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ジャック・フラハーティ
*Jack Flaherty*
ロサンゼルス・ドジャース #0
	セントルイス・カージナルス時代; (2023年6月13日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州バーバンク
生年月日	1995年10月15日（29歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 205 lb ＝約93 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2014年 MLBドラフト1巡目追補
初出場	2017年9月1日
年俸	$14,000,000（2024年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ハーバード・ウェストレイク・スクール（英語版）; セントルイス・カージナルス (2017 - 2023); ボルチモア・オリオールズ (2023); デトロイト・タイガース (2024); ロサンゼルス・ドジャース (2024 - );
	この表について

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。

ジャック・フラハティ
ジャック・フレアティ
ジャック･フラーティ

ジャック・フラハーティ（Jack Flaherty, 英語発音: [ˈd͡ʒæk ˈflɛrti]^[2]; 1995年 10月15日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州バーバンク出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのロサンゼルス・ドジャース所属。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

2014年のMLBドラフト1巡目追補（全体34位）でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。ドラフト前は内野手として注目されていた^[3]が、投手として入団した。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルスでプロデビュー。8試合（先発6試合）に登板して1勝1敗、防御率1.59、28奪三振を記録した。

2015年はA級ピオリア・チーフスでプレーし、18試合に先発登板して9勝3敗・防御率2.84・97奪三振の成績を残した。

2016年はA+級パームビーチ・カージナルス（英語版）でプレーし、24試合（先発23試合）に登板して5勝9敗、防御率3.56、126奪三振を記録した。

2017年はマイナーではAA級スプリングフィールド・カージナルスとAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、2球団合計で25試合に先発登板して14勝4敗、防御率2.18、147奪三振を記録した。6月28日にはオールスター・フューチャーズゲームのアメリカ合衆国選抜に選出された^[4]。8月30日にカージナルス監督のマイク・マシーニーがフラハーティを9月1日にメジャー昇格させることを発表し^[5]、当日メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。同日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で先発してメジャーデビューを果たしたが、4回を投げて5失点を喫した（勝敗付かず）^[6]。この年メジャーでは6試合（先発5試合）に登板して0勝2敗、防御率6.33、20奪三振を記録した。

2018年3月25日に故障したアダム・ウェインライトの代わりに開幕ロースターに入った^[7]。ウェインライトが復帰すると、4月4日にAAA級メンフィスにオプションで降格した。4月28日に再び昇格するともう一度オプションで降格し、5月にウェインライトが長期の故障者リスト（10日間から60日間に長期化した）に入ったため、5月からは代わりに先発ローテーションの一角を担った。5月20日のフィラデルフィア・フィリーズ戦（ブッシュ・スタジアム）でメジャー初勝利を挙げたが、投球数120、1失点で、13奪三振、1四球、2安打を許したのみで5-1で勝利した試合だった^[8]。2018年の新人年は8勝9敗で、28先発で防御率3.34を残し、151投球回で182奪三振を記録した^[9]。

2019年はマット・ウィータースとの契約を結ぶ際に、ウィータースの背番号を優先したため32から22に変更を行った。シーズン後半に差し掛かるまでは防御率4.64を記録していた^[10]。オールスター休暇後は、防御率0.91を記録し、これはボブ・ギブソンとジェイク・アリエータに次ぐ3番目に低い記録だった^[11]^[12]。8月には4勝1敗防御率0.71で、^[13]8月のピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞した、9月も44回を投げ防御率0.82を記録し受賞した^[14]。11勝8敗、33先発で防御率2.75、196回と1/3回を投げ231奪三振を記録し2019年シーズンを終えた^[15]。230奪三振を記録し55四球以下で防御率2.75以下を記録したMLB歴代で3番目に若い投手になった^[16]。オフにはゴールドグラブ賞にもノミネートされた。サイ・ヤング賞の投票では4位だった^[17]^[18]。また、同年から新設されたオールMLBチームのセカンドチーム先発投手の1人に選出された。

2020年は自身初めて開幕投手を務めた。

2021年4月1日のシンシナティ・レッズ戦（開幕戦）で2年連続2度目の開幕投手を務めた^[19]。5月7日のロッキーズ戦でMLB初本塁打を記録した^[20]。このシーズンはキャリアで初めて負傷者リストに入る^[21]など一時戦線から離脱するも、15試合の先発で9勝を記録した。

2022年は開幕前に1年500万ドルの契約を結んだ^[22]が、右肩の故障によりわずか2勝に終わった。

2023年は開幕前に1年540万ドルでカージナルスと再契約を結んだ^[23]。

オリオールズ時代

2023年8月1日にシーザー・プリエト、ドリュー・ロム、ザック・ショーウォルターとのトレードでボルチモア・オリオールズに移籍した^[24]。同月3日のトロント・ブルージェイズ戦で移籍後初登板を果たし、6回1失点の内容で勝利投手となった。オフの11月3日にFAとなった^[25]。

タイガース時代

2023年12月20日にデトロイト・タイガースと1400万ドルの単年契約を結んだ^[26]。オプションとして最大100万ドルの出来高が含まれる^[26]。

ドジャース時代

2024年7月30日にタイロン・リアンドロとトレイ・スウィーニーとのトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍した^[27]^[28]。

投球スタイル

マックス・シャーザーと似た投球フォームで、両コーナーを丁寧に突く投球が持ち味である^[3]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	失点	自責点	防御率	W H I P
2017	STL	6	5	0	2	0	.000	94	21.1	23	4	10	1	1	20	0	15	15	6.33	1.55
2018		28	28	8	9	0	.471	615	151.0	108	20	59	3	11	182	6	59	56	3.34	1.11
2019		33	33	11	8	0	.579	772	196.1	135	25	55	2	7	231	6	62	60	2.75	0.97
2020		9	9	4	3	0	.571	170	40.1	33	6	16	0	3	49	1	22	22	4.91	1.21
2021		17	15	9	2	0	.818	322	78.1	57	12	26	1	6	85	4	35	28	3.22	1.06
2022		9	8	2	1	0	.667	167	36.0	36	4	22	0	5	33	0	18	17	4.25	1.61
2023		20	20	7	6	0	.538	485	109.2	116	10	54	0	8	106	6	56	54	4.43	1.55
2023	BAL	9	7	1	3	1	.250	165	34.2	46	7	12	2	4	42	2	27	26	6.75	1.67
'23計	BAL	29	27	8	9	1	.471	650	144.1	162	17	66	2	12	148	8	83	80	4.99	1.58
2024	DET	18	18	7	5	0	.583	415	106.2	83	15	19	0	3	133	4	38	35	2.95	0.96
2024	LAD	10	10	6	2	0	.750	234	55.1	52	9	19	0	1	61	2	23	22	3.58	1.28
'24計	LAD	28	28	13	7	0	.650	649	162.0	135	24	38	0	4	194	6	61	57	3.17	1.07
MLB：8年		159	153	55	41	1	.573	3439	829.2	689	112	292	9	49	942	31	355	335	3.63	1.18

2024年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2017	STL	6	1	3	0	0	1.000
2018		28	7	11	2	0	.900
2019		33	18	23	0	4	1.000
2020		9	1	4	0	0	1.000
2021		17	7	6	1	0	.929
2022		9	3	3	2	0	.750
2023		20	14	7	0	1	1.000
2023	BAL	9	4	7	0	2	1.000
'23計	BAL	29	18	14	0	3	1.000
2024	DET	18	6	6	0	0	1.000
2024	LAD	10	4	3	0	0	1.000
'24計	LAD	28	10	9	0	0	1.000
MLB		159	65	73	5	7	.965