MERGE (SQL)

MERGEステートメントは、条件に応じてUPDATEまたはINSERTを実行する。UPDATEとINSERTを組み合わせた操作を行うことから、UPSERTという別名を持つ。

標準の構文

SQL:2003において標準SQLに導入された構文を以下に示す。

 MERGE INTO 主表 USING 副表 ON (条件)
   WHEN MATCHED THEN
     UPDATE SET 1 = 1 [, 2 = 2 ...]
   WHEN NOT MATCHED THEN
     INSERT (1 [, 2 ...]) VALUES (1 [, 2 ...])

以下のデータベースなどでサポートされている。

非標準の構文

データベース製品の中には、標準とは異なる構文で同様の機能を提供しているものもある。

  • MySQLINSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATEおよびREPLACE構文を採用している[6][7]
  • PostgreSQLINSERT ... ON CONFLICT構文を採用している[8]
  • SQLiteINSERT OR REPLACE INTOおよびREPLACE構文を採用している[9]

脚注

  1. ^ MERGE”. Oracle Database SQL言語リファレンス. 2009年9月23日閲覧。
  2. ^ MERGE ステートメント”. DB2 Version 9 for Linux, UNIX, and Windows. 2009年9月23日閲覧。
  3. ^ MERGE (Transact-SQL)”. SQL Server 2008 オンライン ブック. 2009年9月23日閲覧。
  4. ^ MERGE”. Firebird 2.1 Language Reference Update. 2009年9月23日閲覧。
  5. ^ MERGE”. PostgreSQL: Documentation: 15. 2022年10月17日閲覧。
  6. ^ INSERT ... ON DUPLICATE KEY UPDATE Syntax”. MySQL 5.1 Reference Manual. 2014年12月8日閲覧。
  7. ^ REPLACE Syntax”. MySQL 5.1 Reference Manual. 2014年12月8日閲覧。
  8. ^ INSERT”. PostgreSQL 9.6.5文書. 2019年2月8日閲覧。
  9. ^ INSERT”. SQL As Understood By SQLite. 2009年9月23日閲覧。