オールウェイズドリーミング(英:Always Dreaming[1])は、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2017年のケンタッキーダービー(GI)、フロリダダービー(GI)。
現役時代
2015年9月のキーンランド・イヤリング・セールで馬主エージェントのスティーブ・ヤングによって35万ドルで落札され、Brooklyn Boyz Stablesらの共同所有馬となる[4]。翌2016年7月にデビューするも、2歳時は2戦して3着、2着と初勝利を挙げられないまま休養に入る[3]。
2017年1月、3戦目で2着に11馬身半の差つけて初勝利を挙げると、アローワンス競走、フロリダダービーといずれも圧勝を重ね、クラシックの最有力候補に躍り出る。フロリダダービーでの勝ち時計1:47.47は1978年のアリダー以降では同レースの最速となる好時計であった[5]。1番人気に支持されたケンタッキーダービーでは2着ルッキンアットリーに2馬身3/4差をつける完勝で世代の頂点に立ち、2012年の同レースでアイルハヴアナザーの2着に敗れた父ボーディマイスターの雪辱を果たした[6]。
しかし、二冠制覇を目指して出走したプリークネスステークスでは大本命と目されながら8着と大敗を喫する。敗因はケンタッキーダービーでの激走による疲労とされ[7]、ベルモントステークスは回避してジムダンディステークスからトラヴァーズステークスというローテーションが組まれたが、それぞれ5頭立ての3着、12頭立ての9着と精彩を欠いた[3]。体調不良のため、秋のレースには出走しなかった[8]。
2018年も現役を続行。しかし、春にGIIを2戦しながら全く良いところを見せることができず、休養に入る。同年9月、現役引退が発表された。引退にあたって、調教師のトッド・プレッチャーは、「私が今まで手がけた馬の中でも最も優れた運動神経を持った馬の1頭だった。その流れるような動きはまるで豹のようだったよ」とコメントした[4]。
競走成績
以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。
出走日 |
競馬場 |
競走名 |
格 |
距離 |
着順 |
騎手 |
着差 |
1着(2着)馬
|
2016.07.01 |
ベルモントパーク |
未勝利 |
|
ダ5.5f
|
3着 |
I.オルティスJr. |
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Jewel Heist
|
0000.08.20 |
サラトガ |
未勝利 |
|
ダ6f
|
2着 |
J.ブラボー |
クビ |
Blame Will
|
2017.01.25 |
タンパベイダウンズ |
未勝利 |
|
ダ8f40y
|
1着 |
J.ヴェラスケス |
11馬身1/2 |
(Watch Your Words)
|
0000.03.04 |
ガルフストリームパーク |
アローワンス・オプショナルクレーミング |
|
ダ9f
|
1着 |
J.ヴェラスケス |
4馬身 |
(Charlie the Greek)
|
0000.11.05 |
ガルフストリームパーク |
フロリダダービー |
G1 |
ダ9f
|
1着 |
J.ヴェラスケス |
5馬身 |
(State of Honor)
|
0000.05.06 |
チャーチルダウンズ |
ケンタッキーダービー |
G1 |
ダ10f
|
1着 |
J.ヴェラスケス |
2馬身3/4 |
(Lookin At Lee)
|
0000.05.20 |
ピムリコ |
プリークネスステークス |
G1 |
ダ9.5f
|
8着 |
J.ヴェラスケス |
|
Cloud Computing
|
0000.07.29 |
サラトガ |
ジムダンディステークス |
G2 |
ダ9f
|
3着 |
J.ヴェラスケス |
|
Good Samaritan
|
0000.08.26 |
サラトガ |
トラヴァーズステークス |
G1 |
ダ10f
|
9着 |
J.ヴェラスケス |
|
West Coast
|
2018.03.31 |
ガルフストリームパーク |
ハーデカーマイルステークス |
G2 |
ダ8f
|
2着 |
J.ヴェラスケス |
3馬身 |
Conquset Big E
|
0000.05.04 |
チャーチルダウンズ |
アリシーバステークス |
G2 |
ダ8.5f
|
5着 |
J.ヴェラスケス |
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Backyard Heaven
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種牡馬時代
2019年からウィンスターファームで種牡馬入りする。ケンタッキーダービー以後の成績不振が響き、初年度の種付け料は同レース勝ち馬としては安価な2万5000ドルに設定された[4]。
2024年12月10日、オクラホマ州のリバーオークスファームで疝痛により死去。10歳没[9]。
主な産駒
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク