魹ヶ埼灯台(とどがさきとうだい)は、本州最東端の岩手県宮古市の重茂半島東側の魹ヶ崎(北緯39度32分54秒 東経142度04分19秒 / 北緯39.54833度 東経142.07194度 / 39.54833; 142.07194)に位置する灯台である。魹ヶ埼大根照射灯(航路標識番号 1648)が付属している。
「魹」の字がJIS第3水準漢字(環境依存文字)であることから、「トドヶ埼灯台」と表記されることもある[1]。
特徴
北海道に向かう船舶にとって、大きな目印になる灯台であり、三陸海岸にある灯台の中でも一際明るい。南から魹ヶ埼灯台を過ぎると、間もなく宮古湾が大きく口を開け、夜になると、湾奥に美しい宮古市の夜景を見ることができる。
1957年(昭和32年)に発表された映画『喜びも悲しみも幾歳月』(木下惠介監督)は、魹ヶ埼灯台で7年間を過ごした灯台守の妻である田中キヨの手記をもとに製作された。
日本の灯台50選の認定を受けている。
歴史
交通アクセス
灯台まで車道は開通しておらず、姉吉キャンプ場付近から自然歩道を徒歩3.8 km、約1時間10分[3]程度の道のりである。はじめ、標高110 mまで一気に登り、あとはほぼ平坦な道が灯台まで続く。熊が出没するため、対策グッズが必要である。キャンプ場と灯台敷地内にトイレあり。
脚注
関連項目
外部リンク