碧南駅(へきなんえき)は愛知県碧南市中町五丁目48にある、名鉄三河線の駅。駅番号はMU11。
三河線の終着駅。2004年(平成16年)4月までは吉良吉田(西尾線・蒲郡線の駅として現存)まで線路が延びていた。manacaが使用可能である。
本項ではかつて当駅から分岐していた大浜口支線(おおはまぐちしせん)についても記述する。
歴史
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初代駅舎
(昭和10年代)
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2代目駅舎
(2014年5月)
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3代目駅舎
(2019年4月)
駅構造
島式1面2線ホームを持つ地上駅。終着駅であるが駅集中管理システム(管理駅は知立駅[11])による駅員無配置駅となっており、知立駅から遠隔管理されている。改札口はホームの南端に1箇所あり、付近には自動券売機(新規manaca通勤定期乗車券及び継続manaca定期乗車券の購入にも対応しているが、7:00~22:00以外の時間帯は名鉄ミューズカードでの決済は不可能である[12])と自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)を1台ずつ備えている。
現在の駅舎は2019年(平成31年)3月に建設された[8]。一方、改札外に隣接する待合室は駅周辺整備事業の一環として碧南市が建設したもので、2020年(令和2年)9月1日より供用を開始した[9]。駅舎とデザインの統一感を持たせるため黒を基調とした外観で、屋根には三州瓦を使用している。待合室内には地元業者から寄贈された陶磁器製の椅子とテーブルが4組設置されたほか[9]、トイレ、自動販売機、特産品展示ショーケースなどを備える[13]。
待合所完成後は駅前広場の改良が行われ、2024年(令和6年)3月5日より供用を開始した。広場の中央には一般車両乗降場が新設された(送迎など一時利用用途のものであり駐車場ではない)[10]。
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ホーム
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留置線
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駅名標
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碧南市特産品のショーケースと待合所
配線図
碧南駅 構内配線略図
← 刈谷・ 知立方面 |
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→ 吉良吉田方面 (廃止) |
凡例
出典:[18] |
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,701人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中116位、 三河線(23駅)中10位であった[19]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は2,883人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中146位、 三河線(38駅)中14位であった[20]。
- 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員は2006年度1,674人、2007年度1,678人である。
- 『碧南の統計』『移動等円滑化取組報告書』によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである[21][22]。
年度
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1日平均 乗降人員
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2009年(平成21年)
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3,364
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2010年(平成22年)
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3,456
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2011年(平成23年)
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3,501
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2012年(平成24年)
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3,523
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2013年(平成25年)
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3,701
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2014年(平成26年)
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3,627
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2015年(平成27年)
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3,743
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2016年(平成28年)
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3,823
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2017年(平成29年)
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3,956
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2018年(平成30年)
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3,972
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2019年(令和元年)
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4,031
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2020年(令和02年)
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3,147
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大浜口支線
大浜口支線は碧南駅 - 玉津浦駅間にあった三河線の貨物支線で、支線終点の大浜口駅は源氏橋西側付近に位置していた。駅は掘川に面しており、衣浦港の船運と東海道本線(三河線経由で刈谷駅連絡)とを結ぶ中継拠点となっていたが、貨物量の減少に伴い1946年(昭和21年)に廃止された[4]。
なお、大浜口支線は大浜臨港線とも呼び、玉津浦駅から分岐する貨物側線(大浜臨港線運送専用線)としばしば混同される[23]。
碧南レールパーク
跡地付近に碧南レールパーク「大浜口広場」が整備されている。大浜口支線は三河線の本線路に対し西側に分岐していたのに対し[23]、大浜口広場は東側に広がる形で整備されており[25]、大浜口広場は大浜口駅の位置を再現しているわけではない。
整備当初は大浜口広場がレールパークの入口だったが[25]、2021年(令和3年)3月29日に碧南駅までの区間が追加供用され、大浜口広場は中間地点となった[26]。
駅周辺
碧南市発足前の旧・大浜町に所在。碧南市の中心街からは南西に位置している。
主な施設
バス路線
- ふれんどバス
- 三河線の碧南駅・吉良吉田駅間の廃止に伴う全線一律運賃の代替バスで、旧沿線自治体で構成するふれんどバス運行協議会からの委託により名鉄バス蒲郡営業所が運行している。manacaが使える。
- くるくるバス
- 碧南市からの委託により、バス会社が運行する運賃無料の市内巡回バスで、1路線2コースが碧南駅前から発着する。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- MU 三河線(海線)
- 碧南中央駅(MU10) - 碧南駅(MU11)
かつて存在した路線
- 名古屋鉄道
- 三河線(海線)
- 碧南駅 - 玉津浦駅
- 三河線大浜口支線
- 碧南駅 - 大浜口駅
脚注
注釈
- ^ 名鉄公式サイトにおいては「三河線(知立〜碧南)」と表記される[16]。
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
碧南駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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山線 MY | |
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海線 MU | |
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2004年廃止区間(山線) | |
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2004年廃止区間(海線) | |
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