1995年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月3日に開幕した。ナショナルリーグの第26回リーグチャンピオンシップシリーズ(英語: 26th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、10日から14日にかけて計4試合が開催された。その結果、アトランタ・ブレーブス(東地区)がシンシナティ・レッズ(中地区)を4勝0敗で下し、3年ぶり15回目のリーグ優勝および7回目のワールドシリーズ進出を果たした。
前年のポストシーズンが選手会のストライキによって中止されたため、シリーズの開催自体が2年ぶりだった。また、ナショナルリーグが東・西2地区制から東・中・西3地区制になり、ワイルドカードおよび地区シリーズが導入されて以来初のリーグ優勝決定戦でもある。
両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのはこれが初めて。というのも、かつての地区割では両チームとも西地区に在籍していたため、1地区につき1球団しか出場できない従来の形式では、リーグ優勝決定戦で対戦することがなかった[1]。この年のレギュラーシーズンでは両球団は13試合対戦し、ブレーブスが8勝5敗と勝ち越していた[2]。今シリーズでは、ブレーブスが初戦から4連勝の "スウィープ" でレッズを退けた。シリーズMVPには、第1戦の延長11回表に勝ち越し・決勝の適時打を放つなど、4試合で打率.308・1本塁打・5打点・OPS.973という成績を残したブレーブスのマイク・デベローが選出された。このあとブレーブスは、ワールドシリーズでもアメリカンリーグ王者クリーブランド・インディアンスを4勝2敗で下し、38年ぶり3度目の優勝を成し遂げた。リーグ優勝決定戦では、7戦4勝制になった1985年から2018年までの全66シリーズ中、スウィープで勝ち上がったチームが8球団あるが、そのあとのワールドシリーズでも優勝したのは今回のブレーブスだけである[注 1][3]。
1995年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月10日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
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