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この項目では、ギリシア神話の人物について説明しています。自然哲学者については「アナクサゴラス」をご覧ください。 |
アナクサゴラース(古希: Ἀναξαγόρας, Anaxagorās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアナクサゴラスとも表記される。アルゴス王メガペンテースの子で、イーピアネイラと兄弟[1][2]、あるいはメガペンテースの子アルゲイオスの子[3]。アレクトールの父で、イーピス、カパネウスの祖父。アナクサゴリダイの祖[4]。
一説にプロイトスの時代に起きたとされるアルゴスの女たちの狂気は、アナクサゴラースの時代に起きたとされ[3][1]、アナクサゴラースは狂気を治療したメラムプースに国土の3分の2と、イーピアネイラを妻として与えたという[5]。アナクサゴリダイは子のアレクトールの後、カパネウス、キュララベースと続き、メラムプースの子孫のアムピロコスがトロイア戦争後に異国に移住したため、キュララベースの時代に全アルゴスを支配した[4]。
系図
脚注
- ^ a b シケリアのディオドロス、4巻68・4。
- ^ シケリアのディオドロス、4巻68・5。
- ^ a b パウサニアス、2巻18・4。
- ^ a b パウサニアス、2巻18・5。
- ^ シケリアのディオドロス、4巻68・4-68・5。
参考文献