コーン(Korn、KoЯn、KoRn表記もあり)は、アメリカ合衆国のメタルバンド。カリフォルニア州ベーカーズフィールド出身。
1989年にジェームズ "マンキー" シェイファー、フィールディ、デイヴィッド・シルヴェリアらが前身となるバンドL.A.P.D.を結成。ボーカルのドラッグ中毒により解散しブライアン "ヘッド" ウェルチを加えてCreepというバンド名で再び始め、1993年にジョナサン・デイヴィスをボーカルに迎えてコーンと名乗るようになる。1994年にイモータル・レコードからデビュー。
ヘヴィメタルにヒップホップの要素を加えた、いわゆるニューメタル、ラップメタルと呼ばれるミドルテンポのビートと重低音を著しく強調したものであるが、ラップをロックに取り入れる形ではなくヒップホップ的な曲調やタメ感を取り入れるというリンプ・ビズキットやレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとはまた違ったアプローチの仕方である。 徹底的に低くされた7弦ギター(7弦=A)や殆ど打楽器と化している5弦ベース(5弦=A)の音、ジョナサンの泣き叫ぶような異常なボーカルスタイルは多くのファンを勝ち取ったが、あまりにもコーンに似たバンドが巷に溢れかえったためバンドはしばしばアルバムごとに作風を変えることとなった。
ジョナサン・デイビスは、4.4オクターブの高音域を擁するテノールである(A1からE6)。彼は喉音で知られるが、ボーカルスタイルにはスキャットやラップの要素が垣間見られる。
ダークな世界観を持った歌詞も特徴的で、これはジョナサンが幼少時に家族や友人に過度の虐待を受けていたこと、若い頃に葬儀屋の死体防腐処理の仕事をしていたことが影響しているとされる。
創作活動に活発的なバンドであり、現在もデビュー当時と変わらないペースでアルバムをリリースし続けている。作詞作曲に関しても非常にワーカホリックなことでも知られ、ツアー中も常に曲を書きためてはツアーバスとは別にDAW環境を完備した大型バスを1台随伴させ、その中で曲のデモや時にはアルバムの本テイクを撮り貯めるという60年代のロック・ミュージシャンさながらの活動スタイルを取っている。
メタリカ、ニルヴァーナ、レッド・ツェッペリン、アリス・イン・チェインズ、セパルトゥラ、フェイス・ノー・モア、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、サウンドガーデン、デュラン・デュラン、フィア・ファクトリー、カテドラル、リヴィング・カラー、ヘルメット、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、スレイヤー、ピンク・フロイド、プライマス、トゥール、ミニストリー、Mr. Bungle、バイオハザード、ナイン・インチ・ネイルズ、パンテラ、ビースティ・ボーイズ、ブラック・サバス、N.W.A.、アンスラックス、ジェーンズ・アディクション、キャメオなどからの影響があるという[2][3][4]。ヒップホップからも多大な影響を受けている[5][6][7][8]。
バンド名はトウモロコシの英称 "Corn" に由来し[17]、「とあるゲイのカップルが、お互いの局部を愛撫し合っているときに一方が脱糞し、もう一方の口にコーン入りの大便をぶちまけた」という話を知っている人間に対し「コーン!!」と言うと気分を害したのでこの名前にした。コーンの前身であるメタル・バンド「L.A.P.D」のファンがこの名前を提案したが最初は却下された。後にメンバーのマンキーがスペルの "C" を "K" にし、"R" の字を左右反転して "Я" にすることを提案した。
当時のマネージャーが「こんな名前では契約が取れない」と訴えたところ、バンド側から「この名前でなければお前の名前をバンド名にする」と言われ結局そのまま契約を獲得。
元メンバーのデイヴィッドはこのバンド名について、「バンド名なんかどうでもいい、馬鹿な名前だが曲が良ければクールに聴こえてくる」とコメントを残している。
バンド名「KoЯn」のロゴは、ジョナサンが左手でクレヨンを持ち、一気に書き殴ったもの。現在このロゴは過去に比べ、縦長で使用される事が多い。website等では "Я" の代わりに大文字のRを用い「KoRn」と表記する場合もある[18]。
人脈が広く、上記のアーティストのほかにも、リンプ・ビズキットやスリップノット、メタリカ、オジー・オズボーン、デフトーンズ、ザ・キュアー、リンキン・パーク、エヴァネッセンス、オージー、ディルアングレイ、ラムシュタインなど多数のバンドと交流があるほか、スヌープ・ドッグ、リル・ジョン、イグジビット、デイヴィッド・バーナーらのラッパーが、PVに出演している。
近年はジョナサンがブロステップなどのエレクトロニック・ミュージック、ダンス・ミュージックに傾倒していることもあり、元々From First To Lastのボーカリストとしての付き合いも有ったスクリレックスなどのブロステップアーティストとも、コラボレーションアルバムをリリースするなど親交が深い。
※太字はシングルカットされた楽曲。また、シングルカットされた楽曲の殆どはミュージックビデオが制作されている。
1998年
フジロックフェスティバル'98[19]
1999年
2004年
ソニックマニア04
2006年
KOЯN JAPAN TOUR 2006[20]
2010年
KOЯNⅢ:Remember Who You Are Japan Tour 2010[21]
LOUD PARK10
2011年
サマーソニック2011[22]
2014年
ノットフェスト2014
2015年
オズフェスト2015
2018年
2023年
ノットフェスト2023
Lokasi Pengunjung: 18.219.239.176