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この項目では、ギリシャ文字のΘについて説明しています。キリル文字については「Ѳ」をご覧ください。 |
Θ, θ(シータ、古代ギリシア語: θῆτα テータ、ギリシア語: θήτα スィタ、ギリシア語ラテン翻字: thēta)は、ギリシア文字の第8字母。古代ギリシア語での音声は[tʰ]、現代ギリシア語では[θ]。数価[1]は 9、音価は現代語では [θ]。ラテン文字は th に転写される。
キリル文字のѲ(現在は使われていない)はこの文字を起源とする。
起源
フェニキア文字 𐤈 (テート)に由来する。フェニキア文字にはtのような音を表す字が2種類あったが(と)、ギリシアでは前者を無気音の[t](「τ」(タウ))に使用し、後者は帯気音の[tʰ](「θ」)のために転用した[2]。
記号としての用法
符号位置
大文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
小文字 |
Unicode |
JIS X 0213 |
文字参照 |
備考
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Θ
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U+0398
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1-6-8
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Θ
Θ
Θ
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θ
|
U+03B8
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1-6-40
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θ
θ
θ
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脚注
- ^ 文字に割り当てられた数値のこと。 ギリシアの数字を参照。
- ^ Allen (1987) p.170
参考文献
- W. Sidney Allen (1987) [1968]. Vox Graeca (3rd ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521335558