新体制についてメンバーのminanはユニット自体は保持しつつも[23]、キムの願望の実現など中身を変えたいと考えたことを後にインタビューで述べている[24]。またhimeはワンマンライブ「lyrical school one man live 2017 "TAKE ME OUT"」を振り返ってヒップホップアイドルらしさを強調して差別化を図りたいと述べた他[25]、新体制においてはメンバーとも会話して方向性を決めていることを述べている[26]。またメンバーのバックグラウンドがそれぞれ乖離してまとまらないため、歌詞は引き続き別でライターに依頼した[27]。一方で当初のコンセプトとして存在した「6本のマイク」、つまり6人体制から外れて5人になったことには驚いたと2人は述べている[28]。またパフォーマンスについても、最初の頃は振り付けなどが決まったものが多かった[29]。しかしhimeからキムにパフォーマンスの提案があったことや2018年8月にminanが骨折したことに起因して[7]、ライブでの振付やフォーメーションが削られ、メンバーによる自由なパフォーマンスが中心となった[30]。メンバーのrisanoはインタビューでアイドルらしさを出しつつ現代のラップグループにパフォーマンスを近づける狙いがあることを語っている[18]。
2012年6月にタワーレコードのレーベルであるT-Palette Recordsへ移籍し、それに伴いユニット名を8月に「lyrical school」に改称する[16]。ユニット名は自分たちを見てラップに挑戦したいという人がいたらいいという目標を持ったメンバーがレベルの高いリリックを生み出せるよう互いに切磋琢磨するグループという意味が込められている[39]。2013年夏のインタビューにてメンバーのmarikoが同時期に関東以外での遠征の機会が増えたことに触れている[40]。新編成での初アルバム「datecourse」はジャケットをイラストレーターの江口寿史が担当する[17]。2014年には「ROCK IN JAPAN FES2014」や「SUMMER SONIC 2014」に出演[41]、また11月には台湾のイベントであるLittle Tokyo Crazy Kawaii Taipeiへの参加がメンバーのyumiから述べられている[42]。2015年には初の全国ツアーを開催した[41]。11月、元ライムベリーのMC HIMEこと持田妃華が12月にhimeとしてlyrical schoolに加入することが発表され、Twitterでは、検索ワードのトレンドに上がるなどの反響がKAI-YOUにて報じられる[43]。
2020年には新型コロナウイルス感染症の世界的流行とそれによる外出自粛を受け、4月7日にl公式YouTubeチャンネルにて「lyrical school REMOTE FREE LIVE vol.1」を公開した[49]。4月17日に公開されたvol.2の後となる5月1日にアンコール動画が公開されたほか[50]、5月14日までの期間限定でア・カペラ動画をGigaFile便からダウンロードできるよう開放した[51]。vol.3ではステージに集まっているのを事前情報で視聴者側には別撮りしていると誤認させてからフレームを外すという演出を行った[52]。ライターの香月孝史はこれをアイドル個人が今までやってきた公開の中で新しい見せ方の一つとして紹介した[53]。
2022年4月12日、同年7月24日に日比谷公園大音楽堂にて開催される「lyrical school tour 2022 “L.S.”」ツアーファイナルをもって、5人体制での活動を終える旨を明らかにした[54]。minanは2021年末にメンバーから離脱の意志がある旨を聞いていたと語っている[55]。原因について、コロナ禍における集客面の不安などがあったのではないかとキムは述べている[27]。新体制はminanを中心とした体制が組まれることが明らかにされた[54]。2022年4月20日、メンバーの発熱が確認され、翌日にはメンバー全員の新型コロナウイルス感染が確認された[56]。これによって『L.S.』リリースイベントはすべて中止となった[56]。2022年の5人体制のMVをメンバーの稼働なしで作るため、5000枚のチェキを集める企画を実施した[57]。この企画で集められたチェキのうち3000枚をスライドさせて、時間経過を示したMV「LAST SCENE」が作成された[58]。
幼少期からダンスを学ぶ[100]。一度上京するも挫折し帰郷するも、その時のダンス教師の勧めでrisanoと出会い、彼女の勧めで応募、合格した[104]。2018年4月からFMおだわら「アイドル放送局」のパーソナリティの一人として活動する[105]。2019年には舞台『スリーアウト!~ホームラン篇~』に出演した[106][107]。2020年9月29日、TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020×週刊SPA!による投票バトルに参加した[108]。
リアーナに憧れアメリカのロサンゼルスにてダンス留学を経験し、帰国後『PRIDE』などを聞いたことを契機にオーディションに参加、合格した[100]。ユニットでは参入初期から場の盛り上げを担当しているとキムは2019年のインタビューで述べている[7]。『日刊SPA!』および『musicite』のインタビューではハスキーボイスが特徴と称されている[112][113]。ユニットでは「CALL ME TIGHT」など楽曲の振り付けを担当することもある[114]。ラップスタイルは『日刊サイゾー』にてライターの寺西ジャジューカにCHICO CARLITOのそれに近いと評されている[115]。
2018年10月26日に開催されたツアー"WORLD'S END" at STUDIO COASTにて結成されたユニット[121]。hinakoとyuuの2名で構成されている[121]。2018年の講演では楽曲「ブランニューガール」を披露した[122]。2020年5月22日には「ブランニューガール」のリモートライブ映像を公開した[123]。6月15日、クラウドファンディングを通じて新曲の製作費を集め、その進捗をYouTubeにて公開するという企画を発表した[124]。資金集めはリミスタにて行われた[124]。このクラウドファンディングは2020年6月15日から6月28日まで開催された[125]。最終的に目標50万円に対し208万3550円が集められ[125]、7月28日には制作された楽曲「hey!魔法」がYouTubeでプレミア公開された[126][127]。
評価
2020年のヤングジャンプでは日本のヒップホップアイドルの草分けと紹介されている[128]。旧体制について音楽評論家の宗像明将はユニットの結成当時ラップを専門とした唯一のアイドルグループであるとし[129]、高木は音楽ナタリーの連載「the scene of RAP IDOLS」(2018年)において、ラップの技術的には稚拙であるとしつつも当時他にないアイドルとラップの組み合わせや確立したクリエイターの存在および運営のサポートから翌2011年に結成されたライムベリーとともに、ラップアイドルの嚆矢かつ2大グループと評している[33]。新体制について高木は体制変更後に発売されたライブのCDである『“TAKE ME OUT” ON DEC 16』と『”lyrical school tour 2018 “WORLD’S END”』の変化を踏まえ[130]、各メンバーの個性が際立つようになりパフォーマンスが確立したとしている[131]。
1月26日、渋谷SOUND MUSEUM VISIONでのワンマンライブ「lyrical school one man live 2013 Vol.1 mariko卒業『君にも書いたよ招待状』」をもってmarikoが卒業[139][140]。3月17日、2012年11月より募集開始したオーディションで選ばれたhinaが加入。タワーレコード秋葉原店にて新メンバーのお披露目インストア・ライヴ開催[141]。5月15日、シングル「PARADE」発売。
5月19日、タワーレコード新宿店にて開催されたシングル「PARADE」発売記念イベントにて、erikaが6月に卒業することを発表[142]。6月28日、タワーレコード渋谷店B1「CUTUP STUDIO」で行われた「lyrical school oneman live erika卒業『掴んだマイク』」でerikaがグループを卒業[78]。
2月7日、渋谷WWWにて「lyrical school oneman live 2014」開催。オープニングDJにはレーベルメイトであるNegiccoのMeguがDJ Meguとして参加[146]。
4月2日に「brand new day」、7月15日に「FRESH!!!」、10月28日に「PRIDE」と、3枚のシングルを発売。
11月2日、恵比寿LIQUIDROOMにて「lyrical school oneman live 2014 @ LIQUIDROOM」開催。オープニングDJとしてLinQの深瀬智聖がゲスト出演[147]。
2015年
1月27日、前年11月2日に恵比寿LIQUIDROOMで行われたワンマン・ライヴを収録した初の映像作品『lyrical school oneman live 2014 at LIQUIDROOM』発売。3月10日、アルバム『SPOT』発売。
5月31日、沖縄サイバーボックスより初の全国ツアー「lyrical school tour 2015 “date spot”」スタート。7月25日には同ツアーの最終公演としてZepp DiverCity TOKYOでワンマンライブを開催[148]。11月4日には、同公演の模様を収録した2枚組DVD『lyrical school tour 2015 “date spot” FINAL at Zepp DiverCity』を発売[149]。
10月10日、青山Restaurant Bar CAYにて結成5周年記念 ワンマンライブ開催[150]。更に11月6日、川崎CLUB CITTA'にて結成5周年記念オールナイトイベント〝midnight date spot”を開催[150]。