|
1989年12月15日 |
ゴールドCD |
36L2-5112 |
発売中止[14]
|
1991年6月17日 |
CD |
WPCL-414 |
廉価盤、紙帯[5]
|
2006年6月21日 |
CD、デジタル・ダウンロード |
WPCL-10280 |
紙ジャケット仕様完全生産限定盤[15][1]
|
2007年6月6日 |
デジタル・ダウンロード |
N/A |
[16]
|
2012年8月22日 |
SACD/CDハイブリッド |
WPCL-11138 |
紙ジャケット仕様完全生産限定盤[17]
|
2018年5月2日 |
LP |
WPJL-1008 |
高音質180g重量盤
|
2018年7月25日 |
CD |
WPCL-12903 |
廉価盤、青帯[18]
|
2022年9月21日 |
2CD |
WPCL-13418~9 |
オリジナル・カラオケ付、2022ラッカーマスターサウンド
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関連項目
参照
外部リンク
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作品 · 公演 · 出演 · 受賞 |
シングル | |
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アルバム |
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スタジオ・アルバム | |
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カバー・アルバム | |
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EP | |
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ベスト・アルバム |
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ライブ・アルバム | |
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ボックス・セット | |
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ミュージック・ビデオ | |
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ライブ・ビデオ | |
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参加作品 | |
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関連記事 | |
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