杉本 龍勇(すぎもと たつお、 1970年11月25日 - )は、日本の陸上競技選手、サッカー指導者(フィジカルコーチ)。静岡県沼津市出身。血液型はO型。静岡県立浜松北高等学校、法政大学(卒業後、ドイツ留学)、中京大学大学院博士課程修了。
現在は法政大学経済学部教授を務める[1]。
略歴
自己記録
- 100m 10秒30(1991年)
- 200m 20秒99(1991年)
主要大会成績
国際大会
日本選手権
年
|
大会
|
種目
|
結果
|
記録
|
備考
|
1989
|
第73回日本選手権
|
100m
|
5位
|
10秒48 (+1.6)
|
|
1991
|
第75回日本選手権
|
100m
|
4位
|
10秒47 (0.0)
|
|
1992
|
第76回日本選手権
|
100m
|
3位
|
10秒37 (+0.8)
|
|
1993
|
第77回日本選手権
|
100m
|
2位
|
10秒60 (-2.8)
|
|
1997
|
第81回日本選手権
|
100m
|
3位
|
10秒55 (-0.8)
|
|
『日本陸上競技連盟七十年史』参照[4]
|
特徴
182cm、80kgと恵まれた体型から、日本人離れしたパワータイプのスプリンターであった。
インターハイ、インカレの実績ですでに日本のトップスプリンターの1人であったが、日本選手権のタイトルや日本記録はならず、また、25歳を越してから活躍が乏しく、オリンピック代表も22歳でのバルセロナに終わった。バルセロナでは4×100mリレーのアンカーとして、日本の戦後初のオリンピックでのリレー種目決勝進出に貢献。決勝のレーンは優勝したアメリカの隣で、カール・ルイスの隣のコースを走った。
高校時代の恩師である加藤晴一との出会いが彼の人生の中で最もインパクトが強く、現在の自分が在るのは加藤の指導が多大に影響していると公言している。また、自らを最後の加藤イズムの継承者であると語り、その指導方法にそれを垣間見る。
出演
- MBS「情熱大陸」-たった1時間で誰でも足が速くなる?!プロも駆け込む“走りの伝道師”の秘技を大公開!-フィジカルトレーナー・杉本龍勇(2017年3月19日放送)
著作
- 『杉本龍勇のスプリント基礎トレーニング 走るための「ベース」を作る実践「走」ドリル』(指導・解説:杉本龍勇、実技協力:浜松大学陸上競技部、ジャパンライム、2005/9、DVD)
- 『杉本龍勇のスプリント実戦トレーニング「速さ」の基をつくる! タイムを伸ばすための2つの要素』(指導・解説:杉本龍勇、実技協力:浜松大学陸上競技部、ジャパンライム、2007/12、DVD)
- 『スポーツに活きる! 正しい走り方講座』(監修:杉本龍勇、スタジオタッククリエイティブ、2012/4)
関連項目
脚注・出典
- ^ 法政大学 経済学部 専任教員紹介
- ^ “契約満了スタッフのお知らせ”. 大分トリニータ (2013年12月18日). 2013年12月22日閲覧。
- ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会「競技会記録 / 国際競技会」『日本陸上競技連盟七十年史』、ベースボール・マガジン社、1995年9月4日発行、1061-1123頁。
- ^ 日本陸上競技連盟七十年史編集委員会「競技会記録 / 日本選手権大会」『日本陸上競技連盟七十年史』、ベースボール・マガジン社、1995年9月4日発行、869-946頁。
- ^ TBS世界陸上大阪「カウントダウンコラム」#33苅部俊二監督
外部リンク