KTMコミューター 向けのクラス92電車
マレー鉄道 (マレーてつどう、略称:KTM , マレー語 : Keretapi Tanah Melayu , 英語 : Malayan Railways )は、厳密かつ狭義にはマレー半島 南部を占める国マレーシア を縦断する鉄道 路線の総称、もしくはこれを運営するマレーシア鉄道公社 に対する一般的な呼称である。本項ではこの定義に基づいて記載する。
歴史的経緯によりシンガポール にも鉄路を伸ばしている。現在、下部(資産所有・管理)と上部(運営・運行)を別事業体が行う上下分離方式 が採られている。
なお、広義にはタイ の首都、バンコク からタイ国鉄 南線 を経由し、マレーシア=タイ国境のパダンブサール を介して、ケダ線およびウエスト・コースト線を結びシンガポール に至る、マレー半島縦断鉄道ルートを総称する名称として用いられることもある。ただし、歴史的にはマレー鉄道とタイ国鉄南線はマレー半島縦断鉄道という構想のもとに計画されたものではない上に、現地でもマレー鉄道の名称は専らマレーシアの鉄道を指す語としてのみ使用されている。また、タイ国鉄では南線の呼称としてマレー鉄道の名称を用いることもない。従って、この広義の呼称は、太平洋戦争 期における旧日本軍の戦略上の構想や、第三国の紀行作家もしくは旅行業者による誤解、誤記が広まって定着したものと思われる。
沿革と概要
歴史は海峡植民地 時代にさかのぼり、1848年にスズ の大鉱床がペラ王国 (現在のペラ州 )で発見され、スズを港まで運搬するために1885年 6月1日 にタイピン ~ポート・ウェルド 間(このポート・ウェルド支線はすでに廃線)がペラ国有鉄道(英語:Perak Government Railway )として開業したのが始まりである。
マレー鉄道開業100年にあたる1995年 8月14日 には、クアラルンプール近郊の交通渋滞解消を目的に既存のマレー鉄道の路線を複線・電化し電車を運行する都市型輸送に特化したKTMコミューター がラワン ~クアラルンプール 間で運行を開始した。その後KTMコミューターは徐々に運行範囲を拡大してきている。
ウエスト・コースト線
1890年 5月6日 、カムンティン ~タイピン間の開業を皮切りに順次延伸し1918年 までに全通している。なお、ジョホール・シンガポール・コーズウェイ が建設される前はジョホール・バル からウッドランズ駅 まで鉄道連絡船 でジョホール海峡 を渡り、連絡していた。ジョホール海峡を横断する土手道 が1919年 から建設が開始され、鉄道も敷設された。同区間は、1923年 9月17日 に貨物列車が運行を開始し、旅客列車は1923年10月1日 に運行を開始した。現在、クアラルンプール近郊から北部にかけてはケダ線を含めてタイ 国境まで電化され、KTMエレクトリック・トレイン・サービス として高速電車サービスが運行されている。
イースト・コースト線
1910年 4月1日 、バル ~グマス 間の開業を皮切りに1931年 までに順次延伸し、スンガイ・コーロック支線を含んで全通している。第二次世界大戦 の際、約250kmの区間が日本軍 によって撤去された(泰緬鉄道 に転用)が、終戦後に一部区間が付け替えとなったものの全区間で再敷設された。
所有
所有は、鉄道資産公社 (略称:PAK またはRAC , マレー語:Perbadanan Aset Keretapi , 英語:Railways Asset Corporation )である。
運営
運営・運行はマレーシア鉄道公社 (略称:KTMB , マレー語:Keretapi Tanah Melayu Berhad , 英語:Malayan Railways Limited )である。
KTMBはPAKとともに1992年 にマレーシア国有鉄道 (英語:Malayan Railway Administration )から鉄道事業を受け継いで設立された会社であるが、いずれもマレーシア政府が管理する団体である。
路線
3つの本線といくつかの支線から構成されている。
西海岸タイ国境のパダン・ブサール からブキッ・ムルタジャム に至るケダ線158km、バターワース からブキッ・ムルタジャムでケダ線に合流しクアラルンプール を経てシンガポール に向かうウエスト・コースト線785kmがある。一般的には、この2本の本線はバダン・ブサールからシンガポールまで1本の本線で紹介されることが多い。
同じくタイ国境の東側海岸付近にあるトゥンパ からマレー半島中央部を走ってウエスト・コースト線にグマス で合流するイースト・コースト線528kmなどがある。
かつては基本的に単線 で非電化 だったが、近年ウエスト・コースト線を中心に複線電化工事が進められ、KTMコミューター 運行区間と、ウエスト・コースト線のバターワース 〜グマス 間、それにケダ線の全線で完了している。軌間 は1,000mm。
●:すべての区間で運行 ▲:一部の区間で運行
運行概要
旅客輸送サービスは、長距離列車を運行するKTMインターシティ 、都市間高速電車を運行するKTMエレクトリック・トレイン・サービス と、クアラルンプール 近郊で通勤電車を運行するKTMコミューター に分けられる。
KTMインターシティ
KTMインターシティは、ウエスト・コースト線タンピン駅以南及びイースト・コースト線で運行している。南部はシンガポール のウッドランズ・トレイン・チェックポイント までマレー鉄道として運行されている。以前は3つの本線全域で運行され、北部はタイ国鉄 に接続する直通列車もあった。
KTMエレクトリック・トレイン・サービス(ETS)
2010年にウエスト・コースト線の複線電化区間で開始された運行サービスで、全列車専用電車で運転されている。
KTMコミューター
KTMコミューター(マレー語 :KTM Komuter )は、長距離輸送のKTMインターシティに対してクアラルンプール近郊で近距離輸送に特化している。3ルートあり、運行区間は全線複線電化されている。また、バターワース~パダン・ルンガル、パダン・ブザール間でも運転されている。
KTMカーゴ
マレーシア国内の長距離輸送手段として、多くの貨物列車 がほぼ全線にわたって運行されている。KTMインターシティより運行本数が多い。タイ国鉄への直通列車も運行されている。
イースタン・オリエント・エクスプレス(E&O)
シンガポールからマレーシアを縦断しマレーシア国内を観光する国際観光列車で、雰囲気やサービス、食事も豪華そのものである。運営はベルモンド 社で、マレー鉄道やタイ国鉄は、路線を貸しているだけである。つまり、ベルモンド社は、日本の鉄道事業法 でいうところの第二種鉄道事業者 に相当する。
駅一覧
以下に掲げる駅の並び順は、実際の起点から終点ではなく、北から南へ並べてある。
●:すべての列車が停車
▲:一部の列車が停車
|:通過
◇:将来、延長運行または駅が開業された際に停車
ケダ線
一般的に、バダン・ブサールからウッドランズ・トレイン・チェックポイントまで1本の本線で紹介されることが多いが、実際はブキッ・ムルタジャム を挟んで南北で路線が異なる。
ケダ線の起点はブキッ・ムルタジャム駅、終点はパダン・ブサール駅である。
タイ国境から南下して来たケダ線はブキッ・ムルタジャム駅の手前で急カーブし、北西方向に向きを変えてブキッ・ムルタジャム駅に入線する。一方北西方向からは、バターワース駅からウエスト・コースト線が延びて来ており、ブキッ・ムルタジャム駅で合流する。そのため、ケダ線とウエスト・コースト線の分岐点 は、ブキッ・ムルタジャム駅のイポー方(南東側)でデルタ線になっている。ケダ線とウエスト・コースト線を直通する列車はブキッ・ムルタジャム駅のホームを経由せずに通過する。(以前は一旦バターワース駅まで入線しスイッチバック していた。)複線電化が完了している。
ウエスト・コースト線
一般的に、バダン・ブサールからシンガポールまで1本の本線で紹介されることが多いが、実際はブキッ・ムルタジャム駅を挟んで南北で路線が異なる。
ウエスト・コースト線の起点はバターワース駅、終点はウッドランズ・トレイン・チェックポイントである。
クアラルンプール駅 が手狭になったことから、2001年 4月16日 、クアラルンプール駅南方にKLセントラル駅 (KLセントラル駅)を新設、クアラルンプールのターミナル機能を移している。現在は、グマス駅 からゲダ線のタイ との国境駅であるパダン・ブサール まで電化が進み、KTMエレクトリック・トレイン・サービス (ETS)として電車も運行している。進行中の計画がいくつかある[ 2] 。
ファリム支線
1908年10月15日、イポー~トゥロノ (Teronoh ) 間がトゥロノ支線として開業した。第二次世界大戦 時に日本軍 によって撤去され(泰緬鉄道 に転用された)が終戦後も復旧されずイポー~ファリム間だけが残され、現在に至っている。
駅コード
駅名
マレー語 駅名
駅間キロ
累計キロ
インタ丨シティ
接続路線および備考
所在地
09000
イポー駅
Ipoh
-
0.00
ウエスト・コースト支線
マレーシア
ペラ州
イポー
09002
ファリム車庫
Falim Depot
2010年廃止
ファリム
バトゥ・ケーブス支線
1905年11月1日に全通。1995年にバトゥ分岐点~スントゥル間が複線電化され、KTMコミューターが運行している。貨物列車も運行している。
2010年7月29日、スントゥル~バトゥ・ケーブス間の複線電化工事が完成し一つの新駅開業とともにKTMコミューターが延長運行された。これ以前は、毎年2月初旬にバトゥ・ケーブス で行われるタイプサム (Thaipusam ) 開催期間は、スントゥル~バトゥ・ケーブス間に早朝から深夜まで多数の臨時旅客列車が運行された。なお、2010年のタイプサム開催期間中は、KTMコミューターの試験運行で旅客輸送が実施された。
ポート・クラン支線
1886年9月15日にクアラルンプール~スンガイ・クラン(パダン・ジャワ~ブキッ・バダッ間のブキッ・ケダ付近)間が開業。1899年1月1日に全通している。1995年に複線電化され、KTMコミューターが運行している。貨物列車も運行されている。
スリ・スバン支線
ノース・クラン・ストライト支線
ポートクランの北西に建設されたノース・ポート (North Port ) への貨物輸送を目的に建設された線である。
駅コード
駅名
マレー語 駅名
駅間キロ
累計キロ
インタ丨シティ
接続路線および備考
所在地
55100
ジャラン・カスタム駅
Jalan Kastam
-
0.00
ポート・クラン支線
マレーシア
セランゴール州
ポート・クラン
55400
ポート・クラン・ヤード駅
Pelabuhan Klang Yard
4.57
4.57
プラウ・インダ支線
インダ島 (Pulau Indah ) に建設されたウエスト・ポート (West Port ) への貨物輸送を目的に建設された線である。複線規格で建設されているが、敷設されているのは単線である。
ポート・ディクソン支線
ディクソン港 からスレンバン まで貨物を輸送するため、マレーシアで三番目の鉄道として1890年5月6日に開通。
1901年、ポートディクソンにシェル石油 の製油所 が操業を開始し、ポート・ディクソン支線は石油製品 の輸送で輸送量を大きく伸ばした。その後1964年にエッソ の製油所が操業を開始し、それ以来ポート・ディクソン支線は石油製品の輸送ルートとして大きく貢献した。
1997年、スレンバンーポート・ディクソン高速道路 (Seremban-Port Dickson Highway ) が開通。石油輸送は、次第に自動車 輸送へと切り替えられていった。近年の運行ダイヤ では一往復/日の設定となっていたが、運行されない日もあった。
2008年7月11日17時15分ごろ、ヌグリ・スンビラン州 ランタウ (Rantau ) 近くのプライ村 (Kampung Pulai ) でディーゼル機関車 が牽引する14両編成の液化石油ガス とディーゼル燃料 を輸送する貨物列車 のうち機関車と貨車10両が脱線 、うち3両が転覆した。それ以降、全線で運行が停止されている。
なお旅客列車 は、1970年代中期に運行を停止している。
2008年8月16日からスレンバン~ポート・ディクソン間で観光列車を運行する予定で試運転 が実施されたが、線路の改修が複数箇所必要であることが判明し、観光列車の運行は実現しなかった。
2009年2月16日、ポート・ディクソン支線の廃止予定が報道 されている。
タンジュン・プレパス支線
2002年1月21日に開業。開業以来、貨物列車のみ運行されている。
全区間単線であるが、構造物は複線仕様である。
パシール・グダン支線
当線は、貨物列車のみ運行されている。
ジョホール・バルからのシャトル・トレインの運行計画が発表されたことがあったが、運行はされていない。
イースト・コースト線
イースト・コースト線は、プランテーション の作物などを輸送することを主目的として敷設されたため、実際には海岸沿いではなく、幹線道路や大きな街と離れた、人口の少ない山間部を走る区間が多い。そのため「ジャングル・トレイン」という愛称でも呼ばれている。
なお、東海岸鉄道計画 (標準軌 )があり、路線はコタバル (クランタン州)〜ペンカランクボール (クランタン 州)〜クアンタン (パハン 州)〜クラン港 (セランゴール州)を結ぶ。
2009年 5月19日 の時刻表 によれば、クランビット〜グマス 間の普通列車の運行は行われていない。
急行 (マレー語:Ekspres , 英語:Express )
普通 (マレー語:Mel , 英語:Mail )
スンガイ・コーロック支線
現在この線は、列車が運行されていない。
ランタウ・パンジャン駅 からタイとの国境でもあるコーロック川をハーモニー橋で渡りタイ国鉄 の国境駅であるスンガイ・コーロック駅 まで線路がつながっている。しかし、ハーモニー橋のマレーシア側が2008年頃から鉄条網で封鎖されている。タイ深南部で頻発する、イスラム過激派のテロ攻撃を警戒した措置だと思われる。
脚注
閉塞方式
イースト・コースト線では閉塞 方式に、いまだにタブレット閉塞式 が使われており、腕木式信号機 も現役である。
ウエスト・コースト線ではウッドランズ・トレイン・チェックポイント ~シンガポール 間で路線廃止までタブレットが使用されて、ブキッ・ティマ駅 ではタブレットの通過授受が見られた。またシンガポール国内の踏切信号などで腕木式信号が見られた。
利用状況
輸送実績
マレー鉄道の近年の輸送実績を下表に記す。輸送量はKTMコミューターを中心に着実に増加している。
年
輸送実績(乗車人員):万人/年
貨物輸送量 万t/年
特記事項
インターシティ
コミューター
合計
2001年(平成13年)
351
2,093
2,444
415
2002年(平成14年)
344
2,258
2,602
380
2003年(平成15年)
340
2,460
2,800
461
2004年(平成16年)
370
2,738
3,108
480
2005年(平成17年)
367
3,093
3,460
408
2006年(平成18年)
379
3,497
3,876
447
2007年(平成19年)
表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年での値。
表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
収入実績
マレー鉄道の近年の収入実績を下表に記す。KTMコミューターの運賃収入が着実に増加している。
年
旅客運賃収入:万リンギット /年
貨物運輸 収入 万リンギット/年
運輸外収入 万リンギット/年
総合計 万リンギット/年
インターシティ
コミューター
合計
2001年(平成13年)
7,216
4,568
11,784
10,190
2,187
24,161
2002年(平成14年)
6,836
4,976
11,812
9,716
2,297
23,825
2003年(平成15年)
6,078
5,925
12,003
9,917
2,158
24,078
2004年(平成16年)
6,787
6,632
13,419
10,789
9,773
33,981
2005年(平成17年)
6,975
7,403
14,378
10,736
2,171
27,285
2006年(平成18年)
7,094
8,463
15,557
11,299
2,092
28,948
2007年(平成19年)
表中、収入の単位は万リンギット。数値は年での値。
表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年以降の最低値を青色で、最高値を記録した年以前の最低値を緑色で表記している。
列車番号
本線であるウエスト・コースト線とイースト・コースト線を基準に、北から南へマレー半島を下る列車は奇数 、南から北へマレー半島を上る列車は偶数 である。
ただし、ウエスト・コースト線のグマス以北とイースト・コースト線を直通する列車は、イースト・コースト線を基準に付与される(ウエスト・コースト線では、下り:偶数、上り:奇数となる)。
列車番号
種別・区間など
下り
上り
1~
2~
KTMインターシティ
イースタン・アンド・オリエント・エクスプレス を含む
101~
102~
貨物
コンテナ
201~
202~
301~
302~
セメント
401~
402~
燃料
501~
502~
石膏
601~
602~
混合
1001~
1002~
KTMインターシティ
臨時列車 臨時のイースタン・アンド・オリエント・エクスプレスを含む
2201~ 2401~
2202~ 2400~
KTMコミューター
スントゥル~ポート・クラン
2301~ 2501~
2302~ 2500~
ラワン~スレンバン
2701~
スントゥル~スレンバン
2801~
2802~
タンジュン・マリム~ラワン(電車で運行)
3801~
3802~
タンジュン・マリム~ラワン(客車で運行)
9201~
9202~
KTM ETS
9301~
9302~
イポー~KLセントラル (ETS GOLD)
9401~
9402~
イポー~KLセントラル (ETS SILVER)
9501~ 9601~
9502~ 9602~
車両
1948年にディーゼル機関車 を導入し、蒸気機関車 の置き換えを進め、1972年にはすべてがディーゼル機関車に置き換わった。旅客列車(KTMインターシティ)は、機関車が牽引する客車編成である。
過去に気動車 も導入されたが、現在は使用されていない。
なお、1995年から運行を開始したKTMコミューター用に3形式の電車がある。
機関車
入換機関車
本線機関車
1957年から導入され始め、現在までに8機種が導入され2機種が退役している。このほか、インドからの借入機 (YDM4) が使用されている。
なお、インドからの借入機を除き各機に愛称がついており、運転台横に取り付けられたナンバープレート の車号上部に表記されている。
クラスYDM4は、インド鉄道 からの借入機である。
(*1) 6333, 6352, 6375, 6377, 6423, 6428, 6535, 6542, 6543, 6546, 6561, 6614, 6619, 6635, 6648, 6657, 6663, 6665, 6675, 6685, 6697, 6699, 6701, 6702, 6704, 6723, 6725
クラス23
クラス25
クラス26
クラス29
クラスYDM4
クラス 20
「花 」
車号
愛称
備考
花名
生物分類
20101
BUNGA RAYA
ハイビスカス
アオイ科 フヨウ属
20102
BUNGA CHEMPAKA
20103
BUNGA KENANGA
イランイラン
バンレイシ科 イランイランノキ属
20104
BUNGA MELOR
ジャスミン
モクセイ科 ソケイ属
20105
BUNGA TERATAI
ハス
ハス科 ハス属
20106
BUNGA TANJUNG
20107
BUNGA KIAMBANG
水草
20108
BUNGA MELATI
ジャスミン
20104に同じ
20109
BUNGA MAWAR
バラ
バラ科 バラ属
20110
BUNGA ANGGEREK
蘭
ラン科 に属する700属以上の総称
20111
BUNGA TELANG
20112
BUNGA SIANTAN
20113
BUNGA BAKA WALI
20114
BUNGA KALA
20115
BUNGA MATA HARI
20116
BUNGA MEDAN
20117
BUNGA KEKWA
キク
キク科 キク属
20118
BUNGA PANDAN
20119
BUNGA BUTANG
20120
BUNGA TONGKING
20121
BUNGA KEMBOJA
プルメリア
キョウチクトウ科 プルメリア属
20122
BUNGA KEMUNING
ゲッキツ
20123
BUNGA KANTAN
トーチジンジャー
ショウガ科 ニコライア属
20124
BUNGA SEROJA
蓮の花
20125
BUNGA CHINTA BERAHI
20126
BUNGA PUTRI MALU
オジギソウ
クラス 21
100番台
「川 」
車号
愛称
備考
21101
SUNGAI KELANTAN
クランタン川
21102
SUNGAI TERENGGANU
トゥレンガヌ川
21103
SUNGAI DUNGUN
ドゥングン川
21104
SUNGAI BESUT
ブスッ川
21105
SUNGAI KEMAMAN
クママン川
21106
SUNGAI PAHANG
パハン川
21107
SUNGAI JOHOR
ジョホール川
21108
SUNGAI ENDAU
エンダウ川
21109
SUNGAI MUAR
ムアル川
21110
SUNGAI LINGGI
リンギ川
21111
SUNGAI LUKUT
ルクッ川
21112
SUNGAI SELANGOR
スランゴール川
21113
SUNGAI PERAK
ペラ川
21114
SUNGAI KRIAN
クリアン川
21115
SUNGAI KEDAH
クダ川
200番台
「川 」
車号
愛称
備考
21201
SUNGAI GALAS
ガラス川
21202
SUNGAI NENGGIRI
ヌンギリ川
21203
SUNGAI JELAI
ジュライ川
21204
SUNGAI BERNAM
ブルナム川
21205
SUNGAI MELAKA
ムラカ川
21206
SUNGAI BATU PAHAT
バトゥ・パハッ川
21207
SUNGAI KESANG
クサン川
21208
SUNGAI ROMPIN
ロンピン川
21209
SUNGAI PONTIAN
ポンティアン川
21210
SUNGAI KELANG
クラン川
クラス 22
「町」
クラス 23
「標語 」(当初は「歴史的人物」の名前であったが、クラス 24登場前に「標語」に変更された。)
クラス 24
「マレーシアの歴史的人物」
本型機は日本通運 がチャーターして運行される国際コンテナ列車、「NIPPON EXPRESS」を牽引してタイのバンコクまで姿を見せる。
クラス 25
100番台
「島 」
200番台
「宝石 」
クラス 26
「岬 」
クラス 29
「木 」
電車
KTMコミューター用
KTMコミューターには専用の電車が在籍している。
編成番号の EMU は、英語 で電車 を意味する Electric multiple unit の略称である。
クラス 81
編成番号
車両番号
1号車
2号車
3号車
EMU 01
C8101
T8101
C8102
EMU 02
C8103
T8102
C8104
EMU 03
C8105
T8103
C8106
EMU 04
C8107
T8104
C8108
EMU 05
C8109
T8105
C8110
EMU 06
C8111
T8106
C8112
EMU 07
C8113
T8107
C8114
EMU 08
C8115
T8108
C8116
EMU 09
C8117
T8109
C8118
EMU 10
C8119
T8110
C8120
EMU 11
C8121
T8111
C8122
EMU 12
C8123
T8112
C8124
EMU 13
C8125
T8113
C8126
EMU 14
C8127
T8114
C8128
EMU 15
C8129
T8115
C8130
EMU 16
C8131
T8116
C8132
EMU 17
C8133
T8117
C8134
EMU 18
C8135
T8118
C8136
クラス 82
編成番号
車両番号
1号車
2号車
3号車
EMU 41
C8201
T8201
C8202
EMU 42
C8203
T8202
C8204
EMU 43
C8205
T8203
C8206
EMU 44
C8207
T8204
C8208
EMU 45
C8209
T8205
C8210
EMU 46
C8211
T8206
C8212
EMU 47
C8213
T8207
C8214
EMU 48
C8215
T8208
C8216
EMU 49
C8217
T8209
C8218
EMU 50
C8219
T8210
C8220
EMU 51
C8221
T8211
C8222
EMU 52
C8223
T8212
C8224
EMU 53
C8225
T8213
C8226
EMU 54
C8227
T8214
C8228
EMU 55
C8229
T8215
C8230
EMU 56
C8231
T8216
C8232
EMU 57
C8233
T8217
C8234
EMU 58
C8235
T8218
C8236
EMU 59
C8237
T8219
C8238
EMU 60
C8239
T8220
C8240
EMU 61
C8241
T8221
C8242
EMU 62
C8243
T8222
C8244
クラス 83
編成番号
車両番号
1号車
2号車
3号車
EMU 19
C8301
T8301
C8302
EMU 20
C8303
T8302
C8304
EMU 21
C8305
T8303
C8306
EMU 22
C8307
T8304
C8308
EMU 23
C8309
T8305
C8310
EMU 24
C8311
T8306
C8312
EMU 25
C8313
T8307
C8314
EMU 26
C8315
T8308
C8316
EMU 27
C8317
T8309
C8318
EMU 28
C8319
T8310
C8320
EMU 29
C8321
T8311
C8322
EMU 30
C8323
T8312
C8324
EMU 31
C8325
T8313
C8326
EMU 32
C8327
T8314
C8328
EMU 33
C8329
T8315
C8330
EMU 34
C8331
T8316
C8332
EMU 35
C8333
T8317
C8334
EMU 36
C8335
T8318
C8336
EMU 37
C8337
T8319
C8338
EMU 38
C8339
T8320
C8340
EMU 39
C8341
T8321
C8342
EMU 40
C8343
T8322
C8344
クラス 92
KTM ETS用
イポー〜ラワン間の電化複線化工事の完成にともない、6両編成30両の電車を新造、2010年8月12日からイポー〜KLセントラル〜スレンバン間で、KTM ETS (Electric Train Service) という新サービスとして運行を開始した。
2010年10月13日からは、KTMコミューター の朝晩各1往復、"6-Cars Komuter"にも使用されている。
編成番号の ETS は、 Electric Train Service の略称である。
なお、この電車は丸紅 が受注し、車両は現代ロテム 、電装は三菱電機 が製造を担当した。
クラス
編成数
編成番号
編成
導入年
製造
製造国
製造会社
クラス 91
5
ETS 01〜ETS 05
6両固定
2009
大韓民国 ・日本
現代ロテム ・三菱電機
クラス 91
編成番号
車両番号
1号車
2号車
3号車
4号車
5号車
6号車
ETS 01
C9101
T9101
M9101
M9102
T9102
C9102
ETS 02
C9103
T9103
M9103
M9104
T9104
C9104
ETS 03
C9105
T9105
M9105
M9106
T9106
C9106
ETS 04
C9107
T9107
M9107
M9108
T9108
C9108
ETS 05
C9109
T9109
M9109
M9110
T9110
C9110
客車
1950年代 まではかつての宗主国であったイギリス製の車両が導入されていたが、1960年代 にはオーストラリア製かつステンレス車体の車両、1970年代 には日本 および大韓民国 で製造された車両が導入された。日本および大韓民国で製造された車両には、日本国鉄10系客車 で実践の軽量化技術がふんだんに採り入れられている。1980年代 以降も大韓民国製の車両が導入され、1990年代 には同じく大韓民国製ながらステンレス車体の車両も登場。2000年代 からはインドネシア製の車両やインド製の車両が導入される傍ら、マレーシア国内の鉄道車両メーカーによって製造された車両の導入も開始されている。
そのような状況のなか、JR西日本 より14系客車 が7両、24系客車 が1両、JR九州 より14系客車が6両譲渡された。これらは、東海岸線の慢性的な車両不足を補うことを目的としており、軌間変更等の工事及び外部塗装を一部変更のうえ、マラヤン・タイガー・トレインとして2012年 2月1日 より運行を開始した[ 3] 。
マレー鉄道車番
日本時代の車番
備考
BSC2002
スハフ14 11
元JR西日本
BSC2003
オハフ15 23
元JR西日本
BSC2005
オハ14 257
元JR西日本
BDNF1101
オロネ15 3001
元JR九州
BDNF1102
オハネ15 2004
元JR九州
BDNS2701
オハネ15 1102
元JR九州
BDNS2702
オハネ15 1246
元JR九州
BDNS2705
スハネフ14 6
元JR九州
貨車
貨車 は、ボギー車 が中心となっている。
なお、車種の略称が形式になっている。
形式
日本語名
英語名
BBC
タンク車 (セメント )
Bogie Bulk Cement
BBS
Bogie Bulk Sugar
BCF
コンテナ車
Bogie Container Flat
BCG
有蓋車
Bogie Covered Goods
BCK
Bogie Cattle Truck
BCP
Bogie Covered Parcel
BCT
Bogie Car Truck
BCW
Bogie Cistern Wagon
BEB
ホッパ車 (バラスト )
Bogie Engineering Ballast
BFL
無蓋車
Bogie Flat Low Sides
BFW
Bogie Flat Wagon
BGB
Bogie Guard Brake Van
BHB
Bogie Horse Box
BHS
Bogie High Side Wagon
BHT
Bogie Horse Truck
BHW
Bogie Hopper Wagon
BIV
Bogie Insulated Van
BLC
Bogie Log and Container
BLS
Bogie Low Side Wagon
BLT
Bogie Loco Tools Van
BLW
長物車 (木材 )
Bogie Log Wagons
BMV
Bogie Motor Van
BPV
Bogie Parcel Van
BPW
Bogie Pallet Wagon
BRF
Bogie Refrigerated Flat
BRW
Bogie Rail Wagon
BTA
Bogie Tank Ammonia Wagon
BTO
Bogie Tank Oil Wagon
BTP
Bogie Tank Palm Wagon
BTU
Bogie Tank Urea
BTW
タンク車 (水 )
Bogie Tank Water
BWW
Bogie Well Water
出典
^ 登録上の会社の所在地はオーストリア 。
^ 登録上は、当時同工場を保有していた上記オーストリアのイェンバッハ・トランスポート・システムの名義となっている。また、同時にイギリスの企業・ハンスレットの関連工場でもあったことから、イギリス国鉄の電車と類似した外観を持つ。
^ 斎藤幹雄 「マラヤン・タイガー・トレインが運転開始」『鉄道ピクトリアル』2012年7月号、電気車研究会、p.119
関連項目
外部リンク
▲ 印は、建設中・計画中の路線 概要 MRT
LRT その他
国際路線
車両
企業