鬼無駅(きなしえき)は、香川県高松市鬼無町佐藤にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅[1]。
岡山駅発着のマリンライナー(宇多津駅から本四備讃線に直通)も朝晩に限り停車し、この系統には「瀬戸大橋線」の愛称がつけられている。
駅番号はY02。駅表示パネルのコメントは「桃太郎と盆栽の駅」。この地域の「鬼無の桃太郎伝説」にあやかり鬼無桃太郎駅という愛称が付けられている。
歴史
駅構造
2面2線の相対式ホームを持つ地上駅[1]。高松駅が管理する無人駅で、上りホームには自動券売機がある。乗車券はこの自動券売機にて購入するか乗車後車内で車掌から購入となる。ワンマン列車の場合は運賃を運転士に支払う。
2014年3月1日より高松駅 - 多度津駅間においてICOCAサービス開始に合わせ、ICカード乗車券用の簡易ICカードリーダーが上下ホームへ設置された。
高松方面のホームの先に2つ信号機があるが上位が高松駅方面への本線で下位は高松貨物ターミナル駅への連絡線となっている。
愛称に因み、高松行きのホームにゲームソフト会社のハドソンから寄贈された「桃太郎電鉄」の石像がある[9]。2002年3月31日に行われた除幕式にはJR四国社長、高松駅長をはじめ、香川県知事、香川県議会議員、 高松市長、高松市議会議員、鬼無地区連合自治会長、鬼無商工振興会長、鬼無体育協会長、高松貨物ターミナル駅長、 JR貨物移転対策協議会長、シティエフエム社長(いずれも当時)や、桃太郎シリーズゲーム監督のさくまあきら、キャラクターデザイナーの土居孝幸、音楽担当の宮路一昭と池毅(関口和之は欠席)、当時のハドソン副社長中本伸一と専務の大里幸夫らが出席した[10]。ゲーム内においても、『11』のおまけモード「桃鉄ジャーナル」で紹介されている他、『12』(西日本編)及び『15』~『タッグマッチ』のマップ上で、鬼無駅に相当する場所に当石像を再現したランドマークが配置されている。
駅出入口脇に無料駐輪場がある。トイレ(汲み取り式)あり。
2018年3月31日までは下りホーム側にある駅舎の中に入っている中華料理店が切符の受託販売する簡易委託駅であった。そのため中華料理店の定休日である、火曜日及び年末年始が受託販売の休業日になっていた。窓口で購入出来たのは、当駅発の乗車券・岡山駅からの新幹線自由席特急券・JR四国内の自由席特急券であった。なお、中華料理店は簡易委託終了後も、駅舎のテナントとして営業している。
のりば
のりば |
路線 |
方向 |
行先 |
備考
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1
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■予讃線
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下り
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多度津・観音寺・琴平方面
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■瀬戸大橋線岡山方面を含む
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2
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上り
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高松方面
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利用状況
1日平均の乗車人員は以下の通り。[11]
高松駅 - 坂出駅間の途中駅では端岡駅に次いで利用者が多い。日中時間帯に各駅停車のみ停車の駅では最多である。
駅周辺
駅の周辺には松の盆栽畑が広がる。当駅の駅名由来の地、鬼無は桃太郎伝説の発祥地のひとつである。桃が流れてきたといわれる本津川、おじいさんが柴刈りに行ったといわれる山などもある。ただしこれらの話は創作である可能性が指摘されている。勝賀山には香西氏が中世にたてた勝賀城址がある。石垣などが残る。
バス路線
香川県道33号線沿いに「鬼無駅前」停留所があり、ことでんバスの高松西高線が経由する。
隣の駅
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■予讃線(■瀬戸大橋線含む)
- ■快速「マリンライナー」(早朝・深夜以外)・■快速「サンポート」(朝の上り・夕方の上り1本以外)
- 通過
- ■快速「マリンライナー」(早朝・深夜のみ)・■快速「サンポート」(朝の上り・夕方の上り1本)
- 高松駅 (Y00) - 鬼無駅 (Y02) - 端岡駅 (Y03)
- ■普通
- 香西駅 (Y01) - (高松貨物ターミナル駅) - 鬼無駅 (Y02) - 端岡駅 (Y03)
脚注
- 香川県統計年鑑
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
鬼無駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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(岡山 - 茶屋町間:宇野線、茶屋町 - 宇多津間:本四備讃線、宇多津 - 高松間:予讃線) (岡山 - 児島:JR西日本 、児島 - 高松:JR四国) |
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