ラウドロック(英語: Loud rock)は、ヘヴィメタルやハードコアなどから派生したロックのジャンルの一種。ジャンルのミクスチャー・ロックなどと同様に和製英語である。英語圏ではオルタナティヴ・メタル、ニュー・メタル、ラップ・メタルなどに分類されるジャンルである[1][2]。
音楽的な特徴としてはハードコア、ヘヴィメタルの流れを汲みつつ、そこにヒップホップなどの新しい音楽要素が加えられている。ヘヴィメタルは間奏の長いギターソロやヴォーカリストの金切り声が特徴とも言われる。それに対しラウドロックはラップ、グロウル、スクリームなどをとりこんだボーカルスタイルが見られる。また、ダウンチューニングを施したギターによる大音量で低音域中心の重苦しいリフ、エフェクターの多用、サンプラーやターンテーブルの導入、ミディアム・テンポのリズムなど、それまでのハードコア、ヘヴィメタルの型にとらわれないアイディアが導入されている。また、若い女性によるバンドや、ボーカロイドを駆使した楽曲も増えてきている。
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