1996年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月1日に開幕した。ナショナルリーグの第27回リーグチャンピオンシップシリーズ(英語: 27th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、9日から17日にかけて計7試合が開催された。その結果、アトランタ・ブレーブス(東地区)がセントルイス・カージナルス(中地区)を4勝3敗で下し、2年連続16回目のリーグ優勝および8回目のワールドシリーズ進出を果たした。
両球団がポストシーズンで対戦するのは、1982年のリーグ優勝決定戦以来14年ぶり2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は13試合対戦し、ブレーブスが9勝4敗と勝ち越していた[1]。ポストシーズンの7戦4勝制シリーズにおいて1勝3敗から逆転優勝したのは、今回のブレーブスが1986年アメリカンリーグ優勝決定戦のボストン・レッドソックス以来10年ぶり、延べ8球団目である[2]。ブレーブスは第5戦に14-0で勝利しポストシーズン史上最大点差記録に並ぶと、3日後の第7戦では15-0の大勝を収めて記録を更新した[注 1][3]。シリーズMVPには、第1戦の8回裏に勝ち越し・決勝の2点適時打を放つなど、7試合で打率.542・2本塁打・6打点・OPS 1.607という成績を残したブレーブスのハビー・ロペスが選出された。しかしブレーブスは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者ニューヨーク・ヤンキースに2勝4敗で敗れ、2年連続4度目の優勝を逃した。
試合結果
1996年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月9日に開幕し、途中に移動日を挟んで9日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 |
試合 |
ビジター球団(先攻) |
スコア |
ホーム球団(後攻) |
開催球場
|
10月09日(水) |
第1戦 |
セントルイス・カージナルス |
2-4 |
アトランタ・ブレーブス |
アトランタ・フルトン・ カウンティ・スタジアム |
|
10月10日(木) |
第2戦 |
セントルイス・カージナルス |
8-3 |
アトランタ・ブレーブス
|
10月11日(金) |
|
移動日 |
|
10月12日(土) |
第3戦 |
アトランタ・ブレーブス |
2-3 |
セントルイス・カージナルス |
ブッシュ・スタジアム
|
10月13日(日) |
第4戦 |
アトランタ・ブレーブス |
3-4 |
セントルイス・カージナルス
|
10月14日(月) |
第5戦 |
アトランタ・ブレーブス |
14-0 |
セントルイス・カージナルス
|
10月15日(火) |
|
移動日 |
|
10月16日(水) |
第6戦 |
セントルイス・カージナルス |
1-3 |
アトランタ・ブレーブス |
アトランタ・フルトン・ カウンティ・スタジアム
|
10月17日(木) |
第7戦 |
セントルイス・カージナルス |
0-15 |
アトランタ・ブレーブス
|
優勝:アトランタ・ブレーブス(4勝3敗 / 2年連続16度目)
|
第1戦 10月9日
第2戦 10月10日
第3戦 10月12日
第4戦 10月13日
第5戦 10月14日
第6戦 10月16日
第7戦 10月17日
脚注
注釈
出典
- ^ "Head-to-Head Records," Baseball-Reference.com. 2021年5月3日閲覧。
- ^ Matt Kelly, "These teams came back from 3-1 deficits," MLB.com, October 19, 2020. 2021年5月3日閲覧。
- ^ Ben Walker, "Braves 15, Cardinals 0," Associated Press News, October 18, 1996. 2021年5月3日閲覧。
外部リンク
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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文化 | |
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永久欠番 | |
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ブレーブス球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(04回) | |
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ワールドシリーズ敗退(06回) | |
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リーグ優勝(18回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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球団 | |
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歴代本拠地 | |
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永久欠番 | |
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カージナルス球団殿堂 | |
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ワールドシリーズ優勝(11回) | |
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ワールドシリーズ敗退(08回) | |
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リーグ優勝(19回) | |
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できごと | |
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傘下マイナーチーム | |
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