近藤 誠一(こんどう せいいち、1963年8月1日[1] - )は競技麻雀のプロ雀士。最高位戦日本プロ麻雀協会副代表。Mリーグでは2022-23シーズンまでセガサミーフェニックスに選手として所属し、2023-24シーズンからは同チームの監督を務める。愛称は「夢芝居」「大魔神の系譜」「せいちゃん」「不死鳥のお父ちゃん」「銭湯民族」。
兵庫県尼崎市出身[1]。兵庫県立鳴尾高等学校を経て、静岡大学工学部電気工学科(応用数学講座)に進む[1][2]。大学時代から麻雀に親しみ、卒業後は一旦ユニリーバ・ジャパンに就職するが[3]、1988年に学生時代から憧れの金子正輝と麻雀を打ちたいと最高位のプロ試験を受けるものの不合格[4]。一旦麻雀から離れ、佐鳴学院(現:佐鳴予備校)の数学講師を務める[3]。
その後、家業である近藤塾の経営に携わるも[3]、1997年に再び最高位プロ試験を受験し合格、33歳にして最高位に入会(第22期)[4]。同期は村上淳と渡辺洋香[5]。
2004年、Aリーグに昇級。
タイトルには長年縁がなかったが、2012年に49歳にして最高位となり初タイトルを獲得すると、2016年には第13回モンド王座決定戦で優勝。2018年8月5日には麻雀駅伝団体最終日に村上淳と共に登板し、ワンツーフィニッシュを決め188ポイント差を1日で逆転し、最高位戦を優勝に導く。
2018年8月7日、セガサミーフェニックスから2位指名を受け、Mリーガーとなる。同年10月11日第1試合でMリーガー21人で最後の出場を果たすと、リーグ初の2連勝を飾りチームが抱えていたマイナスポイントをほぼ0にした[6]。
2018年11月28日、自身4回目の最高位を獲得。4回の最高位獲得は10回の飯田正人に次ぐ歴代2位タイ(もう一人は金子正輝)である[7]。更に同年12月9日には最強戦で優勝。現役最高位であったことから、飯田正人(1995年度)、張敏賢(2008年度)に続き3人目の「最高かつ最強」となった[8]。
Mリーグ2019-20では4着回避率のタイトルを獲得。2020年1月30日には74局連続無放銃のMリーグ記録(当時)も達成。同年はMVPを獲得したチームメイトの魚谷侑未とともにチームをひっぱり、レギュラーシーズンは2位に200ポイント差の圧倒的1位となるものの、ファイナルシーズンで敗れチームは2位となった。
Mリーグ2021-22では、わずか2ポイント差の2位で迎えたファイナルシーズン最終日に連闘で登板。フリテンでの倍満ツモなどでKADOKAWAサクラナイツ堀慎吾を最後まで追い詰めるものの、惜しくも届かず、チームは2位となった。このシーズンもポストシーズン4月22日に71局連続無放銃を達成。
2021年3月、最高位戦日本プロ麻雀協会の副代表に就任。
Mリーグ2022-23シーズン終了をもって、セガサミーフェニックスとの選手契約を満了し[9]、翌シーズンより同チームの監督に就任することを発表した[10]。2022-23シーズン当初から慢性的な頭痛があって体調を整えられないことを理由に近藤から選手引退を申し出たもので、監督就任も同様の理由で固辞していたが、チーム側が活動をフォローすることを理由に監督就任を受け入れた。プロ雀士としての活動も最高位戦A1リーグ以外は麻雀最強戦とモンド名人戦程度に絞り、活動をセーブする方向であるという[11]。
2018年 ドラフト会議でセガサミーフェニックスから2位指名された[17]。前述のとおり、10月11日に初登板でリーグ初の個人2連勝12月後半から2019年1月にかけて調子を落としたが、1月25日に2連勝[18]、2月2日の第1試合でも勝利しチームのファイナルシリーズ進出に望みをつないだ[19]。なお、この日の第2試合では東四局の自身の親番の配牌が十三不塔となる珍事があった[20]。レギュラーシーズン最終戦となる2月12日の第2試合では、チームのファイナルシリーズ進出が絶望的となる中、チームの最下位転落を回避するトップを取りシーズンを終えた[21]。
Lokasi Pengunjung: 3.149.255.146