ともだち8にんはNHKの幼児向け教育番組『おかあさんといっしょ』内のショートアニメーションコーナー。2011年(平成23年)3月28日から2019年(平成31年)1月5日まで放送。
キャッチコピーは「ともだち8にん、みんなで9にん!」。略称は「ともだち」、「とも8」、「8にん」
歴代ミニアニメコーナーは本作で休止になった。
作品概要
『おかあさんといっしょ』内ショートアニメとしては2004年(平成16年)の『パンツぱんくろう』以来の新規制作作品である。なお本作の開始に伴い前年度まで放送されていた『でこぼこフレンズ』と『ふしぎなあのこはすてきなこのこ』など過去のショートアニメ3作品の再放送を全て終了させている。2011年(平成23年)11月7日放送分より、コーナー内でキャラクターの名前が表示されるようになった。放送初期はロゴの「8」の下部に主人公のキャラクターが出てくる[1]という内容だったが、2013年度からオープニングアニメーションが変更された[2]。
主役キャラクターは9人だが、「1人のキャラクターに対して友達が8人いる」という意味で「ともだち8にん」というタイトルになっており、コーナー冒頭のナレーションでも触れられている。
2014年度以前及び2017年度は、全ての曜日の放送だったが、2015年度・2016年度及び2018年度は、土曜日のみの放送となっていた。2016年度は、本作が番組内で2回に分けて放送されていた。
「でこぼこフレンズ」(9年)に次ぐ番組内アニメで2番目に期間が長い(8年)。
登場人物
お互いのことは呼び捨てにしている。9人のキャラクターを声優4人で演じている[3]。イメージカラーの太文字はメインカラー。
女の子
文字の色はピンク。一人称はニコは「あたし」、ヤァヤとマーシャは「わたし」といい、ゴンチャは「ゴンチャ」というがたまに「あたし」または「わたし」ということもある。
- 声:山口繭
- 性別 - 女
- イメージカラー: コバルトブルー・ サクラピンク・ 赤・ 黄色・ 薄青[要出典]
- 名前の通りいつもニコニコ笑っている女の子。ポシェット[4]には不思議なものがいっぱい。ほっぺをはさむ遊び「ほっぺっぺ」[5]やお昼寝をしている友達を見る[6]のが大好き。自分が主人公ではない時はマーシャと一緒にいるときが多い。モチーフは音符のト音記号。番号は、8
- 声:斉藤貴美子
- 性別 - 女
- イメージカラー: 赤・ 茶色・ 藍色[要出典]
- 力持ちの女の子。少し欲張り。色々な虫を触ったり持ったりできる[7][8]。頼まれればイヤと言えない性格で[9]、乱暴だが、優しい面もある。性格がいわゆるガキ大将によく似ている。モチーフはだるま。名前の由来は「ごんた」+「ゴッチャ!」から。チョウチョを除く虫を見るといたずらっ子な性格になってしまう。マーシャやヤァヤを苦手な虫でおどろかせたり[7][8]、ユルリの影を踏む[10]などの意地悪をするが、チョウチョや大好きな花等をみると女の子らしく、優しい性格になる。こまっている友達を助けたりする[11]
ご飯は、大盛する。番号は、5
- 声:斉藤貴美子
- 性別 - 女
- イメージカラー: 緑・ 黄緑・ 朱色・ 黄色・ 白[要出典]
- 名前の通り「ヤァヤァ」と挨拶する。文字が読める女の子。色々なことを知っていて[12]、虫についても詳しいが本物には弱い[8][13][14]。ほっぺは脂肪のようにやわらかい[5]。モチーフは豆。番号は、4
- 声:斉藤佑圭
- 性別 - 女
- イメージカラー: ピンク・ 濃いピンク・ 緑[要出典]
- しっかり者のお姉さんだが、一人でトイレに行けない[15]といった怖がりな一面も。また、ダンゴムシ[13]やミミズ[7][16]、カマキリなどの虫[17]も苦手。おしゃべり大好き。自分が主人公ではない時はヤァヤと一緒にいるときがたまにある。将来の夢はアイドル。宝物はクレヨン[18]。モチーフは帽子をかぶった少女。名前の由来は「おしゃま」の逆読み(ましゃお)から。泣いているニージョとトッピィを慰めている。番号は、9
男の子
文字の色は水色。一人称は5人とも「ボク」だが、ニージョだけ歌の中のみ「俺」。
- 声:斉藤佑圭
- 性別 - 男
- イメージカラー: 黄色・ 緑・ 黄緑・ 白・ 青[要出典]
- ドジでお茶目な男の子。挨拶がとても上手で大きな声で元気に話すが、少し慌てん坊で、よく言い間違える[19]。約束はきちんと守る。泣き虫であり、泣き声がとても大きい。自分が主人公ではない時はニージョと一緒にいるときが多い。モチーフは夏みかん。名前の由来は「ワクワク」から。番号は、6
- 声:斉藤貴美子
- 性別 - 男
- イメージカラー: 水色・ 濃い空色・ マルーン[要出典]
- 名前の通り行動もしゃべりもゆっくり。性格は引っ込み思案だが、逃げ足だけは速い[10]。かくれんぼ[20]やどろだんご作り[19][21]が得意な男の子。モチーフは携帯電話。名前の由来は「ゆるい」+「ゆっくり」から。番号は、7
- 声:藤巻恵理子
- 性別 - 男
- イメージカラー: オレンジ・ 赤・ 黄色・ 緑・ 白・ 薄青[要出典]
- 怒ると頭の虹が光る[22][23]。特にトッピィが好き[24]。また、トラブルに巻き込まれることも多い[25]。食いしん坊で食べる事が大好き[26]だが、ニンジンやピーマンと言ったお野菜は苦手[27]。また、自分ができた事を友達には内緒にするのが苦手で、それ[28]をうっかり言ってしまうなど、ドジな一面がある男の子。髪型は人間でいうと坊主頭。お片づけが大嫌い。
まだおむつが取れていない[29]。モチーフは名前の通り「虹」。番号は、2
- 声:藤巻恵理子
- 性別 - 男
- イメージカラー: 薄紫色・ 黒・ 灰色・ 白・ 淡い青・ 赤紫[要出典]
- 本を読むのが好きだが、みんなで遊ぶのも好き[30][5]。ジャンプは高く飛べない[11]。モチーフは手袋。名前の由来は「一人ぼっち」から。番号は、1
- 声:山口繭
- 性別 - 男
- イメージカラー: 青・ オレンジ・ 黄色[要出典]
- 早とちり。思いつきでやり始め、やりすぎることがある[31]。ひらめくと、頭に指をあてる男の子。モチーフはヒラメ。名前の由来は「突飛」から。番号は、3
音楽
それがともだち
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- キャラクターが総出演する7月・8月の歌。
- 2011年(平成23年)7月28日放送分から8月26日放送分では、キャラクターの名前が表示された。
挿入歌
- ほっぺっぺ
- 作詞:床屋かなぶん
- 作曲:森本清人
- 歌:ともだち8にんのみんな(山口繭・斉藤貴美子・斉藤佑圭・藤巻恵理子)
- しりとり8にん
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 歌:ともだち8にんのみんな(山口繭・斉藤貴美子・斉藤佑圭・藤巻恵理子)
- 「しりとり8にん」に登場した。
- ともだち8にんかぞえうた
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 歌:ともだち8にんのみんな(山口繭・斉藤貴美子・斉藤佑圭・藤巻恵理子)
- 「ともだち8にんかぞえうた」に登場した。
- おそうじだいすき
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 歌:ゴンチャ(斉藤貴美子)
- アワアワプクプク
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 歌:ゴンチャとヤァヤ(斉藤貴美子)
キャラクターソング
- ユルリのゆっくりフラダンス
- 作詞:日暮真三
- 作曲:麻吉文
- 作画:デコボーカル
- 歌:ユルリ(斉藤貴美子)
- ふしぎなポシェットのタンゴ
- 作詞:日暮真三
- 作曲:ササキトモコ
- 作画:西内としお
- 歌:ニコ(山口繭)
- トッピィの夢の家
- 作詞:日暮真三
- 作曲:ササキトモコ
- 作画:才田俊次
- 歌:トッピィ(山口繭)
- ワックン体操
- 作詞:日暮真三
- 作曲:ササキトモコ
- 作画:上甲トモヨシ
- 作画補助:スズキハルカ
- 歌:ワックン(斉藤佑圭)
- おこってないぜ
- 作詞:日暮真三
- 作曲:麻吉文
- 作画:今野淑子
- 歌:ニージョ(藤巻恵理子)
- マーシャはアイドル
- 作詞:日暮真三
- 作曲:ササキトモコ
- 原画:今野淑子
- 歌:マーシャ(斉藤佑圭)
- ゴンチャでマンボ!
- 作詞:日暮真三
- 作曲:ササキトモコ
- 原画:橋本美枝
- 歌:ゴンチャ(斉藤貴美子)
- ヤァヤのものしりラップ
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 原画:荒井知恵
- 歌:ヤァヤ(斉藤貴美子)
- ここにいるよ
- 作詞:日暮真三
- 作曲:森本清人
- 原画:才田俊次
- 歌:ボッチ(藤巻恵理子)
キャスト
- ナレーター - 八嶋智人(俳優)
- 声の出演 - 斉藤貴美子、藤巻恵理子、山口繭、斉藤佑圭(以上、声優)
スタッフ
脚注
- ^ 出てくる際の仕草は女の子全員・ワックン・ニージョ・トッピィとユルリ&ボッチによって異なる(前者は顔とびだしで登場する、後者は下から登場する)。
- ^ 「8」がズームアウトしてから、ロゴが現れる様になる。
- ^ 講談社「NHKのおかあさんといっしょ」2011年(平成23年)10月号「別冊ファミリースタジオ」内インタビューで配役公表。
- ^ 本体の色はピンク色で、黄色い星のマークがある。
- ^ a b c 「ほっぺっぺ」より。
- ^ 「おひるね」、「ともだち8にんできるかな?シールえほん」より。
- ^ a b c 「ヘビの赤ちゃん」より。
- ^ a b c 「ヤァヤとクワガタ」より。
- ^ ただし、「ジャンケン負けない」で、ニージョに「チョキを出すからパーを出して」と言われた際、珍しく「嫌だ」っと言った。
- ^ a b 「影ふみ遊び」より。
- ^ a b 「力持ちのやさしいこ」より。
- ^ ただし、「雨の音楽」では雨の日に傘をさすと、「音楽」が聞こえることはトッピイに教えられるまで知らなかったらしい。
- ^ a b 「まほうのポシェット」より。
- ^ ただし、「ヘビの赤ちゃん」では、ヘビの赤ちゃんがミミズということを知っていたにもかかわらず苦手意識を見せなかった。
- ^ 「トイレがこわい」より。
- ^ ただし、ゴンチャはミミズという生き物を知らず、「ヘビの赤ちゃん」と勘違いしていて、マーシャも勘違いしたと思われる。
- ^ ただし、チョウチョは平気。
- ^ 中には赤・ピンク・黄色・緑・青・黒の6色が入っているが、黒はあまり好きではない。
- ^ a b 「あいさつがとくい」より。
- ^ 「おしりかくして」より。
- ^ 「おだんご作ろう」より。
- ^ そのほか、「おしりかくして」では、かくれんぼでおにになったユルリにみつけられた時や(ただし、ラストシーンではそれに気づいていないらしい)、「聞こえているもん」では、クモを見て驚いてしまったり、「好きなものから」は、苦手な食べ物をいくつも食べてしまったときなども光る。
- ^ ただし、「バッタさんになる」で怒ってしまった時は、頭の虹は光らなかった。
- ^ 「赤組と白組」より。
- ^ 例として、「ごめんっていったのに」ではニコとぶつかって、謝ろうとするが泣いているニコに無視されてばかりで怒ってしまったり(怒ったのを見てニコは泣き止む)、「おかたづけの時間」では、ワックンに積み木をとりあげられたり、「ブランコのせて」ではゴンチャにブランコをかわってくれなかったり、「プンプンおこる」ではイライラしていたり、「へそまがり」の意味を知らなかったり、「かしてかして」では貸してほしいのにマーシャが積み木をかしてくれなかったり、「がまんくらべ」ではワックンと鉄棒で遊んでる途中でタイトル通りがまんくらべになってしまったり、「赤組と白組」では、大好きなトッピィが赤組の人たちを見て運動会の組を白組から赤組に変えて怒ってしまったり(ニージョはもともと白組だった)、「ジャンケン負けない」ではできるようになった「じゃんけんのチョキ」を出すと言っても誰もパーを出してくれなかったりなど。
- ^ 特にお肉と卵焼きが好き。
- ^ 「好きなものから」より
- ^ 「ジャンケン負けない」では、「チョキだすからパーだして」など。
- ^ 「プンプンおこる」より。
- ^ 「おすべりワーイ」、「おしりかくして」、「水遊び」などより。
- ^ たとえば、「救急車ごっこ」でマーシャと救急車ごっこで部屋中に散らかしたぬいぐるみを片づけていたが、ラストシーンではマーシャがまたぬいぐるみを散らかしてしまったりなど。
関連項目