ななめ45°(ななめよんじゅうごど)は、ホリプロコムに所属する日本のお笑いトリオ。2000年結成。
トリオ名の由来は、45度はボールが一番よく飛んで打球が伸びる角度なので芸能界でも伸びるようにという思いから[1]。略称「ななめ」。
メンバー
芸風
- 主にコントで、岡安の車掌・駅員のまねを活かしたネタが代表的[2]。2005年4月に起こったJR福知山線脱線事故後、一時期車掌のまねは自粛していた。
- 上記の「車掌コント」以外で代表的なネタとして「三角関係シリーズ」がある。内容は土谷演じる様々な職業で働く男と下池演じる客が仲良く話している最中、以前まで下池を「客」として接していた岡安演じる土谷と同じ境遇で働く男が割り込んできて恋愛の如く泥沼の三角関係に発展していくコント。色恋沙汰の諍いでよく聞かれるような言葉を、演じる職業の中で使われる用語と絡めて巧い事を言っていくというのが基本的な流れである。「電気屋と客」「担任とその生徒と生徒の家庭教師」「シェフと店主」などのシリーズがある。
- ネタの最後に必ず土谷が「はい、ななめ45°」と両手を45°くらい傾けて上げるジェスチャーをして締める。片方の手を「4」、もう片方の手を「5」にしている[2]。
- ネタ作りは岡安と土谷が担当[14]。トリオという点を活かすことを考えながらネタ作りを心がけている。
逸話
- 3人とも埼玉県出身だが土谷と岡安は小・中学校の同級生で、土谷と下池は高校の同級生である[2]。岡安と下池は接点がなかった。
- 土谷が岡安に『お笑いやろうぜ!』と持ちかける。持ちかけた土谷と承諾した岡安は、当初2人でコンビを組む予定であったが、それを土谷が下池に話したところ『俺もやりたい』と言い出して現在のトリオとなった。
- デビュー前は3人ともニートに近いフリーターであった[15]。
- 上記の通り車掌・駅員ネタを封印していた期間があった。2006年に入ると『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)などで車掌キャラを徐々に再開するようになったが、何故か『爆笑オンエアバトル』(NHK総合)では2007年末まで車掌・駅員ネタを行わなかった[16][17]。
- 単独ライブ「TRIO DE CARNIVAL!」は、初開催となった2005年から毎年海の日に開催している。
- 2009年6月12日放送の『金曜サプライズ』(日本テレビ)で行われたネタバトル企画『N-1グランプリ』にて出場した9組の中から優勝、賞金30万円を獲得。
- 2010年12月6日配信の『バナナムーンGOLD』では自分たちがトリオということもあり、ジューシーズ(現在はサルゴリラ)・ジャングルポケット・鬼ヶ島など他のトリオは気になっているという。特にトリオでしかできない新しい設定ができたりすることに注目してしまうとのこと。
- 2011年1月、永沢たかし(磁石)が結成した芸歴10年前後の吹きだまり芸人によるユニット「FKD48」に加入。岡安が可愛い担当で担当カラーは藍色、土谷が熱血担当で担当カラーは黄土色、下池が天然担当で担当カラーは群青色となっている[18]。
賞レース
- 2008年 キングオブコント 2回戦進出
- 2009年 キングオブコント 準決勝進出
- 2010年 キングオブコント 準決勝進出
- 2011年 キングオブコント 準決勝進出
- 2012年 キングオブコント 準決勝進出
- 2013年 キングオブコント 準決勝進出
- 2013年 歌ネタ王決定戦 ファーストステージ3位・ファイナルステージ2位
- 2014年 キングオブコント 準決勝進出
- 2015年 キングオブコント 準決勝進出
- 2016年 キングオブコント 準決勝進出
- 2017年 キングオブコント 準々決勝進出
- 2018年 キングオブコント 準決勝進出
- 2019年 キングオブコント 準々決勝進出
- 2020年 キングオブコント 準々決勝進出
- 2023年 第2回G-1グランプリ 決勝進出
出演
テレビ番組
- キャラ☆キング(2008年10月 - 、TOKYO MX・テレビ神奈川・京都放送・山陰放送・テレ朝チャンネル)
- 爆笑オンエアバトル(NHK総合)戦績14勝7敗 最高517KB
- 2003年度(0勝1敗)
- 2004年度(3勝0敗)
- 第7回チャンピオン大会 セミファイナルAブロック10位
- 2005年度(2勝3敗)
- 2006年度(0勝2敗)
- 2007年度(4勝0敗)
- 第10回チャンピオン大会 セミファイナルAブロック9位
- 2008年度(4勝1敗)
- 第11回チャンピオン大会 セミファイナルAブロック5位・ファイナル6位
- 2009年度(1勝0敗)
- オンバトPREMIUM(2009年7月24日)
- オンバト+(NHK総合)戦績6勝1敗 最高501KB
- 2010年度(4勝0敗)
- 第1回チャンピオン大会 ファーストステージ3位・ファイナルステージ3位
- 2011年度(2勝1敗)
- 爆笑オンエアバトルでは初挑戦はオフエアだったが、2回目の挑戦となる2004年5月1日放送回で405KBとなり初オンエアを獲得。次の挑戦回である同年10月2日放送回で517KBを記録して初のトップ通過を果たした。その後出場中期では調子を落とし、連敗を経験するなど苦戦したが2007年5月4日放送回で485KBでトップ通過を果たし連敗を脱出、その後は再び調子を取り戻す。後継番組のオンバト+では初挑戦から無傷の6連勝を記録し好調だったが、2012年3月24日放送回で初のオフエアを記録。以降は番組に出場していない。
- エンタの神様(日本テレビ)キャッチコピーは「右肩上がりのグラフィティ」
- タモリ倶楽部(テレビ朝日)
- 笑いの金メダルjr. くりぃむ杯(テレビ朝日)
- お笑いDynamite!(TBSテレビ)キャッチコピーは「今日は電気屋コント」→「お笑い鉄道スリーナイン」
- 新春ゴールデンピンクカーペット(フジテレビ)キャッチコピーは「直角の真ん中」
- 爆笑レッドカーペット(フジテレビ)キャッチコピーは「発車します ご乗車下さい」→「笑いを生み出す三角関係」
- 2008年5月28日の放送で、レッドカーペット賞受賞。
- 2008年8月9日の放送でゴールドラッシュ3週目をクリアしてイロモネア出場権を獲得。
テレビドラマ
ラジオ
映画
- 探検隊の栄光(2015年10月16日公開、東宝) - 現地通訳・マゼラン 役(岡安)
- 愛のくだらない(2021年8月27日公開、「愛のくだらない」製作チーム) - 萩原慶 役(岡安)
Web番組
舞台
- ヨミガエラセ屋(2016年) - ジョン唐島 役(岡安)
- 太陽にほえたら…(2023年) - 岡安[21]
DVD
- 「TRIO DE CARNIVAL!」(2005年10月19日)
- 「TRIO DE CARNIVAL! 〜セカンド・インパクト〜」(2007年4月27日)
- 「TRIO DE CARNIVAL! 〜サード・アタック〜」(2007年12月5日)
- 「トリオ・デ・カーニバル ACTION STATIONS!」(2008年12月17日)
- 「トリオ・デ・カーニバル Mr.BINGO」(2009年12月2日)
脚注
- ^ エフエム富士 ななめ45°プロフィール Archived 2017年2月22日, at the Wayback Machine.
- ^ a b c d e f g h i j k “いじめ撲滅キャンペーン動画メッセージ ななめ45°”. 埼玉県公式サイト. 2016年2月22日閲覧。
- ^ ななめ45°オカヤスのプロフィール(Ameba)(2017年2月22日閲覧)
- ^ a b c #外部リンク掲載の「プロフィール(コムに入る前のホリプロ時代のもの)」参照
- ^ “3/15(金)24時からは渋谷ヒカリエ 朝まで相直前夜祭!”. 渋谷ヒカリエ (2013年3月15日). 2016年2月22日閲覧。
- ^ “江戸むらさき野村、ななめ45°岡安、たんぽぽ川村が新劇団発足”. お笑いナタリー (2011年9月1日). 2016年2月22日閲覧。
- ^ “ななめ45°岡安が木本夕貴と結婚、青春18きっぷ使って両親に挨拶”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2017年9月11日). https://natalie.mu/owarai/news/248248 2020年12月16日閲覧。
- ^ “ななめ45°岡安章介、下咽頭がん公表 治療に専念「絶対に治して戻ってきます」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年12月16日). https://www.oricon.co.jp/news/2179441/full/ 2020年12月16日閲覧。
- ^ “ななめ45°の岡安章介と元SDN48の木本夕貴が離婚「長い時間をかけて話し合いをし、別々の道を歩むことにしました」”. サンスポ (産経デジタル). (2024年1月11日). https://www.sanspo.com/article/20240111-CDUOP73ISJARRHYLJUNLAK5GHI/ 2024年1月13日閲覧。
- ^ “2014年6月19日放送 13:00 - 13:30 フジテレビ ライオンのごきげんよう”. ワイヤーアクション (2014年6月19日). 2016年2月22日閲覧。
- ^ “久し告!”. ななめ45°土谷隼人オフィシャルブログ「キツネがつままれて...」 (2011年11月7日). 2016年2月22日閲覧。
- ^ ななめ45°下池輝明のプロフィール(Ameba)(2017年2月22日閲覧)
- ^ “ななめ45°が語る、ブーム後の芸人たちの末路、厳しいお笑い界の現在と実態”. ビジネスジャーナル. (2014年6月25日). https://biz-journal.jp/2014/06/post_5215_3.html 2020年12月16日閲覧。
- ^ “出演者紹介 2012.09.22”. 新進気鋭. 日本テレビ (2012年9月22日). 2017年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月22日閲覧。
- ^ GYAO!「トリオ芸人「ななめ45°」結成のきっかけ ぶるぺん」
- ^ ちなみに『オンバト』においては、車掌・駅員ネタを封印していた2005年5月21日放送回から2006年度までは、十八番ネタを封印していた影響からか1勝5敗と苦戦を強いられていた(この間に自己最多となる4連敗も記録している)。2007年度は調子を取り戻し、車掌・駅員ネタ以外でも勝ち星を上げ(先述の通りこの年の末に車掌・駅員ネタも復活)、3年ぶりにチャンピオン大会への進出を果たした。
- ^ オンバトサポーター ななめ45°
- ^ FKD48プロフィール(2017年2月22日閲覧)
- ^ “ななめ45° 岡安、ドラマ「#居酒屋新幹線2」新高岡編にゲスト出演”. お笑いナタリー. ナターシャ (2024年1月23日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “眞島秀和 生出演 最終回直前 MBS/TBSドラマ「#居酒屋新幹線2」ニコ生出張編【ゲスト 杉本琢弥 / MC 岡安章介】”. ニコニコ生放送. ドワンゴ (2024年2月21日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “勝野洋一家による勝野劇団「太陽にほえたら…」息子の洋輔がテキサス刑事役に”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年9月27日). https://natalie.mu/stage/news/542689 2023年9月28日閲覧。
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