豆田 泰志埼玉西武ライオンズ #70 |
---|
|
基本情報 |
---|
国籍 |
日本 |
---|
出身地 |
埼玉県越谷市 |
---|
生年月日 |
(2003-01-15) 2003年1月15日(21歳) |
---|
身長 体重 |
173 cm 88 kg |
---|
選手情報 |
---|
投球・打席 |
右投右打 |
---|
ポジション |
投手 |
---|
プロ入り |
2020年 育成選手ドラフト4位 |
---|
初出場 |
2023年7月28日 |
---|
年俸 |
770万円(2025年)[1] |
---|
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
---|
|
|
豆田 泰志(まめだ たいし、2003年1月15日[2] - )は、埼玉県越谷市出身[3]のプロ野球選手(投手)。右投右打[2]。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴
プロ入り前
越谷市立大袋北小学校1年生のときに『袋山ビクトリー』で野球を始め[3]、越谷市立千間台中学校では軟式野球部に所属[4]。中学3年時には『埼玉スーパースターズ[注 1]』に選ばれた[6]。本格的に投手を始めたのは中学3年時でありながら[7]、最速は138km/hを計測しており[6]、強豪校からの誘いもあったが、4つ上の兄が浦和実業高校の元エースであり[8]、「兄がいたこともありますが、強豪校を倒して甲子園に行きたい気持ちもありました。当時、浦和実はベスト8くらいの実力があり、『簡単には甲子園には行けないけど、チャンスはある』といったチームでした」と浦和実業へ進学した[6]。
浦和実業では1年秋にチームの県大会ベスト4入りに貢献[9]。2年春の県大会で全5試合に先発し、チームを準優勝に導くと、関東大会2回戦では猛打の山梨学院を相手に7回0/3を2安打11奪三振2失点と好投した[10]。背番号20[11]で迎えた2年夏は4回戦で浦和学院を相手に完封勝利を挙げ[8]、続く市立川越との準々決勝でもリリーフ登板で3回無失点に抑えたが、チームは敗退した[12]。エースナンバーを背負った2年秋[13]は西武台を相手に初戦敗退[9]。3年夏は新型コロナウイルスの影響で県大会が中止となり、その代替大会では浦和学院との準々決勝で敗退したものの[14]、同大会では18回1/3を投げて23奪三振を記録した[9]。9月6日に開催された『プロ志望高校生合同練習会』に参加し、シート打撃に登板すると、打者7人に対して無安打1四球5奪三振。自己最速の147km/hを計測した[15]。
2020年10月26日に開催されたドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから育成4位指名を受け[16]、11月22日に支度金350万円、年俸280万円(金額はいずれも推定)で仮契約し[17]、12月8日には新入団選手記者発表会が行われた。背番号は124[18]。
西武時代
2021年はイースタン・リーグで9試合に登板し、2勝1敗・防御率9.45という成績であった[19]。オフに現状維持となる推定年俸280万円で契約を更改した[20]。
2022年はフレッシュオールスターに選出されていた大曲錬がチーム事情で出場辞退となり、代替選手[21]として7月23日のフレッシュ球宴の7回表に登板し、1イニングを3者凡退に抑えた[22]。この年はイースタン・リーグで18試合(10先発[23])に登板し、3勝6敗1セーブ・防御率3.76を記録[24]。オフに現状維持となる推定年俸280万円で契約を更改した[25]。
2023年は5月下旬から投球フォームを変更すると、成績が改善され(詳細後述)、7月21日に支配下選手契約を締結した[26]。背番号は70[23]。7月26日に出場選手登録され[27]、同28日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たし、1イニングを3者凡退に抑えた[28]。8月15日の楽天戦でプロ初ホールド[29]、10月3日の千葉ロッテマリーンズとのレギュラーシーズン最終戦ではプロ初セーブも記録[30]。この年は一軍で16試合に登板し、0勝0敗6ホールド1セーブ・防御率0.59という成績を残した[31]。オフに280万円増となる推定年俸750万円で契約を更改した[32]。
2024年は自身初の開幕一軍入りを果たしたが[33]、4月5日の北海道日本ハムファイターズ戦では同点の延長12回裏から登板するも、無死満塁のピンチを招き、一死を奪った後にアリエル・マルティネスにサヨナラ犠飛を許して敗戦投手[34]。同13日の福岡ソフトバンクホークス戦でも無死満塁のピンチを招き、山川穂高に2打席連続満塁本塁打[注 2]となるホームランを打たれ[36]、翌14日に出場選手登録を抹消された[37]。その後は5月17日に再登録されたが[38]、7月8日の登録抹消[39]以降は一軍再昇格を果たせず、この年は15試合の登板で0勝1敗・防御率6.32を記録[40]。オフに20万円増となる推定年俸770万円で契約を更改した[41]。
選手としての特徴
身長は173cmと小柄だが[28]、「豆直球[42]」と称される最速152km/h[注 3]のストレートはホップ率が非常に高く、空振りが狙える[26]。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投じる[28]。
プロ3年目の2023年シーズンは春先から制球に苦しみ、イースタン・リーグでは7回2/3を9四球9奪三振7失点という成績であったが[26]、三軍のブルペンで山本由伸の投球フォームを遊び半分で真似して投げたところ[44]、バイオメカニクス担当の武隈祥太から「良かったから(その投球フォームで)投げてみろ」と言われ、そのフォームで本格的に投げると「投げてみたら良くて、試合でも投げようとなりました」とフォーム変更を決断[45]。フォーム変更後はイースタン・リーグで20イニングを投げ、5四球26奪三振1失点と極端に成績が改善され[26]、この年の7月21日に支配下登録を勝ち取った[46]。
人物・エピソード
2人の兄がいるが[3]、4つ上の兄[8]と三森大貴は同郷の友人であり、2023年8月1日のソフトバンク戦で初対戦し、セカンドフライに打ち取った[47]。
名前の泰志はウィリアム・スミス・クラークの名言『少年よ大志を抱け』が由来。ファンには「豆ちゃん」と呼んで欲しいと語っている[48]。
詳細情報
年度別投手成績
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2023
|
西武
|
16 |
0 |
3 |
0 |
0 |
1.000
|
通算
|
16 |
0 |
3 |
0 |
0 |
1.000
|
表彰
記録
- 初記録
背番号
- 124(2021年 - 2023年7月20日)
- 70(2023年7月21日 - )
脚注
注釈
- ^ 埼玉県内の中学生軟式野球の選抜チームであり、2020年からは『埼玉西武ライオンズジュニアユース』という名称で活動している[5]。
- ^ 1試合に満塁本塁打2発はNPB史上3人目、2打席連発はNPB史上2人目(パ・リーグ史上初)であった[35]。
- ^ 2023年9月25日のオリックス戦の6回裏、中川圭太への初球で計測している[43]。
出典
関連項目
外部リンク