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鹿児島県大隅半島の先端にある「佐多岬灯台」とは異なります。 |
佐田岬灯台(さだみさきとうだい)は愛媛県西宇和郡伊方町、四国最西端に突き出た佐田岬半島の先端に建つ灯台である[1]。椿山展望台から眺める佐田岬灯台は四国八十八景52番に選定。
概要
光達距離は約35 kmで、対岸の佐賀関(約14 km)まで十分達する光力を備えている。1966年にはレーマーク・ビーコンが併置され、豊後水道と伊予灘(瀬戸内海)の間を往来する船舶の安全に寄与している。灯台は無人化されており、内部の一般公開は実施していない。駐車場からはアップダウンのある遊歩道を徒歩約25分で到達でき、途中には「佐田岬キャンプ場」もある。
付属施設
佐田岬の南沖合い650 m付近にある岩礁の黄金碆(おうごんばえ)を照射する黄金碆照射灯(航路標識番号:4968)が併設されている。潮流が速く座礁が絶えないことから、1950年9月に灯柱が立てられたが、保守作業が大変危険を伴うものであったため、1976年に佐田岬灯台から黄金碆を照射する方式に変更された。
歴史
四国最西端の碑
灯台敷地の西側に四国最西端の碑が設置されている。
2017年4月に伊方町によって灯台の更に西側にある大島(御籠(みかご)島)までの遊歩道が整備され、灯台から200 mほどの遊歩道を西に進んだ広場に「四国最西島御籠島」と書かれた案内板が設置された[1]。
佐田岬砲台
芸予要塞の一部として、佐田岬灯台周辺に合計12門の旧日本陸軍の砲台跡が残されている。2017年に観光用に整備が行われた[1]。灯台直前の階段を右に逸れて灯台先の御籠島に渡ると、灯台直下の2門と大島の2門の砲台を見ることができるほか、「永遠(とわ)の灯」と呼ばれる灯台を東側から望むモニュメントが設置してある[1]。
ギャラリー
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2001年10月
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灯台入口
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四国最西端の碑
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灯台を望むモニュメント
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灯台までの遊歩道
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佐田岬キャンプ場
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佐田岬灯台と佐田岬第3砲台(写真中央)
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交通
自家用車
松山自動車道大洲インターチェンジより国道197号、愛媛県道256号佐田岬三崎線経由、八幡浜・伊方町三崎方面へ、佐田岬灯台駐車場まで1時間30分。佐田岬灯台駐車場から佐田岬灯台まで徒歩20分。
公共交通機関利用
伊方町三崎まで
佐田岬灯台駐車場まで定期運行されている公共交通機関は無い。伊方町三崎からはタクシーを利用する必要がある。三崎港から佐田岬灯台駐車場までタクシーで約30分。佐田岬灯台駐車場から佐田岬灯台まで遊歩道を徒歩約25分。
出典
周辺情報
関連項目
外部リンク
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