ドン・エイリー (英語 : Donald Smith "Don" Airey 、1948年 6月21日 - )は、イギリス ・タインアンドウィア州 、 サンダーランド 出身のミュージシャン 。
作曲 、編曲 の他、キーボード を担当。数多くのバンドやプロジェクトに参加している。熱心なサンダーランドAFC のサポーター。エアエイ、エイレイなど呼び方がある。身長180cm。
略歴
駆使している鍵盤機材 (2013年)
幼い頃からクラシック ・ピアノ を学び、ノッティンガム大学 を経て英国王立ノーザン音楽大学 で学位を取得卒業する。1972年 にプロフェッショナルな音楽活動を開始し、コージー・パウエルズ・ハマーの「Na Na Na 」(1974年 )でレコーディング・デビューする。
1976年 から1978年 にかけて、ゲイリー・ムーア らと共にジャズ・ロック ・バンド、コロシアムII で活動。セッション・プレイヤーとしても活動しブラック・サバス のアルバム『ネヴァー・セイ・ダイ 』(1978年)の録音に参加した後、1979年 にリッチー・ブラックモア のグループ、レインボー に加入。『ダウン・トゥ・アース 』(1979年)、『アイ・サレンダー 』(1981年)のアルバム2枚の録音を残す。収録曲「Difficult To Cure」はベートーヴェン の「交響曲第9番 」をアレンジした曲でグループのカラーに貢献した。しかし、コージー・パウエル の後任のドラマー、ボビー・ロンディネリとはウマが合わず、やがて方向性の違いから、『アイ・サレンダー』のアルバム・ツアー終了後に脱退した。
脱退後、オジー・オズボーン とゲイリー・ムーアのレコーディングやツアー・メンバーとしてキャリアを成す。1987年 にはジェスロ・タル の公式メンバーとなり、ヨーロッパ及びアメリカ・ツアーに参加するが、1988年 1月には脱退してソロ・アルバム『K2—栄光と悲劇の物語— 』の制作に入る[ 1] 。1980年代からはほぼスタジオ・ミュージシャン、編曲者 として主にハード・ロック /ヘヴィメタル のアーティストのレコーディングで活躍。1997年ユーロビジョン・ソング・コンテスト の英国代表であるカトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス のEBU 1997 出展作品Love Shine a Light の編曲とオーケストラ の指揮 を担当、英国に優勝をもたらしている。
仕事が散発的になっていた時代を経て、ウリ・ジョン・ロート のライブやレコーディングに参加。その後、2002年 にはディープ・パープル にジョン・ロード の後任として加入し、活動を続けている[ 2] 。
トリヴィア
1982年3月19日、ランディ・ローズ が飛行機事故による墜落死したこの日、奇しくもドンはセスナに乗る順番がランディより先だった為間一髪墜落死を免れた。
ディスコグラフィ
ソロ・アルバム
『K2—栄光と悲劇の物語— 』 - K2: Tales of Triumph and Tragedy (1988年)
Light in the Sky (2008年)
All Out (2011年)
『キード・アップ』 - Keyed Up (2014年)
『ワン・オブ・ア・カインド 』 - One of a Kind (2018年)
コロシアムII
『ストレンジ・ニュー・フレッシュ』 - Strange New Flesh (1976年)
『エレクトリック・サヴェイジ』 - Electric Savage (1977年)
『ウォーダンス』 - War Dance (1977年)
コージー・パウエル
『オーヴァー・ザ・トップ』 - Over the Top (1979年)
『サンダーストーム 』 - Tilt (1981年)
『オクトパス 』 - Octopuss (1983年)
レインボー
マイケル・シェンカー
『神 (帰ってきたフライング・アロウ) 』 - The Michael Schenker Group (1980年)
『イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー』 - In the Midst of Beauty (2008年)
『テンプル・オブ・ロック 』 - Temple of Rock (2011年)
オジー・オズボーン
ゲイリー・ムーア
ウリ・ジョン・ロート
『トランセンデンタル・スカイ・ギター〜天上の至楽』 - Transcendental Sky Guitar (2000年)
『レジェンズ・オブ・ロック〜ライヴ・アット・キャッスル・ドニントン』 - Legends of Rock Live at Castle Donington (2002年)
『メタモルフォシス〜天界の旅 』 - Metamorphosis (2003年)
ディープ・パープル
『バナナズ』 - Bananas (2003年)
『ラプチャー・オブ・ザ・ディープ』 - Rapture of the Deep (2005年)
『ナウ・ホワット?! 』 - Now What?! (2013年)
『インフィニット 』 - Infinite (2017年)
『ウーッシュ! 』 - Whoosh! (2020年)
『ターニング・トゥ・クライム 』 - Turning to Crime (2021年)
その他の参加作品
「A TOUCH OF EVIL」にキーボードで参加。体調不良でレコーディングに参加出来なかった同バンドのベーシスト であるイアン・ヒル の替わりに、全ての曲をミニモーグ によるシンセベース で演奏した。なお、クレジットには表記されておらず、この事実が明らかになったのは、発売から30年後の2020年である[ 3] 。
グラハム・ボネット : 『ヒア・カムズ・ザ・ナイト』 - Here Comes the Night (1994年)
リヴィング・ラウド: 『リヴィング・ラウド』 - Living Loud (2003年)
関連項目
脚注
外部リンク
現メンバー 旧メンバー 旧ツアー・メンバー スタジオ・アルバム ライヴ・アルバム コンピレーション・アルバム 主な楽曲 関連バンド 関連項目
カテゴリ
現メンバー 旧メンバー
スタジオ・アルバム ミニ・アルバム ライヴ・アルバム コンピレーション・アルバム 関連バンド 関連項目
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オジー・オズボーン - ザック・ワイルド - ロブ・"ブラスコ"・ニコルソン - トミー・クルフェトス - アダム・ウェイクマン スタジオ・アルバム カヴァー・アルバム ライヴ・アルバム コンピレーション・アルバム
BEST OF OZZ - Ten Commandments - グレイテスト・ヒッツ〜オズマン・コメス〜 - エッセンシャル・オジー・オズボーン - プリンス・オブ・ダークネス
旧バンド・メンバー
関連項目
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