V2レコード (V2 Records) またはV2ミュージック (V2 Music) は、ヴァージン・グループ会長のリチャード・ブランソンが1996年に設立したレコード・レーベル。2013年からPIASエンタテインメント・グループ傘下のレーベルとなっている。
歴史
リチャード・ブランソンがヴァージン・レコードをEMIに売却した4年後の1996年に設立。設立後間もなく、V2はジュニア・ボーイズ・オウン (Junior Boy's Own) 、元アイランド・レコード傘下のジー・ストリート・レコード (Gee Street Records) 、ブルー・ドッグ・レコード (Blue Dog Records) 、ビッグ・キャット・レコード (Big Cat Records) を傘下に収めた。また、V2はウィチタ・レコーディングス、ルアカ・ボップ (Luaka Bop) 、シティ・スラング、モジュラー・レコーディングス、ファニア・レコードとライセンス契約を交わした。
2005年には数々のインディー・レーベルの販売、宣伝、流通業務を取り扱うコオペレイティヴ・ミュージックを設立した。
2007年8月、V2とコオペレイティヴ・ミュージックはユニバーサルミュージック・グループに買収された。買収金額は700万ユーロと推定されている[1][2]。しかし、2012年のEMI買収に伴って事業分割の対象となり、2013年前半にPIASエンタテインメント・グループに売却された[3]。
日本での事業
日本では1998年にV2 Records Japan(株式会社ヴイツーレコーズ・ジャパン)が設立され、1998年から2003年まではソニー・ミュージックエンタテインメント、2003年から2008年1月まではコロムビアミュージックエンタテインメントとライセンス契約を締結していた。
2008年1月、V2/コオペレイティヴ・ミュージックはホステス・エンタテインメントとの間でライセンス契約を締結。これに伴いV2 Records Japanは活動を終了した。ホステスとの契約は2011年3月に一旦終了し、代わってユニバーサルミュージック内に新設されたレーベル「PACHINKO RECORDS」にて取り扱われていたが、PIAS傘下に入った2013年からは再びホステスがライセンス販売を行っている。
主要アーティスト
※過去に在籍したアーティストも含む
関連項目
脚注
外部リンク