『花とゆめ』(はなとゆめ)は、白泉社が発行する少女漫画雑誌[2]。掲載作品の単行本は、誌名をとった「花とゆめコミックス」として刊行されている。
増刊や不定期発行の姉妹誌として『ザ花とゆめ』『花とゆめ 文系少女』、2018年に休刊の『別冊花とゆめ』[3]、2024年に休刊の電子書籍『少年ハナトユメ』がある[4]。
概要
1974年5月、月刊誌として集英社から創刊された[5]。創刊号の表紙は「こやのかずこ」のイラストで、価格は280円だった。1975年1月より月2回発行に変わり、その後も毎月5日・20日[6] に発行されている。月2回発行少女漫画雑誌で唯一(2011年1月時点で)、年末年始の発行休止(合併号)を行ったことがない。これは『マーガレット』(集英社)も同様だが、2008年度の発行・発売分に関しては年末(1・2号)と年始(3・4号)がいずれも合併号になった。また、『Sho-Comi』(小学館)は2001年から年始発行・発売分(3・4号)が合併号になっている[7]。
誌名の由来は、白泉社創立のメンバーの一人で、初代代表取締役社長の梅村義直によると、国電の車内吊り広告で、飯田深雪の展覧会宣伝広告のテーマ「花とロマン[8]」を見て思いつき、「と」で名詞をつなぐドロ臭さが今までの雑誌名にはなく、新鮮に見えたと回想している[9]。
2018年5月2日より、本誌の電子版が紙雑誌の1号遅れで白泉社e-net!や主要な電子書店にて配信を開始[10]。2020年5月20日発売の12・13合併号から、紙の雑誌と電子版が同日に発売するようになっている[11]。
「創刊50周年記念 花とゆめ展」が2024年5月24日から開催されている[12]。
発行部数は2021年1月 - 3月時点で86,267部(日本雑誌協会]による発表値)。これは月2回刊少女漫画雑誌の発行部数トップである[13]。
『LaLa』(白泉社)は、同誌の増刊として創刊され、その後独立したものではなく、[要出典]新創刊されたものである[14]。
歴代編集長
主な連載作品
現在連載中の作品
※2025年4号現在。
中断している連載作品
過去の掲載作品
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
花とむし
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「花とむし」とは、当誌の読者コーナーのタイトル。略称「花むし」。編集者と漫画家がこのコーナーを担当するが、どちらかの担当者が交代すれば、コーナーのテーマと一部内容が変更になる。なお、2010年11号時点でのテーマは「喫茶店」。また、テーマに沿った4コマ漫画も掲載されている。
コーナーの内容は以下の通り。なお、特に掲載号の記載がないものは毎号掲載。いずれも2010年11号時点のもの。
- 花むしスーパークラブ:奇数号に掲載。作家陣に対するイラストやメッセージを募るコーナー。
- ファンルーム:掲載された漫画に対するイラストを描いたり、感想を寄せてもらうコーナー。
- かきたいほーだい:オリジナルキャラクターを描いてもらうフリーイラストコーナー。
- コスプレギャラリー:テーマに沿って本誌登場キャラクターのコスプレイラストを描いてもらうイラストコーナー。
- 花むしまんが家通信:このコーナーは読者からの公募ではなく、作家陣に話を訊くもの。奇数号では、毎回違ったテーマに沿った回答を行う。一方、偶数号は常に近況報告となっている。また、偶数号に最終回が掲載された作家が、終了御礼のメッセージをここに寄せることがある。
- オリキャラ男子祭:奇数号に掲載。読者が考えたオリジナルの男性キャラクターを披露する企画。最優秀作は4コマ漫画に登場する。
- ふきだしチェンジ:偶数号に掲載。テーマに掲げられた、漫画のワンシーンのセリフを、いかに笑えるものにするかを、読者から募る企画。
メディアミックスについて
ラジオ番組にも進出している。子安武人をパーソナリティとして文化放送にて『子安武人の花ゆめ気分でLaLaパーティー』を2001年3月まで放送したほか、子安武人と私市淳をパーソナリティに文化放送にて『子安☆私市の花ゆめチックにLaLaしましょ』を2002年3月まで放送[159]、また、 下野紘と島﨑信長をパーソナリティにネットラジオの音泉にて『花とゆめ 男子会!?らじお』を2012年7月より放送している[43]。
文化放送 月曜25:30~26:00枠 |
前番組 |
番組名 |
次番組 |
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子安武人の花ゆめ気分でLaLaパーティー (2000年4月~9月)
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加藤由佳&フレンズのRAPping Street (2000年10月~12月)
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文化放送 土曜25:30枠 |
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子安武人の花ゆめ気分でLaLaパーティー (2000年10月~) ↓ 子安武人の花ゆめ気分でLaLa Party
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映像化作品
アニメ化
劇場版アニメ
作品
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公開年
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アニメーション制作
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備考・出典
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夏への扉
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1981年
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東映動画
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- コミックスの出版社を移籍後にOVA化された作品だと『妖精王』がある。
ドラマ化
実写映画化
発行部数
- 1978年6月 公称38万部[173]
- 1979年7月 公称38万部[174]
- 1980年7月 公称38万部[175]
- 1981年9月 公称38万部[176]
- 1982年12月 公称450,000部[177]
- 1984年4月 公称500,000部[178]
- 1985年3月 公称500,000部[179]
- 1986年3月 公称420,000部[180]
- 1987年3月 公称420,000部[181]
- 1988年3月 公称420,000部[182]
- 1989年2月 公称450,000部[183]
- 1990年2月 公称450,000部[184]
- 1991年2月 公称450,000部[185]
- 1991年4月 - 1992年3月 公称450,000部[186]
- 1992年4月 - 1993年3月 公称450,000部[187]
- 1993年1月 - 12月 推定31万部[188]
- 1993年4月 - 1994年3月 公称450,000部[189]
- 1994年1月 - 12月 推定30万部[190]
- 1995年1月 - 12月 推定25万部[191]
- 1996年1月 - 12月 推定26万部[192]
- 1997年1月 - 12月 推定28万部[193]
- 1998年1月 - 12月 推定32万部[194]
- 1999年1月 - 12月 推定36万部[195]
- 2000年1月 - 12月 推定40万部[196]
- 2003年9月1日 - 2004年8月31日 300,416部[197]
- 2004年9月 - 2005年8月 295,208部[197]
- 2005年9月1日 - 2006年8月31日 289,375部[197]
- 2006年9月1日 - 2007年8月31日 283,541部[197]
- 2007年10月1日 - 2008年9月30日 261,500部[197]
- 2008年10月1日 - 2009年9月30日 226,542部[197]
- 2009年10月1日 - 2010年9月30日 203,959部[197]
- 2010年10月1日 - 2011年9月30日 189,113部[197]
- 2011年10月1日 - 2012年9月30日 173,250部[197]
- 2012年10月1日 - 2013年9月30日 159,242部[197]
- 2013年10月1日 - 2014年9月30日 146,875部[197]
- 2014年10月1日 - 2015年9月30日 137,167部[197]
- 2015年10月1日 - 2016年9月30日 130,375部[197]
- 2016年10月1日 - 2017年9月30日 124,679部[197]
- 2017年10月1日 - 2018年9月30日 114,833部[197]
- 2018年10月1日 - 2019年9月30日 106,913部[197]
- 2019年10月1日 - 2020年9月30日 94,381部[197]
- 2020年10月1日 - 2021年9月30日 84,787部[197]
- 2021年10月1日 - 2022年9月30日 70,130部[197]
- 2022年10月1日 - 2023年9月30日 53,283部[197]
- 2023年10月1日 - 2024年9月30日 42,543部[197]
関連項目
脚注
外部リンク
花とゆめ連載中の漫画作品 (2025年1月20日現在) |
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通常連載 | |
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