関係データベースのデータベース言語SQL におけるビュー(英: view)とは、1つ以上の表(または他のビュー)から任意のデータを選択し、それらをカスタマイズして表したものである。関係データベースの関係モデルにおける関係の一種である導出関係に相当する。複数の表(基底関係)やビューのデータを関連付け、組み合せることができる。ビューで表示されるデータの選択条件を指定できる。
ビューは、実表と同じく行と列に編成されるが、実表とは異なりデータそのものは含まれない。ビューを使用すると、複数の表またはビューを1つの表であるかのように見ることができる。
ビュー作成の際に、以下のようにSQL文を記述する。(SELECTステートメントについて)
CREATE VIEW ビュー名 AS SELECTステートメント;
ビュー削除の際に、以下のようにSQL文を記述する。(DROPステートメントの詳細)
DROP VIEW ビュー名;
標準SQL規格としては、SQL89から使用可能。SQL92ではCHECK OPTION、LOCAL、CASCADEの機能拡張が行なわれている。SQL99では更に機能強化が計られ、一定条件下でビューから実表のデータの更新が可能になった。なお、SQL89においては、ビューを作成できるものの、DROPステートメントが無いため削除できない。
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