ニンジャ1000(Ninja1000)はカワサキモータースが製造しているニンジャシリーズのオートバイである。車名は日本・北米・東南アジアではNinja1000、欧州ではZ1000SX(ゼット1000エスエックス)として販売されていたが、2020年モデルからNinja1000SXとして統一される見込みである。本項ではニンジャ1000として記述する。
2011年モデル(初代)
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画像とスペック表は初代モデル |
基本情報 |
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排気量クラス |
大型自動二輪車 |
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メーカー |
カワサキ |
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車体型式 |
ZX1000GBF |
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エンジン |
1043 cm3 |
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内径×行程 / 圧縮比 |
77.0 mm × 56.0 mm / 11.8:1 |
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最高出力 |
138ps/9,000rpm |
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最大トルク |
11.2kgm/7,800rpm |
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車両重量 |
228 kg |
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詳細情報 |
製造国 | 日本 |
製造期間 | 2011年-2013年 |
タイプ | スポーツツアラー |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | |
全長×全幅×全高 | 2105 mm × 790 mm × 1170 mm |
ホイールベース | 1445 mm |
最低地上高 | 135 mm |
シート高 | 820 mm |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
始動方式 | セルフスターター |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーン |
変速機 | 常時噛み合い式6速リターン |
サスペンション | 前 | テレスコピック式 | 後 | スイングアーム式 |
キャスター / トレール | 24.5° / 102 mm |
ブレーキ | 前 | ダブルディスク | 後 | シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17 | 後 | 190/50ZR17 |
最高速度 | |
乗車定員 | 2人 |
燃料タンク容量 | 19 L |
燃費 | |
カラーバリエーション | |
本体価格 | |
備考 | スペックは2011年日本国外仕様 |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | |
同クラスの車 | |
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ニンジャ1000は、2011年に発売された。Z1000をベースとさせながらフルフェアリングを持ちSSとツアラーの機能を持たせたオートバイである。カワサキは、全てのオートバイのジャンルに満足できなかったライダーへの新カテゴリーとしている[2]。
エンジン、フレーム、足回りはZ1000と共通、フェアリングには角度調整式のウインドウスクリーンを採用。Z1000SXの車名で販売される欧州モデルでは、パニアケースを標準装備したZ1000SX Tourerと、トップボックスを標準装備したZ1000SX Cityが用意される。
2012年モデル、2013年モデルはカラーリングパターンが変更・追加された。エンジンスペックなどは変更はない。
2014年モデル(2代目)
2代目にあたる2014年モデルでは小変更が行われた。マフラーをはじめとした外装の一部が変更された他、3段階のトラクションコントロール、取付方法が簡略化されエンジンキーで開閉可能な専用パニアケース、工具なしでプリロード調節が可能なリアサスペンションなど様々な変更が加えられている[3]。
2015年モデルはカラーリングの変更のみ行われた。
2015年に2016年モデルが発表され、アシスト&スリッパ―クラッチが新採用された[4]。
2017年モデル(3代目)
Ninja1000ABS |
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基本情報 |
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排気量クラス |
大型自動二輪車 |
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メーカー |
カワサキ |
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車体型式 |
ZX1000WHF |
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エンジン |
1,043 cm3 4ストローク 水冷並列4気筒DOHC |
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内径×行程 / 圧縮比 |
77.0 mm × 56.0 mm / 11.8:1 |
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最高出力 |
104kW(141PS)/10,000rpm |
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最大トルク |
111N・m(11.3kgf・m)/7,300rpm |
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車両重量 |
235 kg |
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詳細情報 |
製造国 | |
製造期間 | 2017年-2019年 |
タイプ | |
設計統括 | |
デザイン | |
フレーム | |
全長×全幅×全高 | 2,100 mm × 790 mm × 1,185 mm |
ホイールベース | 1,440 mm |
最低地上高 | 130 mm |
シート高 | 815 mm |
燃料供給装置 | 燃料噴射装置 |
始動方式 | セルフ式 |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
駆動方式 | チェーン式 |
変速機 | |
サスペンション | 前 | テレスコピック式(倒立) | 後 | スイングアーム式 |
キャスター / トレール | 24.5° / 102 mm |
ブレーキ | 前 | ダブルディスク | 後 | シングルディスク |
タイヤサイズ | 前 | 120/70 ZR17M/C 58W | 後 | 190/50 ZR17M/C 73W |
最高速度 | |
乗車定員 | 2人 |
燃料タンク容量 | 19 L |
燃費 | |
カラーバリエーション | |
本体価格 | |
備考 | |
先代 | |
後継 | |
姉妹車 / OEM | |
同クラスの車 | |
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2016年に、フルモデルチェンジされた2017年モデルが発表された[5]。ヘッドライトにLEDヘッドライトを新採用。これにより前モデルまではロービームは片目点灯だったが、ロー・ハイビームともに両目点灯となった。ウインカーは張り出しがなくなり、カウルと一体化したデザインとなった。同年3月15日より日本国内仕様として Ninja 1000 ABS が発表された。
2017年に2018年モデルが発表され、日本では2017年9月1日から販売された。2018年以降のカワサキ車からは車名にABSは付かなくなりNinja 1000となる[6][7]。
2018年に2019年モデルが発表された。カラーリングの変更。タコメーターの針先が赤色に変更、スピードメーターが白黒反転に変更されメーター視認性の向上がされる。(カタログには掲載されてないが販売店などにはメーカーから通知が写真付きで来ている。)
2020年モデル(4代目)
カワサキは2019年に開催されたEICMAにて4代目にあたる2020年モデルであるニンジャ1000SXを発表した。前述のとおりニンジャ1000SXとして統一された。スポーツ+ツアラーのコンセプトは踏襲。見た目上の違いは、前モデルまではマフラーは左右出しだったが、4代目は右片側のみとなった。これにより車両の軽量化に貢献している。メーターパネルはフルカラー液晶パネルを搭載。すべての灯火類はLEDを採用。電子制御関連では、ライディングモード、クイックシフター、クルーズコントロール、電子制御スロットルなどが初採用された。ニンジャ1000SXにはパニアケースを標準装備したニンジャ1000SXツアラーも用意される。日本では2020年夏頃発売予定であったが、2020年4月4日に発売開始となった。
脚注
- ^ 「新しいカワサキ」『RIDERS CLUB』第34巻第2号、エイ出版社、東京都、2011年2月号(2010年12月27日発行)、22-27頁。
- ^ BikeBros.「カワサキ、海外向け新型スポーツモデル「Ninja1000」を発表」
- ^ [Ninja 1000/Z1000 SX/ABS]2014年モデル発表! 3モードKTRCなど最新技術も搭載川崎壱番
- ^ [Ninja 1000/Z1000SX/ABS]2016年モデル登場。アシスト&スリッパークラッチを新搭載川崎壱番
- ^ [Ninja 1000/Z1000SX/ABS]さらなる高みを目指して進化した2017年モデルが登場川崎壱番
- ^ 2018年モデル モデル表記変更に関するご案内 - カワサキモータースジャパン・2017年6月29日(ABS装備が義務化されるため)
- ^ [Ninja 1000]新カラーを採用した2018年モデルが9月1日より販売開始川崎壱番
関連項目
外部リンク
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50 - 125 cc | | |
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126 - 250 cc | |
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251 - 400 cc | |
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401 - 750 cc | |
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751 cc - | |
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競技車両 | |
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