「愛の言霊 〜Spiritual Message〜」(あいのことだま スピリチュアル・メッセージ)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の37作目のシングルとして、タイシタレーベルから8cmCD・カセットテープ・7インチレコードで1996年5月20日に発売された。
2005年6月25日には12cmCDで再発売されている。2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている[4][5]。
背景・チャート成績
前作の「あなただけを 〜Summer Heartbreak〜」から約10か月ぶりとなるシングル[6]。
オリコン週間ランキングでは前作から引き続き1位を獲得し、通算6作目の首位獲得となった[7]。オリコン集計による累計売上枚数は139.5万枚を記録し、前作から2作連続・通算4作目のミリオンセラーを達成した[8]。ビクターエンタテインメントによる出荷枚数は累計155万枚を記録した[9]。
収録曲
- 愛の言霊 〜Spiritual Message〜 (5:39)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ SAX SOLI編曲:山本拓夫)
- 日本テレビ系土曜グランド劇場『透明人間』主題歌。KDDI・沖縄セルラー電話『au LISMO』キャンペーンソング[注釈 2]。
- タイトルにある「言霊」とは、言葉にあると信じられた呪力を意味するもので、本楽曲のヒットによって世間に広められたきっかけの一つと評されている[10]。
- 歌詞には、英語・日本語を使った言葉遊びが多用されており、間奏時にはインドネシア語も用いられている。この部分の声は桑田ではなく、梅田英春によるものである。歌詞について桑田は「梅雨の時期に、無風で波のない由比ヶ浜の沖から、陸地を眺めているという光景に痺れた。そこで材木座のお寺の鐘がなってね」と述べており、制作当時サーフィンに凝り始めた時期に遭遇した風景に影響されたという[11][12]。原由子はラスサビの〈過去に多くの人が 愚かな者が 幾千億年前の星の光見て/戦をしたり 罪犯したなら ぼくもまたそれを繰り返すのか〉というラップ部分について「悲しい歴史を背負った鎌倉の街並みを眺めながら歌詞に込められた思いを感じて欲しい」と語っている[13][14]。
- アレンジについて桑田は「アジアやニューヨーク、ヨーロッパの情報なども意識しつつアレンジした」と語っている。小貫信昭は「でも興味深い事に、逆にそれが日本人ならではの侘や寂の感覚を浮かび上がらせたのだ」と評している[15]。
- 木村カエラは小学生のころにお小遣いを貯めてCDを購入した思い出の曲として本楽曲を挙げている[16]。
- 恋のジャック・ナイフ (4:37)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
- 麒麟麦酒「キリン・ラガー」CMソング。
- アルバム『Young Love』では冒頭のラップ部分の音声が低い声になっている。アルバム『海のYeah!!』もこのバージョンが収録されたため、シングルバージョンは本シングル盤のみの収録となっている。
参加ミュージシャン
- 愛の言霊 〜Spiritual Message〜
- 恋のジャック・ナイフ
- 角谷仁宣:Computer Operation
- 川崎悦子:SPECIAL THANKS
収録アルバム
ミュージック・ビデオ収録作品
曲名
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作品名
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備考
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愛の言霊 〜Spiritual Message〜
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SPACE MOSA 〜SPACE MUSEUM OF SOUTHERN ART〜
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一部のみ収録。現在は廃盤。
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恋のジャック・ナイフ
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未収録
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ライブ映像作品
脚注
注釈
- ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数120万枚以上の作品に適用。
- ^ 2008年に使用された。
出典
関連項目
外部リンク
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桑田佳祐 (ボーカル・ギター) | 原由子 (キーボード・ボーカル) | 関口和之 (ベース) | 松田弘 (ドラム) | 野沢秀行 (パーカッション) 元メンバー : 大森隆志 (リードギター) |
シングル |
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オリジナル |
1970年代 |
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1980年代 |
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1990年代 |
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配信 |
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アルバム |
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楽曲 | |
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関連項目 | |
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1999年 | |
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オリコン週間 シングルチャート第1位(1996年6月3日・7月15日付:通算2週) |
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