東大宮駅(ひがしおおみやえき)は、埼玉県さいたま市見沼区東大宮四丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
歴史
1959年(昭和34年)12月25日に、砂駅(当駅の計画段階での名称)設置について日本国有鉄道(国鉄)総裁が決裁[4]。1963年(昭和38年)3月1日に鍬入れ式が挙行された[5]。
年表
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。
蓮田駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)で、多機能券売機[3]、指定席券売機[3]、Suica対応自動改札機が設置されている。なお、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[3][13][17]。
のりば
- 湘南新宿ラインの列車は前述のように横須賀線へ直通する。
-
改札口(2024年5月)
-
自動券売機(2024年5月)
-
ホーム(2024年6月)
-
駅構内を南側より望む(2008年3月)
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は31,530人である[JR 1]。さいたま市の中心部から離れてはいるが、駅の所在する見沼区の住民だけでなく、市境が近い上尾市の住民や芝浦工業大学の学生・関係者の利用もある。
2023年度時点で、大宮駅より北側に所在する宇都宮線の駅では宇都宮駅、久喜駅に次ぐ第3位の乗車人員であり、他の路線への乗り換えがない駅としては最も多い。
快速列車の当駅停車を求める声が多く、隣の蓮田駅と連続停車になることや、当駅では待避ができないこと、また当駅に停車すると混雑が快速に集中するおそれがあることからなど、ダイヤ上の影響が大きいとして長年快速の停車は実現しなかった[19]が、2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正より快速ラビットと湘南新宿ライン快速の停車駅に加えられた[16]。
なお、1987年度(昭和62年度)以降の年度別1日平均乗車人員の推移は以下のとおりである。
年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2][統計 3]
年度
|
1日平均 乗車人員
|
出典
|
1987年(昭和62年)
|
18,890
|
|
1988年(昭和63年)
|
20,478
|
|
1989年(平成元年)
|
21,642
|
|
1990年(平成02年)
|
22,780
|
|
1991年(平成03年)
|
24,560
|
|
1992年(平成04年)
|
25,399
|
|
1993年(平成05年)
|
26,383
|
|
1994年(平成06年)
|
26,885
|
|
1995年(平成07年)
|
27,918
|
|
1996年(平成08年)
|
27,962
|
|
1997年(平成09年)
|
27,640
|
|
1998年(平成10年)
|
27,553
|
|
1999年(平成11年)
|
27,685
|
[* 1]
|
2000年(平成12年)
|
[JR 2]27,959
|
[* 2]
|
2001年(平成13年)
|
[JR 3]27,995
|
[* 3]
|
2002年(平成14年)
|
[JR 4]28,735
|
[* 4]
|
2003年(平成15年)
|
[JR 5]29,082
|
[* 5]
|
2004年(平成16年)
|
[JR 6]29,557
|
[* 6]
|
2005年(平成17年)
|
[JR 7]30,385
|
[* 7]
|
2006年(平成18年)
|
[JR 8]30,606
|
[* 8]
|
2007年(平成19年)
|
[JR 9]30,967
|
[* 9]
|
2008年(平成20年)
|
[JR 10]31,201
|
[* 10]
|
2009年(平成21年)
|
[JR 11]30,907
|
[* 11]
|
2010年(平成22年)
|
[JR 12]30,566
|
[* 12]
|
2011年(平成23年)
|
[JR 13]30,845
|
[* 13]
|
2012年(平成24年)
|
[JR 14]31,694
|
[* 14]
|
2013年(平成25年)
|
[JR 15]32,445
|
[* 15]
|
2014年(平成26年)
|
[JR 16]32,035
|
[* 16]
|
2015年(平成27年)
|
[JR 17]32,623
|
[* 17]
|
2016年(平成28年)
|
[JR 18]32,642
|
[* 18]
|
2017年(平成29年)
|
[JR 19]33,023
|
[* 19]
|
2018年(平成30年)
|
[JR 20]33,351
|
[* 20]
|
2019年(令和元年)
|
[JR 21]33,531
|
[* 21]
|
2020年(令和02年)
|
[JR 22]24,373
|
|
2021年(令和03年)
|
[JR 23]27,727
|
|
2022年(令和04年)
|
[JR 24]30,234
|
|
2023年(令和05年)
|
[JR 1]31,530
|
|
- 一日平均乗車人員(単位:人/日)
駅周辺
東口
西口
道路
バス・乗合タクシー
東口発着
西口発着
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■宇都宮線
- ■快速(「ラビット」を含む)
- 大宮駅 (JU 07・JS 24) - 東大宮駅 - 蓮田駅
- ■普通
- 土呂駅 - 東大宮駅 - 蓮田駅
当駅から蓮田駅の間は、鉄道写真撮影の名所として有名であり、「東大宮 - 蓮田間」を略して「ヒガハス」と呼ばれる。
脚注
記事本文
注釈
出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 埼玉県統計年鑑
参考文献
- 『大宮市史調査報告書 第1集 大宮市歴史年表』大宮市企画財政部統計資料課、1997年3月28日。
- 『郷土 大砂土村のあゆみ』大島豊、2007年1月。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
東大宮駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク