潞城区(ろじょう-く)は中華人民共和国山西省長治市に位置する市轄区。
潞城区にある張庄村(张庄村、ピン音: Zhāngzhuāngcūn)は、ウィリアム・ヒントンの著書『翻身(英語版)』で有名になった。同書内では"Long Bow Village"と表記されている。この本では、中国共産党の農地改革によるこの村の変化が描かれている。ヒントンは数年後にこの村を再訪し、それからの数年間に何が起こったのか、文化大革命が村にどのような影響を与えたのかを『深翻』にて描いている。
歴史
596年(開皇16年)、隋朝により設置された。905年(天祐2年)、唐朝により潞子県と改称されたが、五代十国時代には後唐により潞城県の称にもどされた。
1954年、長治県と統合され潞安県が設置されたが、1962年に再設置、1994年には県級市に昇格、潞城市となった。2018年9月に潞城区と改称され現在に至る[1]。
行政区画
- 街道:潞華街道、成家川街道、翟店街道
- 鎮:店上鎮、微子鎮、辛安泉鎮、史回鎮
- 郷:黄牛蹄郷
脚注
中国地名の変遷
|
建置
|
596年
|
使用状況
|
潞城区 |
隋 | 潞城県 |
---|
唐 | 潞子県 |
---|
五代 | 潞城県(後唐) |
---|
北宋/遼 | 潞城県 |
---|
南宋/金 | 潞城県 |
---|
元 | 潞城県 |
---|
明 | 潞城県 |
---|
清 | 潞城県 |
---|
中華民国 | 潞城県 |
---|
現代 | 潞城県 潞城市 潞城区 |