阿南駅(あなんえき)は、徳島県阿南市富岡町今福寺にある、四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線(阿波室戸シーサイドライン)の駅である。駅番号はM12。
阿南市の代表駅であり、特急「むろと」を含む全列車が停車する。また、牟岐線は当駅以南で利用者数が半分以下に激減することから、徳島方面からの列車は、半数以上が当駅で折り返す。なお、2021年3月13日改正ダイヤ[5]時点では最終列車の当駅終着時刻が23時59分(各停徳島23時18分発)で徳島県内では最も遅い時間となっている。
歴史
駅構造
ホームは相対式2面2線である。駅の東側に、留置側線が2本あり、夜間滞泊が設定されている。
駅舎は、徳島県で唯一の橋上駅舎で、東西の自由通路を兼ねている。鉄骨造り2階建て、一部3階建てで、エレベーター3基とエスカレーター2基を備え、隣接して新設されたバスターミナル併設の阿南市商工会館と自由通路でつながっている[8]。改札口とホーム上にLED式列車発車案内板がある。2003年(平成15年)11月までは地上駅舎で、当時は改札口に幕式の列車発車案内板があった。
エレベーターが各ホームに1基ずつ設置されている。このうち1番線ホームに設置されているものはウォークスルー型(前後2ヶ所に扉があるもの)であり、外部との共用となっている(1階は南側扉がホームとのみ乗降可能で、北側扉が駅前ロータリーとのみ乗降可能。2階は南側扉が改札外自由通路とのみ乗降可能で、北側扉が改札内コンコースとのみ乗降可能。これによりキセルを防止している)。
1階トイレ横にコンビニ(ビッグキヨスク)があったが2016年8月26日に閉店した。その後跡地に阿南駅前展示場(キラキラあなん)が2018年3月15日開館した。
また、旧駅舎横にJR四国経営の喜多方ラーメン麺小町阿南店があったが撤退した。
1966年から、毎年6・7月から9月まで、改札口付近に風鈴棚の飾り付けを設置している。1966年当時の駅長が乗降客に季節感を味わってもらおうと発案した[11]。2004年から、阿南工業高等学校(現・阿南光高等学校宝田キャンパス)・新野高等学校(現・阿南光高等学校新野キャンパス)・富岡東高等学校・富岡西高等学校の生徒が持ち回りで短冊に俳句を書き、順番に飾っている。
のりば
- 付記事項
- 基本的に徳島方面が1番のりば、牟岐方面が2番のりばを使用するが、一部列車はそれぞれ逆ののりばから発車する。また、増解結作業が行われる事もある。
- 2019年3月16日ダイヤ改正において徳島駅 - 当駅間でパターンダイヤを導入した[12]。徳島方面の9時台 - 18時台は毎時2本(26分発・56分発、30分ヘッド)の普通列車が発着する。この改正に併せて、徳島行き最終列車の発車時刻繰り下げも行われた。
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は1,166人である[13]。
近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。徳島県の駅では徳島駅と勝瑞駅に次いで3番目に多い。
年度
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1日平均 乗車人員
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1995年
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1,710
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1996年
|
1,639
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1997年
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1,524
|
1998年
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1,498
|
1999年
|
1,458
|
2000年
|
1,384
|
2001年
|
1,343
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2002年
|
1,285
|
2003年
|
1,278
|
2004年
|
1,327
|
2005年
|
1,354
|
2006年
|
1,357
|
2007年
|
1,310
|
2008年
|
1,300
|
2009年
|
1,212
|
2010年
|
1,213
|
2011年
|
1,231
|
2012年
|
1,311
|
2013年
|
1,354
|
2014年
|
1,293
|
2015年
|
1,575
|
2016年
|
1,531
|
2017年
|
1,567
|
2018年
|
1,520
|
2019年
|
1,429
|
2020年
|
1,124
|
2021年
|
1,081
|
2022年
|
1,143
|
2023年
|
1,166
|
駅周辺
西口
東口
付近の商業施設として、大規模店のほか全国チェーンのファストフード店などが立地している。
バス路線
一般路線バス
一般路線バスは「阿南駅」、「阿南駅前」、「阿南駅北」の各バス停に下記の各路線が乗入れる。
- 阿南駅
- 徳島バス(旧徳島バス阿南運営路線)
- 加茂谷線 - 加茂谷 行、橘営業所 行(※橘営業所方面は小吹川原まで延長運行する便がある)
- 淡島線 - 阿南医療センター 行、淡島海岸 行、北ノ脇 行
- 長生線 - 橘営業所 行
- 橘営業所線 - 橘営業所 行
- 阿南市循環バス なかちゃん号(コミュニティバス)
- 西回りコース - 阿南駅 行(※一部は春日野団地まで)
- 東回りコース - 阿南駅 行(※一部は阿南営業所行き)
- 阿南駅前
- 徳島バス南部
- 丹生谷線 - 阿南医療センター 行、川口営業所 行
- 阿南駅北
- ※一部は春日野団地まで。春日野団地方面から来た便は阿南駅(1つ隣り)へ直行する。
高速バス
高速バスはすべて「阿南駅」バス停に停車する。
- 昼行高速バス
※阿南駅 - 甲浦間途中乗降可能、阿南駅 - 海部高校前間JRの乗車券等で利用可能[14]。いずれも橘営業所発着便(通常のクローズドドア制度)を除く。
- 夜行高速バス
※特定日のみ運行[15]。
その他
隣の駅
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■牟岐線
- ■普通
- 阿波中島駅 (M11) - 阿南駅 (M12) - 見能林駅 (M13)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
阿南駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
牟岐線(阿波室戸シーサイドライン) |
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牟岐線貨物支線 (廃線) | |
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