『木曜ドラマ』(もくようドラマ)は、2013年4月4日から読売テレビの制作により、日本テレビ系列で毎週木曜日の『プラチナイト』枠で放送されている連続ドラマ枠[1]。ステレオ放送、字幕放送、連動データ放送を実施している。
番組開始から2017年9月までは『木曜ドラマ』、同年10月から2021年3月までは『木曜ドラマF』、2021年4月から2022年3月までは『モクドラF』として放送されており、2022年4月には再度『木曜ドラマ』に戻された。
概要
2011年4月から2013年3月まで放送され、ミステリーに特化していた『木曜ミステリーシアター』から改題・リニューアルされ、2011年3月まで放送されていた『木曜ナイトドラマ』と同じように一般的な作品も放送されると共に放送時間も拡大される。この改編により『プラチナイト』枠に1年ぶりに組み込まれることになった。
前身の『木曜ナイトドラマ』『木曜ミステリーシアター』から引き続き、毎年冬クールの作品は吉本興業所属タレントが主演するドラマが2017年まで制作されており、本枠からは吉本興業が直接制作を担当するようになった[注 1]。2018年以降の作品では主演作品はなくなったものの、吉本所属タレントがメインキャストに設定されている[注 2]。また、2015年秋クールでは木曜ドラマ枠設定後初のジャニーズ事務所所属タレントの主演作品として、『青春探偵ハルヤ〜大人の悪を許さない!〜』(玉森裕太(Kis-My-Ft2)主演)が制作された上、主題歌もジャニーズ事務所所属のアイドルグループが担当した[注 3]。
また、開始当初はゴールデンタイム・プライムタイムのように期末・期首改編(年末年始除く)の特番での休止となることがほとんどなく、1クール12-13回のシリーズで放送されていたが、2015年夏頃から、この枠で読売テレビ製作のバラエティの特番が編成されることが増えつつある[注 4]。同年秋は、3週にわたりドラマの放映が休止されている(うち10月2日未明は日本テレビ発信でラグビーワールドカップ中継が放送された)。2016年についても、10月期ドラマ『黒い十人の女』が、FIFAクラブワールドカップ2016ハイライト放送編成などの関係もあり、10月からではなく、前作『遺産相続弁護士 柿崎真一』から間隔を開けずに9月29日深夜から放送を開始、12月2日で最終回を迎えたため、残りの4週はクラブW杯ハイライトとバラエティの特番が放送されていた。なお、全作品とも基本的に初回や最終回での放送時間の拡大は行っていないほか、日テレ系のゴールデン・プライム・ネオプライムタイム枠(19-24時台)における1時間連続ドラマの中では唯一、視覚障害者や弱視者を主ターゲットにした副音声による解説放送も開始当初から行っていない。
当初は23:58 - 翌0:53に放送されていたが、2013年10月3日から放送時間を1分遅らせ、23:59 - 翌0:54に変更された[2][3]。
2017年10月からは枠名として従前のものに「F」を加えた『木曜ドラマF』(もくようどらまエフ)に変更。「F」の意味については後述。
特別番組が放送される場合や前夜に放送の『news zero』(日本テレビ制作。※NNN最終ニュース枠)が放送時間を拡大する場合は、繰り下げとなり、金曜になってからの放送となることがある。
2020年1月期(1月 - 3月)は、日曜 22:30 - 23:25に放送の『日曜ドラマ』の制作が日本テレビから読売テレビに移管され、本枠についてはこれまで通りに放送となった。
2020年10月期(10月 - 12月)は、1月期に続き『日曜ドラマ』の制作が読売テレビの担当となったが、本枠のドラマ枠は一旦休止となり、バラエティ番組『「任意同行」願えますか?』が放送された[4][5]。
2021年4月からは枠名として「F」はそのままに名称が『モクドラF』に変更された[1]。
2022年4月より枠名を『木曜ドラマ』に戻すことになった。
2024年4月からは、これまで「プラチナイト」枠外の金曜深夜(土曜未明)に一部局ローカルセールス扱いで放送されていた『ドラマDEEP』を火曜日第2部枠(水曜〈火曜深夜〉0:24-0:54 日本テレビ製作)に編入・ネットワークセールスの番組となるため、「プラチナイト」としては本枠を含めてドラマ枠が週2枠に増える。また2024年10月からは名古屋・中京テレビ放送担当枠の毎週水曜日第2部(時間上木曜未明。枠名定めず)で連続ドラマ枠が名古屋のスタジオから生放送[6]されるため、連続ドラマ枠が3日連続で放送されることになった。
そして「プラチナイト」自体の月曜 - 水曜枠が1時間の間に2番組が放送される枠組み(30分枠と25分枠)になったため、「プラチナイト」での1時間番組は当枠のみとなっている。
再放送
制作局の読売テレビでは、次回の放送までに放送中の作品の最新話を再放送している。
また、平日10時25分~11時25分の枠で過去に放送された作品を再放送することもある。
作品リスト
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
- 『さよならの向う側』と『5分後に意外な結末』は前者が第1部(23:59 - 翌0:29)、後者が第2部(0:29 - 0:54)で放送。
2023年
2024年
「F」の意味
前述の通り、2017年10月からは枠名として従前のものに「F」を加えた『木曜ドラマF』(2021年4月からは『モクドラF』[1])に変更している。「F」はそれぞれのドラマを象徴するキーワードの頭文字となっている[12]。
スポンサー
ドラマの前半部にはタイムスポンサーが120秒付いており[注 9]、作品によってそのスポンサーとのコラボレーションによるインフォマーシャルが放送されている。
ネット局
ネット配信
脚注
注釈
- ^ 2020年冬以降は制作協力のみだったが、2022年冬は制作に復帰している。
- ^ 2019年冬作品ではドラマ原作者がメインキャストを兼任している。
- ^ 以降のジャニーズ事務所所属タレントの主演作品は、主に『シンドラ』(日本テレビ制作、関東ローカル)で放送している。
- ^ 最も、日テレ系のゴールデン・プライム枠で放送されている連続ドラマはこのころから1作品10回(日曜ドラマでは、2クールまたぎで20回となっている作品もあるが、1クールの単位では10回のまま)で単位をそろえている。
- ^ 最終回に限り、前夜の『ダウンタウンDX』の拡大放送(22:00 - 23:30)のため、金曜日になってからの放送となった。
- ^ a b c d e f 最終回に限り、前夜の『NEWS ZERO』の10分後拡大(23:00 - 翌0:09)のため、金曜日になってからの放送となった。
- ^ 新型コロナウィルスの蔓延により、4月16日の第3話終了後、一旦制作・放送を中断。4月23日・4月30日・5月7日は、第1-3話の実質的な再放送に当たる「特別編」を、副音声で出演者によるコメントを入れて放送した。その後『ラブリラン』の特別編の放送で穴埋めをしたのち、6月25日の第4話から生放送を再開し、8月までをまたぐ形となった。
- ^ 3月21日(木)24時29分〜25時24分放送
- ^ 大抵は60秒筆頭×1、30秒×2であったり、30秒×4=うち1-2社はPT(表示なし)が多い。『ケイ×ヤク -あぶない相棒-』第2話(2022年1月20日深夜)のように、ネットスポンサーが付きながらも全社PTで協賛クレジットが完全自粛された回もあった
- ^ クロスネット局ではフジテレビ系列の編成により時差放送となる場合がある。その際は連動データ放送を実施しない。
- ^ テレビ朝日系列(サブ)とのクロスネット局でもあるが、テレビ朝日系列の一般番組供給部門には非加盟で、日本テレビの公式ウェブサイト上でも単独ネット扱い。
- ^ NNS非加盟。
出典
関連項目
外部リンク
読売テレビ制作・日本テレビ系列 木曜日 プラチナイト枠 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
枠設立前につき無し 【2012年度は月曜 - 水曜日のみの放送】
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.4 - 2020.9)
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「任意同行」願えますか?
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木曜ドラマF(第2期) ↓ モクドラF (2021.1 - )
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-
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読売テレビをはじめとする日本テレビ系列 木曜23:58 - 23:59枠 |
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.4 - 2013.9) 【ここまで読売テレビ制作枠】
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NEWS ZERO※23:00 - 23:59 【6分繰り下げ・5分短縮のうえ、継続】 【ここから日本テレビ制作枠】
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読売テレビ制作・日本テレビ系列 木曜 23:59 - 翌0:38枠 |
木曜ミステリーシアター ※23:58 - 翌0:38
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.4 - 2020.9)
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「任意同行」願えますか? ※23:59 - 翌0:54
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読売テレビ 金曜 0:38 - 0:53(木曜深夜)枠 |
浜ちゃんが!※0:38 - 1:08 【15分繰り下げて継続】
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.4 - 2020.9)
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「任意同行」願えますか? ※前日23:59 - 0:54
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読売テレビ 金曜 0:53 - 0:54(木曜深夜)枠 |
浜ちゃんが! ※0:53 - 1:23 【1分繰り下げて継続】
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.10 - 2020.9)
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「任意同行」願えますか? ※前日23:59 - 0:54
|
日本テレビ 金曜 0:38 - 0:53(木曜深夜)枠 |
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.4 - 2020.9) 【ここから読売テレビ制作枠】
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「任意同行」願えますか? ※前日23:59 - 0:54
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日本テレビ 金曜 0:53 - 0:54(木曜深夜)枠 |
東京エトワール音楽院 ※0:53 - 1:23 【ここまで日本テレビ制作枠】
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木曜ドラマ ↓ 木曜ドラマF(第1期) (2013.10 - 2020.9) 【ここから読売テレビ制作枠】
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「任意同行」願えますか? ※前日23:59 - 0:54
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月曜版 | |
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火曜版 | |
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水曜版 | |
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木曜版 | |
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金曜版5 | |
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関連項目 | |
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特記以外は「プラチナイト」。1 「夜は別バラ22:54」。2 「夜は別バラ」。3 「しんバラ」(『サルヂエ』は途中まで)。4 「バリューナイト」。5土曜未明になってからの放送であるが、番組表上での枠名は『金曜プラチナイト』と呼称している。太字は現在プラチナイト枠で放送中。 |