アコーホテルズ

Accor S.A.
種類
公開 (Société anonyme)
市場情報
業種 ホスピタリティ
設立 1967年 (57年前) (1967)[1]
Paris, France
創業者
本社 Tour Sequana
拠点数
5,584 (end 2023)[2]
事業地域
Worldwide
主要人物
Sébastien Bazin (Chairman and CEO)[1]
ブランド
売上高 増加 5.1 billion (2023)[2]
営業利益
増加 779 million (2023)[2]
利益
増加 633 million (2023)[2]
総資産 11.7 billion (2022)[3]
純資産 5.4 billion (2022)[3]
従業員数
300,000+ (2022)[4]
ウェブサイト group.accor.com

アコー (Accor) は、フランスを本拠とし、世界規模で展開するホテルチェーン。ユーロネクスト・パリ上場企業。

概要

世界中90か国以上で3,500軒以上のホテルを展開している。その売上の内訳を他の大手ホテルチェーンと比較すると、他の大手ホテルチェーンは北米に集中しているのに対し、アコーホテルズはヨーロッパ市場で売上の大半を占めている。アコーホテルズは北米での力が比較的弱く、全売上の約20%に過ぎない。パリにある屋内競技場アコーホテルズ・アレナの命名権を持っている。

2015年12月、同業のFRHIホールディングスを買収すると発表した[5]2016年7月に買収を完了し、新たにフェアモント・ホテルラッフルズ・ホテルスイス・ホテルの3ブランドが加わることになった[6]

日本では2023年7月に、従来大和ハウス工業傘下だったDAIWA ROYAL HOTEL(大和リゾート、現:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)の運営に参画した。2024年4月より、同社傘下のホテルを「グランドメルキュール」「メルキュール」の傘下ブランドにリブランドした[7]

主なブランド

  • ソフィテル (Sofitel):最上級ホテル・リゾートブランド
  • プルマン (Pullman):上級ホテルブランド
  • Mギャラリー(MGallery):上級ブティックホテルブランド
  • グランドメルキュール (Grand Mercure):上級フルサービスホテルブランド。中国では「美爵酒店(Mei Jue)」ブランドと併用される。日本において2024年からダイワリゾート系のホテルがグランドメルキュールにリブランドされているが、リブランドされたグランドメルキュールにはサービスが一切ないホテルも多いので利用には注意が必要である。(例:グランドメルキュール札幌大通公園、グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート他)
  • メルキュール (Mercure):中級ホテルブランドで、アコーホテルズ内最大の規模を持つ。
  • ノボテル (Novotel):中級ホテルブランド。室内はモダンなインテリアで知られる。
  • アダージョ:長期滞在型(アパルトマン)ホテル
  • イビス (Ibis):エコノミー型ホテルブランド

フェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナル(FRHI)など

バジェットホテル(廉価ホテル)からラグジュアリーホテル(高級ホテル)まで、幅広いカテゴリーのブランドのホテルを持っているホテルチェーンは、アコーだけである。 以前、東京六本木にあった「ホテルアイビス六本木」はアルファベットで「Ibis」と表記するがアコーホテルズとは無関係であった。

日本における展開

プルマン
  • プルマン東京田町(運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
Mギャラリー
グランドメルキュール
  • グランドメルキュール札幌大通公園(旧ロイトン札幌、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール那須高原リゾート&スパ(旧Royal Hotel 那須、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール南房総リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts MINAMIBOSO、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ(旧Royal Hotel 八ヶ岳、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール浜名湖リゾート&スパ(旧THE HAMANAKO、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール伊勢志摩リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts ISE-SHIMA、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュールびわこリゾート&スパ(旧Hotel & Resorts NAGAHAMA、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール奈良橿原(旧THE KASHIHARA、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパ(旧Hotel & Resorts WAKAYAMA-MINABE、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール淡路島リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts MINAMIAWAJI、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール別府湾リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts BEPPUWAN、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(旧Royal Hotel 沖縄残波岬、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
メルキュール
  • メルキュールホテル札幌 (運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • メルキュールホテル銀座東京 (運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • メルキュールホテル横須賀(旧横須賀プリンスホテルホテルトリニティ横須賀、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • ザ サイプレス メルキュールホテル名古屋ナカモの関連会社のナカモサンルートによるフランチャイズ) - 2011年4月1日に、同じアコーホテルズブランドの「ソフィテル・ザ・サイプレス名古屋」から現名称に変更、(運営会社:ナカモサンルート
  • メルキュール飛騨高山
  • メルキュールホテル沖縄那覇(運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • メルキュール京都ステーション(運営会社:エス・ホテルオペレーションズ京都堀川
  • 東急ステイ メルキュール 大阪なんば(運営会社:東急リゾーツ&ステイ) - 東急ステイ・メルキュール共に初となるダブルブランドホテル。2022年12月1日開業。
  • メルキュール東京羽田エアポート - 開発はサムティ。2023年11月26日開業。
  • メルキュール東京日比谷(旧第一ホテルアネックス・2023年12月19日開業)
  • メルキュール宮城蔵王リゾート&スパ(旧Active Resorts 宮城蔵王、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール裏磐梯リゾート&スパ(旧Active Resorts 裏磐梯、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール長野松代リゾート&スパ(旧Royal Hotel 長野、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール富山砺波リゾート&スパ(旧Royal Hotel 富山砺波、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール京都宮津リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts KYOTO-MIYAZU、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール和歌山串本リゾート&スパ(旧Hotel & Resorts WAKAYAMA-KUSHIMOTO、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール鳥取大山リゾート&スパ(旧Royal Hotel 大山、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール高知土佐リゾート&スパ(旧Royal Hotel 土佐、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール福岡宗像リゾート&スパ(旧Royal Hotel 宗像、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
  • メルキュール佐賀唐津リゾート(旧Hotel & Resorts SAGA-KARATSU、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント)
ノボテル
  • ノボテル沖縄那覇 (旧沖縄都ホテル) 沖縄県那覇市、モルガン・スタンレーの関連会社が土地と建物を取得し、2018年1月22日に閉館後、改修をへて同年9月開業。沖縄県内では同じ那覇市にあるメルキュールホテル沖縄那覇に続き二軒目の同ホテルチェーンである。(運営会社:琉球ホテルマネジメント)
イビス
  • イビススタイルズ札幌(旧ベストウエスタンホテル札幌中島公園、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • イビススタイルズ京都ステーション(旧ホテルビスタ京都[八条口]、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • イビススタイルズ東京ベイ(2018年7月開業、運営会社:新浦安ホテルマネージメント)
  • イビス大阪梅田(2018年11月開業、運営会社:ワールド・ブランズ・コレクション ホテルズ&リゾーツ)
  • イビスバジェット大阪梅田(旧Welina Hotel梅田、運営会社:レジェンドランド大阪)
  • イビススタイルズ名古屋[9](運営会社:エス・ホテルオペレーションズ名古屋
  • イビススタイルズ京都四条(旧ホテルユニゾ四条烏丸、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • イビススタイルズ東京銀座(旧ホテルユニゾ銀座、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
  • イビススタイルズ東京銀座East(2023年6月開業)
スイスホテル
バンヤンツリー(アコーとは業務提携/ALLプログラム参加)

開業予定のホテル

  • バンヤンツリー東山京都 (2024年開業予定)
  • ノボテル奈良(2024年開業予定)
  • フェアモント東京(2025年開業予定)
  • カッシーア比羅夫ニセコ(2025年開業予定)
  • バンヤンツリー箱根芦ノ湖(2026年開業予定)
  • バンヤンツリー白馬(2025年開業予定)
  • メルキュール能登リゾート&スパ(旧Royal Hotel 能登、運営会社:デスティネーション・リゾーツ&ホテルズ・マネジメント) - 当初は他のグランドメルキュール及びメルキュールと同じ2024年4月1日に開業予定だったが、令和6年能登半島沖地震のため開業延期。
  • ラッフルズ東京(2027年開業予定) - 浜松町駅西口の世界貿易センタービルディング本館の36階から46階に入居予定。

チェーンを離脱したホテル

出典

  1. ^ a b c Accor”. フォーブス. 17 July 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月6日閲覧。
  2. ^ a b c d Full-year 2023 results”. Accor (22 February 2024). 23 February 2024閲覧。
  3. ^ a b Key indicators”. Accor (2022年). 15 March 2022閲覧。
  4. ^ Accor Overview”. Accor.com. 15 March 2022閲覧。
  5. ^ アコー、ラッフルズなど3ブランド傘下に、親会社買収で”. トラベルビジョン (2015年12月16日). 2016年1月1日閲覧。
  6. ^ アコー、ラッフルズなど3ブランド買収、154軒を追加”. トラベルビジョン (2016年7月18日). 2016年7月30日閲覧。
  7. ^ アコー×大和リゾート、23軒のホテルを「グランドメルキュール」「メルキュール」にリブランド。2024年春に一斉オープン - トラベルWatch・2023年9月15日
  8. ^ サッポロファクトリーに「ホテル創成札幌 Mギャラリー」開業!開拓とビールの歴史をオマージュしたホテル”. IGNITE (2024年2月1日). 2024年2月5日閲覧。
  9. ^ 2020年11月6日中日新聞朝刊16面
  10. ^ ホテル名称変更のお知らせ ホテルウェルコ成田

外部リンク