『黄龍の耳』(こうりゅうのみみ)は、大沢在昌による日本のライトノベル作品。小説よりも先行して開始された漫画化や、OVA化など、さまざまなメディアミックス展開をしている。
棗家の第45代当主であるキロウこと棗(なつめ)希郎衛門には、類稀なる強運を呼び女性を魅了することで、この世の全てを支配すると言われる力「黄龍の力」があった。父の墓参り先で彼は伽奈子という美女と出会うが、彼女は棗家と敵対する美那一族の一人だった。伽奈子の身を案じつつも、キロウは宿敵・美那との戦いに身を投じた。
『週刊ヤングジャンプ』にて1992年52号から1996年1号まで連載された。
続編である『第46代 棗希郎衛門』が『週刊漫画ゴラク』2012年8月17日号より同年10月19日号まで連載された。
1995年12月22日にバップからスーパーファミコン向けに発売された。ファミコン通信のクロスレビューでは21/40点[17]。
『CR黄龍の耳』のタイトルで、1997年11月にサミーから発売された。
『黄龍の耳 美那の章』のタイトルでバップから発売された。全2巻、各25分。
OVA版の販促番組として『久川綾のSHINY NIGHT 黄龍の耳』が放送された。OVA版の終了後は、『久川綾のSHINY NIGHT』に改名。番組では黄龍の耳のラジオドラマが放送され、全6巻のドラマCDが発売された。森川智之、久川綾以外のキャストはOVAと異なる。(富田耕生、笹岡繁蔵はOVAとは別の役で出演。)首藤剛志が脚本を担当。漫画版ストーリーを基本ベースにしてはいるが、ラジオドラマ放送中は漫画版がまだ完結していないこともあって、後半はオリジナル要素が強い。OVAに登場しないキャラクター、ラジオドラマ版のオリジナルキャラクターも登場する。ラジオドラマキャストを以下に記載。
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