The Monster Ball Tour(ザ・モンスター・ボール・ツアー)は、アメリカ合衆国のレコーディング・アーティスト、レディー・ガガのセカンド・アルバム『ザ・モンスター』を引っ提げた、2回目のコンサートツアーである。このツアーはラッパー、カニエ・ウェストとの共同コンサートツアーが突然キャンセルされた後に、2009年10月15日に公式に発表された。このツアーが始まった4日後に、『ザ・モンスター』が発売される。
背景
当初はヒップホップアーティスト、カニエ・ウェストと共同でコンサートツアーを行う予定であった。そのツアーは、「Fame Kills:Starring Lady Gaga and Kanye West」と題され、2人が共同でパフォーマンスを行うものとして、2009年9月に発表された[2]。しかし、カニエが2009年9月、MTV Video Music Awardsで女性ビデオ賞受賞者のテイラー・スウィフトの受賞スピーチの最中にステージに乱入して「この賞はビヨンセが獲るべきだ」と邪魔する騒動を起こし、メディアと一般の反応をみて、カニエはしばらく音楽活動を休止すると公式声明を出した。それでもガガはカニエを擁護し、アリゾナ州フェニックスで2009年11月10日から始まるツアーの準備を進め、コンサートスケジュールも発表された[3]が、間もなくツアーの中止が発表された[4]。ガガはビルボードウーマン・イン・ミュージック授賞式で創造的な違いをキャンセルの理由に挙げた。インタビューにおいて「カニエはツアーを休むことになっている。しかし良いニュースがある。私はツアーに出る。」と述べた[5]。