2022 FIFAワールドカップ・オセアニア予選 |
---|
大会概要 |
---|
日程 |
2022年3月14日–30日 |
---|
チーム数 |
9 (1連盟) |
---|
|
本記事では、2022 FIFAワールドカップの予選のうちオセアニア予選(オセアニアよせん)について述べる。オセアニアサッカー連盟(OFC)所属の各代表チームにより競われた。本大会への出場枠は0.5であった[1]。
予選形式
2020年7月28日、OFCは新型コロナウイルス感染症の流行に対応した日程案をFIFAに提出した[2]。
- 1次予選: OFCに加盟している11の国と地域をFIFAランキングに基づき2組に分け、集中開催による1回戦総当たりのリーグ戦を行う。成績上位2チームが2次予選に進出。
- 2次予選: 1次予選を突破した4チームがホーム・アンド・アウェーで準決勝と決勝戦を行う。決勝戦の勝者は大陸間プレーオフに進出。
しかしその後、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う旅行制限の問題から方式の見直しが再三行われたのち、2021年9月16日にOFCは、OFC域外のカタールで集中開催する計画を表明[3]。2021年11月29日にOFCが詳細な方式を発表した[4]。
- 予備予選:出場9チームのうち、FIFAランキング下位2チーム(クック諸島・トンガ)が1試合勝負で対戦。勝者がグループステージに進出する。
- グループステージ:出場9チームのうちFIFAランキング上位7チームと、予備予選の勝者、合計8チームが4チームずつの2組に分かれ、1回総当たりで対戦する。各組上位2チーム、合計4チームが決勝トーナメントに進出。
- 決勝トーナメント:進出した4チームが各1試合勝負のノックアウトトーナメントを行う。これに勝ち残ったチームが大陸間プレーオフに進出。
参加国
オセアニアサッカー連盟(OFC)と国際サッカー連盟(FIFA)の双方に加盟する11チームのうち、組み合わせ抽選の時点では9チームが参加を表明していた[4](トンガはその後棄権)。カッコ内は組み合わせ抽選時における最新(2021年11月19日発表)のFIFAランキング[5]。
競技日程
元々予選は、2020年9月に開幕予定であった[6]。
2020年6月25日、FIFAは2022年3月に実施を予定していた大陸間プレーオフを、3か月繰り下げて6月に延期することを発表した[7]。
2020年11月5日、OFCは予選の開始時期を、当初の2021年3月から同年6月に延期すると発表した[8]。
新たな日程についてOFCが加盟協会とFIFAと話し合いの後、2021年3月4日になってOFCは6月開幕では間に合わないと発表した。その代わりに2022年1月に大会を開催し、6月後半に行われる大陸間プレーオフに先立って3月21日から29日のFIFA国際マッチデーを予備日に利用できるようにすることを確認した
[9][10]。
以下の競技日程は、FIFAが定めた国際Aマッチデー計画表に基づく[11]。
ラウンド
|
節
|
日付
|
本来の日程
|
変更後の日程
|
予備予選
|
第1節
|
新設
|
2022年3月14日
|
1次予選
|
第1節
|
2021年3月22日– 30日 同年5月31日 - 6月15日[12]
|
2022年3月中
|
第2節
|
第3節
|
2次予選
|
準決勝第1戦
|
2021年8月30日 - 9月7日
|
2022年3月中
|
決勝第1戦
|
2021年10月4日 - 12日
|
2022年3月30日
|
予備予選
組み合わせ抽選後の2022年1月29日にFIFAは、トンガが災害(2022年のフンガ・トンガ噴火)を理由に出場を辞退すること、またそのため予備予選を中止してクック諸島がグループステージに進出することを発表した[13]。
1次予選
8チームがFIFAランキングに基づき2組に分けられ、2022年3月から集中開催による1回戦総当たりのリーグ戦を行った。
グループA
順
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
出場権
|
1
|
ソロモン諸島
|
1
|
1
|
0
|
0
|
3
|
1
|
+2
|
3
|
2次予選に進出
|
2
|
タヒチ
|
1
|
0
|
0
|
1
|
1
|
3
|
−2
|
0
|
3
|
バヌアツ
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
棄権
|
4
|
クック諸島
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
- 3月17日に予定されていたタヒチ-バヌアツ戦は、第1試合前の新型コロナウイルスの検査でバヌアツ代表に陽性者が多数出たことから、試合が中止となった[14]。その後バヌアツは全試合を辞退することを決定した[15]。
- 3月20日に予定されていたクック諸島-タヒチ戦は、クック諸島代表に新型コロナウイルスの陽性者が多数出たことから、試合が中止となった[15]。その後、クック諸島代表は予定されていた第3節も含めて辞退することとなり、グループ内での順位はクック諸島代表の実施済みの試合(第1節のソロモン諸島戦)を無効として決定するものとした(順位決定基準から外されるのみで、試合記録自体は有効であり、FIFAランキングへも反映される)[16]。
グループB
順
|
チーム
|
試
|
勝
|
分
|
敗
|
得
|
失
|
差
|
点
|
出場権
|
1
|
ニュージーランド
|
3
|
3
|
0
|
0
|
12
|
1
|
+11
|
9
|
2次予選に進出
|
2
|
パプアニューギニア
|
3
|
2
|
0
|
1
|
3
|
2
|
+1
|
6
|
3
|
フィジー
|
3
|
1
|
0
|
2
|
3
|
7
|
−4
|
3
|
|
4
|
ニューカレドニア
|
3
|
0
|
0
|
3
|
2
|
10
|
−8
|
0
|
2次予選
トーナメント表
準決勝
決勝
勝者は大陸間プレーオフに進出。
大陸間プレーオフ
出典
関連項目
外部リンク