工芸家(こうげいか、英: Artisan、Craftsman)とは、工芸作品を制作する人のこと。
クラフトデザイナーと呼ばれることもある。
概要
伝統工芸士のような資格も存在するが、画家と同様に、工芸家を名乗るために特別の資格を持っていることは必須ではない。
工芸家が取り扱う素材や、道具・技術は多岐にわたる。また彫刻家を兼ねることもある。
取り扱う素材により、陶芸家、木工工芸家(木彫工芸家)、ガラス工芸家(硝子工芸家)、漆工芸家(漆器工芸家)、革工芸家、竹工芸家、鉄工芸家、金属工芸家、染色工芸家、染織工芸家、七宝工芸家、紙工芸家、貝工芸家などと呼ばれる。
「美術工芸家」や「伝統工芸家」という呼び方もある。
日本新工芸家連盟、日本工芸会、現代工芸美術家協会などの職能団体が組織されている。
主要な工芸家
日本
- あ
- い
- う
- え
- お
- か
- き
- く
- こ
- さ
- し
- す
- せ
- た
- ち
- つ
- て
- と
- な
- に
- の
- は
- ひ
- ふ
- ま
- み
- む
- も
- や
- よ
- り
(ガラス工芸家)
海外
(ガラス工芸家)
工芸家と彫刻家の境界
工芸家と彫刻家の境界は、必ずしも明確ではない。
例えば、
- 実用性重視が工芸家で芸術性・鑑賞性重視が彫刻家
- 同じものを複数製作するのが工芸家(手工業性)で一品主義・単品主義が彫刻家
- 伝統的なもの(技術・形式など)を重視するのが工芸家で(「伝統工芸」)新しいこと革新的なことを標榜するのが彫刻家
- 販売することを大前提として製作するのが工芸家で販売を必ずしも想定せずに製作するのが彫刻家
などの区別があるが、すべてが常に該当するわけでもなく、曖昧である。また、ある者が、工芸家と彫刻家を兼ねる事例もある。
関連項目
外部リンク