浅井 堂岐(あさい たかき、1985年12月24日 - )は、日本プロ麻雀協会に所属する競技麻雀のプロ雀士。埼玉県熊谷市出身。身長171cm[1]。キャッチフレーズは「逆襲のヘラクレス」
経歴
幼少期から麻雀に触れる機会はあったものの、埼玉県立熊谷高等学校を経て明治大学経営学部[2]進学後に本格的に麻雀に関わることになる[3]。大学時代に吉田光太の経営する雀荘でバイトをしたこともあって大学卒業後も麻雀への情熱が冷めず、2010年、25歳の時に日本プロ麻雀協会のプロテスト(第9期後期)に合格してプロ雀士となる[3]。
2021年、インターネット麻雀「天鳳」が新設したタイトル戦「皓王戦」の初代勝者となり、初代皓王位の称号を得る[4]。
A1リーグに昇級した2022年度には日本プロ麻雀協会の最高タイトルである第21期雀王戦にて、決勝では第20期雀王でMリーガーの渋川難波、同じくMリーガーの松本吉弘、仲林圭を相手に終盤大きく抜け出して唯一のプラスとなり、A1リーグ初年度での雀王戴冠という快挙を成し遂げる[5]。
雀王獲得の勢いを買って2023年に行われたMリーグ・EX風林火山のオーディション大会「IKUSA」に参戦し[6]、予選3位でセミファイナル進出を果たす(セミファイナル7位敗退)。その一方で、2023-24シーズンからMリーグに参入するBEAST Japanextの「ドラフト会議指名オーディション」に応募し、選考会に出場する8名に選ばれる[7]。予選A組では新井啓文・内田みこに次ぐ3着でセミファイナルに滑り込み[8]、セミファイナルでは後半2半荘の連続トップで内田みこに次ぐ2着でファイナル進出を果たす[9]。ファイナルでは3回戦終了時点で新井啓文に次ぐ2着目で逆転が狙える位置にいたが、最終4回戦で菅原千瑛の逆転を許し、総合3着で終了となり、BEAST Japanextの指名権獲得には至らなかった[10]。
2023年6月25日に行われた麻雀最強戦2023「タイトルホルダー頂上決戦」を逆転で制し、12月に放送されるファイナルへの出場を決める[11]。その翌日にはMリーグ参加全選手に団体推薦選手20名を加えたトーナメント戦「Mトーナメント2023」予選1回戦に出場、東城りお・鈴木優のMリーガーに前日も対戦した石井良樹を加えた卓で2半荘+60.1で首位を奪い、2回戦進出を決めた[12]。
2024年6月28日、Mリーグドラフト会議にてセガサミーフェニックスから第2巡目指名を受け、同年契約合意した。
獲得タイトル
- 初代皓王位(2021年)
- 第21期雀王(2022年)
雀風・人物
- 雀風について、自身では門前で構えて終盤に仕掛けに行く「優雅に押し返す」タイプだと称している[6]。
- 趣味は筋トレ、サウナ、ドラマ観賞。筋トレについては「痩せるつもりでジムに通ったら、痩せるよりも膨らむ方向に行ってしまった」とのことで、週に3回ジムに行くほどハマっている[13]。
- 高打点を求める打ち筋から「卓上の爆撃機」のキャッチフレーズを持っていた[3]が、2023年頃から「逆襲のヘラクレス」のキャッチフレーズを使用している[14]。
- プロ入り後も、システムインテグレーターのブルベース→バレットグループでITエンジニアとして勤務しており、サラリーマンとプロ雀士の2足のわらじを履く生活を送っていた[6]。
- 第21期女流雀王の水崎ともみは明治大学経営学部での同学年(ただし学生時代は面識がなかったとのこと)[2]。
出典
外部リンク
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士によるリーグ戦 |
麻雀最強戦ファイナル出場(1回) |
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麻雀最強戦2023
開催日 |
大会名 |
ファイナル出場 |
A卓出場者 |
B卓出場者
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2022/12/11
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麻雀最強戦2022
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瀬戸熊直樹
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前年優勝者
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2023/3/26
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最高勝率決戦
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猿川真寿
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多井隆晴 |
友添敏之 |
猿川真寿 |
前原雄大
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前田直哉 |
石川遼 |
醍醐大 |
近藤誠一
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2023/4/8
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最強&インフルエンサー決戦
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松嶋桃
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水崎ともみ |
りんのなお |
中田花奈 |
松嶋桃
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白銀紗希 |
西嶋千春 |
安藤りな |
山本ひかる
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2023/4/16
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因縁の決着
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内川幸太郎
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瑞原明奈 |
岡田紗佳 |
奈良圭純 |
渋川難波
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黒沢咲 |
内川幸太郎 |
藤崎智 |
佐々木寿人
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2023/5/28
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Mリーグスペシャルマッチ
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園田賢
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園田賢 |
松ヶ瀬隆弥 |
瑞原明奈 |
伊達朱里紗
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勝又健志 |
本田朋広 |
高宮まり |
佐々木寿人
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2023/6/18
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骨肉の争い
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鈴木たろう
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村上淳 |
鈴木たろう |
丸山奏子 |
大塚翼
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二階堂亜樹 |
二階堂瑠美 |
勝又健志 |
松ヶ瀬隆弥
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2023/6/25
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タイトルホルダー頂上決戦
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浅井堂岐
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HIRO柴田 |
竹内元太 |
浅井堂岐 |
忍田幸夫
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仲林圭 |
石井良樹 |
楢原和人 |
魚谷侑未
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2023/7/9
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女たちの殴り合い
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篠原冴美
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杉浦まゆ |
内田みこ |
菅原千瑛 |
篠原冴美
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仲田加南 |
三浦ももこ |
小宮悠 |
清水香織
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2023/7/23
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最強ハンサム決戦
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本田朋広
|
本田朋広 |
早川健太 |
尻無濱航 |
滝沢和典
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鈴木優 |
岡崎涼太 |
古橋崇志 |
白鳥翔
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2023/8/13
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超頭脳バトル
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須貝駿貴
|
しゅんしゅん クリニックP |
虫眼鏡 |
こうちゃん |
須貝駿貴
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森川ジョージ |
香川愛生 |
福本伸行 |
瀬川瑛子
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2023/8/27
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最強レジェンド決戦
|
鈴木大介
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井出洋介 |
森山茂和 |
加藤哲郎 |
片山まさゆき
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伊藤優孝 |
沢崎誠 |
荒正義 |
鈴木大介
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2023/9/10
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男と女のデスゲーム
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堀慎吾
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松本吉弘 |
堀慎吾 |
新津潔 |
土田浩翔
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日向藍子 |
伊達朱里紗 |
東城りお |
茅森早香
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2023/9/24
|
打倒最強位決戦
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和久津晶
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小林剛 |
石橋伸洋 |
萩原聖人 |
浅井裕介
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和久津晶 |
一瀬由梨 |
川原舞子 |
宮内こずえ
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2023/10/15
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全日本プロ選手権
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桑田憲汰
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原佑典 |
神森天心 |
小寺勇輝 |
横山毅
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大和 |
泉裕斗 |
桑田憲汰 |
酒井俊晴
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2023/10/29
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全国アマチュア最強位
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ももたん |
各予選突破者15名に前年アマチュア最強位を加えた16名によるトップ取りトーナメント
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2023/11/12
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ザ・リベンジ
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高宮まり
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内田みこ |
安藤りな |
村上淳 |
鈴木優
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日向藍子 |
石井良樹 |
高宮まり |
黒沢咲
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2023/12/9
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2023/12/10
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2023/12/10
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1stA卓
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東
|
高宮まり
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54,800
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南
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内川幸太郎
|
24,700
|
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|
西
|
園田賢
|
500
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2ndA卓
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|
|
北
|
松嶋桃
|
20,000
|
東
|
鈴木たろう
|
48,200
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|
|
南
|
鈴木大介
|
37,500
|
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1stB卓
|
|
西
|
高宮まり
|
13,600
|
|
|
|
東
|
鈴木大介
|
50,500
|
北
|
ももたん
|
700
|
|
|
南
|
須貝駿貴
|
18,700
|
|
|
|
西
|
浅井堂岐
|
11,500
|
|
決勝
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北
|
和久津晶
|
19,300
|
東
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桑田憲汰
|
36,300
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|
|
南
|
和久津晶
|
12,600
|
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1stC卓
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|
西
|
鈴木たろう
|
33,500
|
|
|
東
|
桑田憲汰
|
40,900
|
北
|
鈴木大介
|
17,600
|
|
|
南
|
瀬戸熊直樹
|
14,100
|
|
|
西
|
鈴木たろう
|
22,900
|
|
2ndB卓
|
|
|
北
|
篠原冴美
|
22,100
|
東
|
内川幸太郎
|
▲3,400
|
|
|
|
南
|
和久津晶
|
26,600
|
|
|
1stD卓
|
|
西
|
桑田憲汰
|
59,600
|
|
|
|
東
|
堀慎吾
|
20,400
|
北
|
猿川真寿
|
17,200
|
|
|
南
|
ももたん
|
32,800
|
|
|
西
|
本田朋広
|
9,900
|
|
|
|
北
|
猿川真寿
|
36,900
|
|
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