寺津駅(てらづえき)は、かつて愛知県西尾市寺津町にあった名古屋鉄道三河線の駅(廃駅)である。
歴史
駅構造
廃線前までは4両編成に対応した1面1線ホームのみの地上駅であった。
交換設備の跡や、ホーム待合席の屋根の形状から、かつては島式の1面2線であったことや、ほかにも貨物用ホームがあったことがうかがえた。
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廃止後の寺津駅(2016年)
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更地化された駅跡地(2021年)
配線図
寺津駅 構内配線略図
← 碧南方面 |
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→ 吉良吉田方面 |
凡例
出典:[6] |
利用状況
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は467人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中278位、 三河線(38駅)中29位であった[7]。
- 『愛知統計年鑑』によると2003年度の乗車人員は1日平均114人であった[8]。2003年度までの1日平均乗車人員は下表の通り。
駅周辺
バス路線
三河線の碧南 - 吉良吉田間の廃止に伴う代替バスとして、ふれんどバスが運行されている。なお、駅跡地付近にある同路線の停留所は「寺津神社前」、「巨海」である。この他、六万石くるりんバスの「寺津本町」停留所が駅跡地付近に設けられている。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 三河線(廃止区間)
- 三河楠駅 - 寺津駅 - 西一色駅
その他
北寺津駅
寺津駅は当初0.6km三河楠寄りにあり、1927年(昭和2年)3月25日に廃止時の位置へと移転した[2]。その後、同年7月25日には移転後の寺津駅から三河楠寄り0.5kmの位置に北寺津駅が設置されている[14]。
北寺津駅は1944年(昭和19年)に休止され1969年(昭和44年)4月25日正式に廃止となるが、三河鉄道時代のホームは廃止後もそのまま残されていた[15]。
寺津高架橋
西三河南部地域から衣浦トンネルを通り、中部国際空港への主要アクセス道路となる都市計画道路衣浦岡崎線への踏切設置を避けるため、寺津・三河楠間におよそ21億円の費用をかけて鉄道高架橋が建設され、1998年(平成10年)11月に供用開始となった。しかし、間もなくして名鉄は三河線の区間廃止を表明したため、わずかな期間しか利用されなかったので批判が噴出した。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
寺津駅に関連するカテゴリがあります。
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山線 | |
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海線 | |
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2004年廃止区間(山線) | |
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2004年廃止区間(海線) | |
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