東鷲宮駅(ひがしわしのみやえき)は、埼玉県久喜市西大輪にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東北本線の駅である[1]。
JR東日本においては「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
2010年(平成22年)3月22日までは旧・鷲宮町に立地していた。「鷲宮」の行政上の町名は「わしみや」と読んでいた[注 1]が、当駅名は「わしのみや」と読んでいる[注 2]。
JR東日本ステーションサービスが駅管理を受託している久喜駅管理の業務委託駅[2]。上下線いずれも線路西側に配置された単式ホーム2面2線を有する。ただし、下り線が地上ホーム1面1線、上り線が高架ホーム1面1線の特殊な構造である[1]。Suica対応自動改札機・指定席券売機が設置されている。
改札外には売店のNewDaysが設置されている。
2009年3月25日に多機能トイレの供用を開始し、2010年3月20日にはエレベーターとエスカレーターの供用を開始した。
この地に貨物駅と東北新幹線の保線基地を設置するため、駅が新設された。旅客・貨物駅と保線基地が併設されており、下り本線から分岐する貨物線が上り本線に支障しないよう上り本線だけが高架となったため、このような特殊な構造になっている[1][注 3]。停車場ではあるが、上りも本線と貨物線(引き上げ線)の分岐(第3場内信号機)が東京側にあるため、高架ホーム(上り)の停車列車は出発信号機ではなく第2場内信号機の信号現示を確認して発車する。上りの出発信号機は分岐を過ぎた後に1つある。
貨物駅は国鉄の民営化直前に廃止され、広大な敷地は国鉄清算事業団に引き継がれるものの、1990年代に至るまで長らく荒廃するに任せた状況であった。最終的に跡地は売却され、駅前ロータリーと住宅地に転用・再整備されたが、上り高架線の地平移設は多大な費用がかかるため見送られた。東北新幹線の保線基地は貨物駅跡地の売却に併せて移転と再整備を受け存続しているが、敷地縮小のため東北新幹線本線(鷲宮信号場)からの進入には久喜駅との間に設けられた標準軌の引き上げ線(狭軌線からの荷物引渡線)、および当駅に隣接した高架橋上で2回のスイッチバックが必要である。
保線基地(貨物ヤード)は2003年9月までは、東武鉄道の貨物授受および東武鉄道(一部帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄)を含む)向け甲種輸送の搬入があったが、東武鉄道の貨物輸送が廃止されてからは工事列車がごくまれに入線する程度である。東武鉄道の貨物廃止後は東武久喜駅との連絡線が撤去された。
その後、2016年のダイヤ改正により、不定期ながらレール輸送の貨物取扱(往路は相模貨物駅発[8]、返空は梶ヶ谷貨物ターミナル駅行き[9])を行うことになり、JR貨物の車扱貨物取扱駅となった[10]。これにより、約30年ぶりに貨物営業が再開された。
その他、当駅 - 栗橋駅間の古利根川橋梁掛け替えに伴う久喜駅 - 古河駅間運休の際は旅客列車が保線ヤードに入線した。
上りの高架線路下脇には、新幹線用と在来線用の保線基地がある[注 4]。
(出典:JR東日本:駅構内図)
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は8,440人である[JR 1]。
1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。
西側
東側
「東鷲宮駅西口」停留所にて発着する。
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