2005年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月4日に開幕した。ナショナルリーグの第36回リーグチャンピオンシップシリーズ(英語: 36th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、12日から19日にかけて計6試合が開催された。その結果、ヒューストン・アストロズ(中地区)がセントルイス・カージナルス(同)を4勝2敗で下し、球団創設44年目で初のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
両球団がポストシーズンで対戦するのは、前年のリーグ優勝決定戦に次いで2年連続2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は16試合対戦し、カージナルスが11勝5敗と勝ち越していた[1]。今シリーズのアストロズは、第5戦でリーグ優勝まであとストライク1球という場面を作りながら逆転負けを喫したものの、第6戦で勝利してリーグ優勝を果たした。あとストライク1球でシリーズ突破決定の好機を一度は逃したものの最終的に突破を成し遂げたのは、アストロズがポストシーズン史上初である[2]。カージナルスが翌2006年より本拠地球場を新ブッシュ・スタジアムへ移すことになっていたため、今シリーズ第6戦は旧ブッシュ・スタジアムでの最後の試合となった[3]。シリーズMVPには、第2戦と第6戦の2試合に先発登板していずれも7.0イニングを投げ、2勝0敗・防御率1.29という成績を残したアストロズのロイ・オズワルトが選出された。しかしアストロズは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者シカゴ・ホワイトソックスに3勝4敗で敗れ、初優勝を逃した。
試合結果
2005年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月12日に開幕し、途中に移動日を挟んで8日間で6試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
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10月12日(水) |
第1戦 |
ヒューストン・アストロズ |
3-5 |
セントルイス・カージナルス |
ブッシュ・スタジアム |
|
10月13日(木) |
第2戦 |
ヒューストン・アストロズ |
4-1 |
セントルイス・カージナルス
|
10月14日(金) |
|
移動日 |
|
10月15日(土) |
第3戦 |
セントルイス・カージナルス |
3-4 |
ヒューストン・アストロズ |
ミニッツメイド・パーク
|
10月16日(日) |
第4戦 |
セントルイス・カージナルス |
1-2 |
ヒューストン・アストロズ
|
10月17日(月) |
第5戦 |
セントルイス・カージナルス |
5-4 |
ヒューストン・アストロズ
|
10月18日(火) |
|
移動日 |
|
10月19日(水) |
第6戦 |
ヒューストン・アストロズ |
5-1 |
セントルイス・カージナルス |
ブッシュ・スタジアム
|
優勝:ヒューストン・アストロズ(4勝2敗 / 球団創設44年目で初)
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第1戦 10月12日
第2戦 10月13日
第3戦 10月15日
第4戦 10月16日
第5戦 10月17日
第6戦 10月19日
脚注
- ^ "Head-to-Head Records," Baseball-Reference.com. 2021年6月9日閲覧。
- ^ Ben Shpigel, "Shrugging Off History, the Astros Make It," The New York Times, October 20, 2005. 2021年6月9日閲覧。
- ^ CBS/AP, "Astros Headed To 1st World Series," CBS News, October 20, 2005. 2021年6月9日閲覧。
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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ワールドシリーズ優勝(2回) | |
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ワールドシリーズ敗退(3回) | |
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リーグ優勝(5回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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永久欠番 | |
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カージナルス球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(11回) | |
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ワールドシリーズ敗退(08回) | |
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リーグ優勝(19回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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