2009年のル・マン・シリーズは、フランス西部自動車クラブ (ACO) の統括するル・マン・シリーズの6年目のシーズン。2009年4月5日にスペインのカタロニアで開幕し、9月13日にイギリスのシルバーストンで閉幕するまで、全5戦で争われた。
アストンマーティン・レーシングのヤン・チャロウズ、トーマス・エンゲ、シュテファン・ミュッケ組が全レースで表彰台に上り、LMP1のタイトルを獲得した。LMP2クラスではオリビエ・プラ、ミゲル・アマラル組が2勝を挙げタイトルを獲得した。GT1クラスは元プロスキーヤーのリュック・アルファンのチームから出走したヤーン・クライレイとパトリス・ゲースラールがタイトルを獲得した。GT2は接戦が繰り広げられ、マルク・リープ、リヒャルト・リーツ組がJMWモータースポーツのロブ・ベル、ジャンマリア・ブルーニ組に1ポイント差でタイトルを獲得した。
2008年10月10日にACOは5戦からなる2009年のスケジュールを発表した。ポルトガルでのアルガルヴェ1000キロレースがモンツァ1000キロレースに代わって開催されることとなり、その他は2008年のカレンダーと同じであった。ル・マン・シリーズとして初めて開催されたアルガルヴェはナイトレースであった[1]。その後2回目のテストセッションが追加され、4月にフランスのブガッティ・サーキットで2日間開催された[2]。
ポイントは1位から8位まで順に10-8-6-5-4-3-2-1が与えられる。ポールポジションにはボーナスポイント1が与えられる(太字で表示)。走行距離が優勝者の70%に満たない場合は与えられない。最低45分を運転しなかったドライバーにも与えられない。レース前エンジンを交換した場合は2ポイントのペナルティが与えられる。その後の交換では4ポイントのペナルティが与えられる。
各クラスの優勝者と2位は2010年のル・マン24時間レースに自動エントリーされる。