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この項目では、JR東日本・三陸鉄道の久慈駅について説明しています。かつて同名を称した日立電鉄の駅については「久慈浜駅」をご覧ください。 |
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JR南武線の「久地駅」とは異なります。 |
久慈駅(くじえき)は、岩手県久慈市中央三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・三陸鉄道の駅である。
JR東日本の八戸線と、三陸鉄道のリアス線(北リアス線)が乗り入れ、両線とも当駅が終着駅である。なお、両社は独立した駅舎を持っている。
歴史
駅構造
JR東日本
島式ホーム1面2線を有する地上駅である。駅舎とホームは構内踏切で連絡している。JR着発線からは三陸鉄道へ直通できる。
JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅であり[7]、八戸駅が管理する。
駅舎にはみどりの窓口、タッチパネル式自動券売機(オレンジカード対応)・待合室がある。なお、待合室内には売店併設の立ち食いそば店(伯養軒→NREみちのく→NRE運営)が長年営業していたが、現在は閉店している。ホーム中央に三陸鉄道ホームへの連絡階段があるが、JRと三陸鉄道の乗継時間が短いときに限り利用できるが、現在は常時開放されており物理的には通行可能。
2013年(平成25年)には、三陸海岸の復興支援を目的として駅舎のリニューアルが行われた。久慈の特産である琥珀をイメージした黄褐色と黒色の外観になった。多目的トイレや車椅子用のスロープが新設された。待合室はコンコースと分離されて冷暖房が完備され、特産品の展示スペースを設けた。
乗務員宿泊所が設置されており、夜間滞泊が2本設定されている。
のりば
- 三陸鉄道リアス線方面への直通列車(2022年〈令和4年〉5月現在は定期列車としては設定なし)は2番線を使用する。
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JRホーム(2007年11月)
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JRの駅名標(2007年11月)
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三陸鉄道
単式ホーム1面1線を有する地上駅である。久慈広域観光協議会が受託する簡易委託駅(ただし三鉄社員が日中常駐しており、団体旅客対応を行う)。出札業務のみ行い、一部時間帯の列車を除き精算は無人駅同様に車内で行う。
駅舎には出札窓口、自動券売機、売店、清雅荘弁当部のそば店、久慈市観光案内所(久慈市観光物産協会が設置し、久慈広域観光協議会に委託)がある。久慈市観光案内所でレンタサイクルを扱っている。利用は9時から18時まで。料金はデポジット制となっている(保証料を除き利用料金に充当)。
駅構内には、リアス線(久慈 - 宮古)の運行を担う運行本部久慈派出所(旧・久慈鉄道事務所→旧北リアス線運行本部→リアス線運行本部久慈派出所)があり、車庫のほか輸送指令所などがある。
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三陸鉄道のホーム(2008年12月)
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三陸鉄道の車庫(2008年12月)
駅弁
利用状況
- JR東日本 - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は139人である[JR 1]。
- 三陸鉄道 - 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は496人である[久慈 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は下記のとおりである。
駅周辺
駅舎近くには東西を結ぶ地下道が置かれている。なお、駅舎は西側にある。
西側
東側
バス路線
2018年(平成30年)6月26日より駅前バスロータリーの供用が開始された[9]。JRバス東北、市民バス「のるねっとKUJI」、岩手県北バスによる以下の路線バスや高速バスが発着する[10]。
のりば |
路線 |
備考
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1
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新町循環線は土日祝に発着
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2
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新町循環線は平日に発着
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3
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- 久慈海岸線
- 山根線
- 大野線
- 久慈こはく号:盛岡
- 岩手きずな号:東京
- 通学支援バス
- 拓陽支援バス
- 観光バス
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その他
- 「八戸線の終着駅であり、陸中海岸国立公園の北の玄関口」として、東北の駅百選に選定された。
- 三陸鉄道の久慈駅舎・ホームは、2013年(平成25年)の4月から9月まで放映されたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で、北三陸鉄道・北三陸駅として撮影された。
- 三陸鉄道の駅の愛称は「琥珀いろ」。久慈市が琥珀の産地であることに由来する。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■八戸線
- 陸中夏井駅 - 久慈駅
- 三陸鉄道
- ■リアス線
- 陸中宇部駅 - 久慈駅
脚注
記事本文
利用状況
JR東日本
久慈統計書
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
久慈駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線(廃線) | |
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*打消線は廃駅 |
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盛 - 釜石間:南リアス線、釜石 - 宮古間:リアス線、宮古 - 久慈間:北リアス線 |
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