Apache Cordova作者 |
Joe Bowser, Michael Brooks, Rob Ellis, Dave Johnson, Anis Kadri, Brian Leroux, Jesse MacFadyen, Filip Maj, Eric Oesterle, Brock Whitten, Herman Wong, Shazron Abdullah |
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開発元 |
Apache Cordova |
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最新版 |
10.0.0
/ 2020年7月31日 (4年前) (2020-07-31)[1] |
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プログラミング 言語 |
JavaScript, HTML5, CSS3, Java, C++, C#、Objective-C |
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対応OS |
Android、BlackBerry、 Amazon Fire OS、 Firefox OS、iOS, Symbian, Ubuntu Touch, webOS, Windows Phone, Windows 8 |
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対応言語 |
英語 |
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サポート状況 |
開発中 |
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種別 |
マルチプラットフォームモバイルアプリケーションフレームワーク |
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ライセンス |
Apache 2.0 License[2][3] |
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公式サイト |
cordova.apache.org www.phonegap.com |
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Apache Cordova(アパッチ・コルドバ)は、オープンソース(Apache 2.0 License)のモバイルアプリケーション開発フレームワーク。
ニトビ・ソフトウエア社によってPhonegap(フォンギャップ)として開発が始められた。その後アドビシステムズ(現アドビ)がニトビ・ソフトウェア社を買収したことによりPhoneGapはAdobeのプロダクトとなり、そのソースコードがApache CordovaとしてApacheソフトウェア財団に寄贈され、コミュニティによってメンテナンスされている。
概要
モバイルデバイスのカメラ、GPS、加速度センサーなどにアクセスするためのAPIを追加することにより、JavaScript、HTML、CSSといったウェブアプリケーション開発の技術でモバイルアプリケーションを開発することができるのが特徴である。
アドビが開発した、PhoneGap Buildというオンライン上で各種モバイルアプリケーション用のインストールパッケージを作成するためのサービスもある。
競合するとされるフレームワークの一つにTitaniumがあるが、Titaniumが(V8やRhinoなどの)JavaScriptエンジン上で動作してモバイルデバイスのAPIにアクセスする形態なのに対し、Phonegapはモバイルデバイスのブラウザビュー上で動作し、モバイルデバイスのAPIにアクセスする形態のため、通常のWebアプリ開発と同じように作成できる。
Android、iPhone、Windows Mobile、BlackBerry、Palm WebOS、Symbian OS、Firefox OS、Tizen、Ubuntu Touch、などのモバイルデバイスに対応している。
2011年10月4日、Adobeは開発者向けカンファレンス「Adobe Max 2011」においてニトビ・ソフトウェア社の買収合意を発表した。
沿革
サンフランシスコで行われた『iPhoneDevCamp』の中で開発され[4]、PhoneGapはオライリーメディア が行っている『O'Reilly Media's 2009 Web 2.0 Conference』において『People's Choivr Award』を受賞した[5]。その後公開され、フレームワークとして様々なスマートフォンアプリの開発に使用されている[6]。
PhoneGapフレームワークはいくつかのモバイルアプリケーションの開発プラットフォームに使用されており、代表的な開発プラットフォームとして、アシアル社のMonaca[7]、ViziApps社のViziApps[8]、 IBM社のIBM MobileFirst Platform(旧名称:Worklight)[9][10]、Convertigo[11][12]、appMobi[13]がある。
アドビシステムズは2011年10月4日に、ニトビ・ソフトウエアの買収合意を発表した[14]。買収によりアドビシステムズのプロダクトとなったが、PhoneGapのソースコードはApacheソフトウェア財団に寄贈され、Apacheにおけるプロジェクト名としてApache Cordovaと呼ばれている[15]。アドビシステムズは、Adobe PhoneGap及びAdobe Phonegap Buildとしている[16]。
Phonegapの初期のバージョンでは、iOSのアプリケーションはアップル社製のコンピューター、Windows Mobileのアプリケーションはマイクロソフト社のWindowsのコンピュータでなければ開発できなかったが、2012年9月に、アドビシステムズはPhoneGap Buildサービスの提供を開始し、HTML・CSS・JavaScriptのソースをクラウド上でコンパイルし、全てのプラットフォームのアプリケーションをクラウド上で作成することが可能となった[17]。
2015年7月20日に公開されたマイクロソフトの統合開発環境であるMicrosoft Visual Studio 2015に追加されたクロスプラットフォーム開発のツールの一つとしてApache Cordovaが正式に追加された[18]。但し、Microsoft Visual Studio 2015でiOSのアプリケーションを開発する場合は、Macにリモートエージェントをインストールする必要がある[19]。
対応プラットフォーム
Apache Cordova(Phonegap)が対応しているオペレーティングシステムは現時点で、iOS、BlackBerry、Android[20]、webOS、Windows Phone(7・8)、Symbian OS、Tizen(SDK 2.x)、Bada、Firefox OS[21]及びUbuntu Touchがある。
以下は対応しているオペレーティングシステムと使用できる機能の表である[22][23][24]
関連項目
脚注
外部リンク