『僕の歌は君の歌』(ぼくのうたはきみのうた、原題:Elton John)は、1970年に発表されたエルトン・ジョンのアルバム。全英4位を記録した。
解説
エルトン・ジョンのセカンド・アルバム。グラミー賞の最優秀アルバムと新人賞にノミネートされた。
ポール・バックマスターによる弦楽器のアレンジが、叙情性を際立たせている。「僕の歌は君の歌(Your Song)」収録。エルトンは後のインタビューで、「『僕の歌は君の歌』は、飽きが来ないため、ライヴで唯一欠かしたことのない曲」だと語った。作詞家バーニー・トーピンは、歌詞を渡して15分ほどで出来上がったと述べている。
1996年のCDからは、当時のシングルB面だった未収録曲も収録された。2008年のリマスター、及びSHM-CD化再発に際しては、未発表のデモ音源やセッション音源も含む20曲のボーナス・ディスクを追加した、デラックス・エディションとして限定発売された。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・ベスト・アルバム500」に於いて、468位にランクイン。
収録曲
オリジナル版
- Side 1
- 僕の歌は君の歌 - Your Song
- 君は護りの天使 - I Need You to Turn to
- パイロットにつれていって - Take Me to the Pilot
- ルイーズに靴紐はない - No Shoe Strings on Louise
- ハイアントンの思い出 - First Episode at Hienton
- Side 2
- 60才のとき - Sixty Years on
- 人生の壁 - Border Song
- 驚きのお話 - The Greatest Discovery
- 檻の中に住みたくない - The Cage
- 王は死ぬものだ - The King Must Die
ボーナス・トラック
- 悪い月 - Bad Side of the Moon
- グレイ・シール - Grey Seal (original version)
- ロックン・ロール・マドンナ - Rock and Roll Madonna
デラックス・エディション
上述の通り、2008年6月3日に発売されたCD2枚組セット。10曲入りオリジナル版と初出の未発表曲多数収録のボーナスディスク。15~17曲目は現行版のボーナストラックと同一。
ボーナスCD
- Your Song (Demo Version) 1990年発売のBOXセット、「トゥ・ビー・コンティニュード」に収録されたもの。
- I Need You To Turn To (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Take Me To The Pilot (Piano Demo) 未発表バージョン。
- No Shoe Strings on Louise (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Sixty Years on (Piano Demo) 未発表バージョン。
- The Greatest Discovery (Piano Demo) 未発表バージョン。
- The Cage (Piano Demo) 未発表バージョン。
- The King Must Die (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Rock and Roll Madonna (Piano Demo) 未発表バージョン。
- Thank You Mama (Piano Demo) 未発表曲。
- All The Way Down To El Paso (Piano Demo) 未発表曲。
- I'm Going Home (Piano Demo) 未発表曲。
- Grey Seal (Piano Demo)
- Rock and Roll Madonna (Incomplete Band Demo)
- Bad Side of the Moon
- Grey Seal
- Rock and Roll Madonna
- Border Song (BBC Session) with Hookfoot フックフットとは、カリブ・クェイのバンド。カリブとは、かつてエルトンが在籍したバンド、ブルーソロジーのメンバーで、ファーストアルバムを共に製作した間柄。1970年12月4日収録。 未発表バージョン。
- Your Song (BBC Session) 1970年2月7日収録。 未発表バージョン。
- Take Me to the Pilot (BBC Session) 1970年2月7日収録。 未発表バージョン。
アルバム参加ミュージシャン
- 弦楽器編曲担当。
- バックマスターの妻。
- クライヴ・ヒックス(Clive Hicks) - 12 string guitar:1曲目,rhythm guitar:4曲目,guitar:7,8,10曲目,acoustic guitars:9曲目
- コリン・グリーン(Colin Green) - guitar:1,7曲目, Spanish guitar:6曲目
- フランク・クラーク(Frank Clark) - acoustic guitars:1,10曲目
- ローランド・ハーカー(Roland Harker) - guitar:2曲目
- アラン・パーカー(Alan Parker) - rhythm guitar:3曲目
- デイヴ・リッチモンド(Dave Richmond) - bass guitar:1,7,8曲目
- アラン・ウェイル(Alan Weighll) - bass guitar:3,4,9曲目
- レス・ハーディ(Les Hurdie) - bass guitar:10曲目
- バリー・モーガン(Barry Morgan) - drums:1,3,4,7,9曲目
- テリー・コックス(Terry Cox) - drums:8,10曲目
- スカイラ・カンガ(Skaila Kanga) - harp:2,8曲目
- デニス・ロペス(Dennis Lopez) - percussion:3,4,10曲目
- テックス・ナヴァラ(Tex Navarra) - percussion:9曲目
- ブライアン・ディー(Brian Dee) - organ:6,7曲目
- デヴィッド・カッツ(David Katz) - violin
- background vocals
- マデリーン・ベル(Madeline Bell)、トニー・バロウズ(Tony Burrows)、ロジャー・クック(Roger Cook)、レスリー・ダンカン(Lesley Duncan)、ケイ・ガーナー(Kay Garner)、トニー・ハザード(Tony Hazzard):3,4,7,9曲目
- バーバラ・ムーア(Barbara Moore) - choir leader:7曲目
製作
- この後長らくエルトンと共に仕事をすることになるプロデューサー。
- スティーヴ・ブラウン - Co-ordinator
- ロビン・ゲオフリー・ケーブル(Robin Geoffrey Cable) - Engineer
- ガス・スキナス(Gus Skinas) - Editing
- リッキー・グラハム(Ricky Graham) - Digital transfers
- グレッグ・ペニー(Greg Penny) - Surround sound
- ポール・バックマスター(Paul Buckmaster) - Arranger
- 彼の起用が先だったため、アレンジャーをやりたいと条件を出したジョージ・マーティンはプロデューサーにならなかった。ガスの起用はバックマスターの進言によるものである。
- デヴィッド・カッツ(David Katz) - Orchestra contractor
- デヴィッド・ラーカム(David Larkham) - Art direction
- ショウェル・スタンフォード(Stowell Stanford) - Photography
- ジム・ガフ - Sleeve production
- トニー・コーシン(Tony Cousins) - Remastering
- ガス・ダッジョン&ジョン・トブラー(John Tobler) - Liner notes(95年リマスター盤より)
外部リンク
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