山口県立山口博物館(やまぐちけんりつやまぐちはくぶつかん)は、山口県山口市にある山口県立の総合博物館。自然科学および歴史を扱っている。
概要
主に電気や化学などの機械実物展示や模型展示、動植物の標本、大内氏、毛利氏の文化遺産などがあるほか、鉄道車両(キハ58[1])で山口線の模擬運転ができるシミュレーターが設置されている。開館100年を迎えたリニューアルでは、ティラノサウルスの骨格標本や動植物ジオラマなども常設された。
展示施設は本館と別館で構成され、屋外にも化石や古墳時代の石棺のほか、かつて山口線で使用されたD60形蒸気機関車が展示されている。
沿革
1912年(明治45年)4月に開館した防長教育博物館(後に、山口県立教育博物館)と、1946年(昭和21年)4月開館の山口県立科学教育研究所(後に、山口県立科学博物館)が統合され、1950年(昭和25年)7月に総合博物館として発足。1979年(昭和54年)の山口県立美術館開館に伴い、美術部門が分離される。
1967年(昭和42年)に改築が行われ、10月に鉄筋コンクリート建ての新館(現在の建物)が開館する。2012年(平成24年)に展示室改修と新しい展示品の導入が行われる。3月に開館100周年記念式典が行われ、記念テーマ展「山口博物館100年のあゆみ」が始まる(同年9月2日までの予定)。
施設
- 1F
- 2F
- 地学展示室
- 植物展示室
- 動物展示室
- 考古学展示室
- 歴史展示室
- 天文展示室
- 3F
- 5F
建築概要
- 本館
- 竣工 - 昭和42年3月
- 開館 - 昭和42年10月
- 設計 - 坂倉準三
- 構造規模 - 鉄筋コンクリート造、地上5階、地下1階
- 敷地面積 - 19,905平方メートル(庁舎敷地・管理分)
- 建築面積 - 1,771平方メートル
- 延床面積 - 3,597平方メートル(1階889・2階1,380・3階233・4階804・5階58・地下233平方メートル)
- 別館
- 建築面積 - 480平方メートル
- 延床面積 - 1,566平方メートル
交通アクセス
山口県庁のすぐそばにある。
周辺
脚注
関連項目
外部リンク