中条比紗也

中条 比紗也(なかじょう ひさや、1973年9月12日 - 2023年10月12日[1][2][3])は、日本漫画家女性白泉社の『花とゆめ』、『別冊花とゆめ』で主に作品を発表した。代表作は、テレビドラマ化もされた『花ざかりの君たちへ』。
1995年のインタビューで男の子みたいなペンネームの由来を尋ねられ、「特に由来はなく、デビュー当時に姓名判断に凝っていて語呂合わせで適当に作った」と答えている。なお、本名は非公表であった[注 1][注 2]

大阪府出身[6]血液型はB型[6]

略歴

  • 1993年 - 「真夏の犯罪者」で第18回白泉社アテナ新人大賞佳作を受賞。
  • 1994年 - 『花とゆめ』23号に掲載の「ハートの果実」でデビュー。
  • 1995年 - 第20回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞を受賞。
  • 1996年 - 『花とゆめ』20号より「花ざかりの君たちへ」を連載開始。同作品はドラマCD化やテレビドラマ化され、作者の代表作となった。
  • 2005年 - 『花とゆめ』5号より「シュガープリンセス」を連載開始。2005年秋頃、体調不良で入院したため、4ヶ月程休載した。2006年『花とゆめ』4号より連載は再開されたものの、ページ数・掲載回数が少ない状態が続いたまま、連載が終了した。
  • 2016年 - 『別冊花とゆめ』6月号より「ももももっと!」を連載開始。
  • 2023年10月12日 - 心臓の病気のため死去。50歳没[1][2][3]。生涯独身だった。

作品リスト

単行本

  • 夢みる葉っぱ(1995年、花とゆめ) - 単行本全1巻、文庫版全1巻
  • ミッシング・ピース(1995年 - 1996年、花とゆめ) - 単行本全2巻、文庫版全1巻
  • 花ざかりの君たちへ(1996年 - 2004年、花とゆめ) - 単行本全23巻、愛蔵版全12巻
  • シュガープリンセス(2005年 - 2007年、花とゆめ) - 単行本全2巻
  • ももももっと!(2016年[7] - 2018年、別冊花とゆめマンガPark) - 単行本全3巻

ファンブック・画集

  • 中条比紗也キャラクターブック・花ざかりの君たちへ(2000年、白泉社)
  • 中条比紗也画集・花ざかりの君たちへ(2004年、白泉社) - 初の画集。『花ざかりの君たちへ』のイラストを中心に『夢みる葉っぱ』、『ミッシング・ピース』や初期短編のイラスト、『ザ花とゆめ』の表紙に掲載されたカラーなど150点が掲載されている。

ゲーム

脚注

注釈

  1. ^ 3ページもある新人紹介コーナーの冒頭で、先ずペンネームの由来があった[4]
  2. ^ 漫画家の中条比紗也(なかじょう・ひさや、本名非公表)さんが12日、心臓の病気で死去した。50歳だった[5]

出典

  1. ^ a b 漫画家・中条比紗也さん死去 享年50 『花ざかりの君たちへ』『シュガープリンセス』など”. ORICON NEWS (2023年10月26日). 2023年10月26日閲覧。
  2. ^ a b 「花ざかりの君たちへ」中条比紗也が死去、心臓の病気により50歳で”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年10月26日). 2023年10月26日閲覧。
  3. ^ a b 中条比紗也先生 ご逝去のお知らせ”. 白泉社 (2023年10月26日). 2023年10月26日閲覧。
  4. ^ 白泉社 1995, p. 17.
  5. ^ 黒田健朗 (2023年10月26日). “漫画家の中条比紗也さん死去 「花ざかりの君たちへ」がドラマ化”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). https://www.asahi.com/articles/ASRBV4W44RBVUCVL00Y.html 2023年10月29日閲覧。 
  6. ^ a b 白泉社 作家データベース 中条比紗也”. 白泉社. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月9日閲覧。
  7. ^ 羅川真里茂・中条比紗也・伊沢玲の新連載3本、別花で開幕!紫のバラの贈呈も”. コミックナタリー (2016年4月26日). 2017年4月9日閲覧。

参考文献

  • 白泉社 編「NEW FACE SPECIAL PART1 from花とゆめ 中条 比紗也NAKAJOH HISAYA」『COMiCATEコミケイト』第40巻、白泉社、17-19頁、1995年12月。 (無料PR小冊子/全32頁)

外部リンク