武内 夏暉埼玉西武ライオンズ #21 |
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基本情報 |
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国籍 |
日本 |
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出身地 |
福岡県北九州市八幡西区 |
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生年月日 |
(2001-07-21) 2001年7月21日(23歳) |
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身長 体重 |
186 cm 90 kg |
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選手情報 |
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投球・打席 |
左投左打 |
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ポジション |
投手 |
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プロ入り |
2023年 ドラフト1位 |
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初出場 |
2024年4月3日 |
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年俸 |
4500万円(2025年)[1] |
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経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) |
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武内 夏暉(たけうち なつき、2001年7月21日 - )は、福岡県北九州市八幡西区出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴
プロ入り前
北九州市立折尾東小学校で3年生の時に東筑ファイターズで野球を始める。当時のチームメイトには武藤敦貴がいた[2]。折尾愛真中学校では軟式野球部に所属していた[3]。
福岡県立八幡南高等学校に進学し、1年秋から一塁手でベンチ入り。2年春から投手に転向し、同年秋からエースを務めた[3]。高校時代は甲子園大会への出場はなく、3年夏は福岡大会3回戦で敗退した[3]。
高校卒業後は國學院大學に進学。2年秋に出場した明治神宮野球大会にて、九州産業大学との2回戦で公式戦初先発登板すると、8回二死までパーフェクトに抑える好投で無四球完封勝利を記録し、注目を集めた[4][5]。3年秋のリーグ戦では4勝0敗、防御率0.68を記録して優勝に貢献し、MVPを受賞した[4]。4年時の2023年には日米大学野球選手権大会の日本代表に選出された[6]。
2023年9月13日にプロ志望届を提出すると[7]、ドラフト会議前の10月24日に埼玉西武ライオンズ、25日に福岡ソフトバンクホークスが1位指名を公表[8][9]。迎えた26日のドラフト会議では公表通りの両球団と東京ヤクルトスワローズの合計3球団から1位指名を受け、抽選の結果西武が交渉権を獲得した[10]。11月16日に契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1600万円で仮契約を結んだ(金額は推定)[11]。背番号は18も候補として提示されたが、21を選択した[12]。担当スカウトは十亀剣[13]。
西武時代
2024年は春季キャンプをA班でスタートし[14]、オープン戦では2試合に登板[15][16]。開幕ローテーション入りを果たし、開幕5試合目のオリックス・バファローズ戦でプロ初登板初先発となり[17]、7回1安打2四球7奪三振無失点の好投[18]でプロ初勝利を挙げた[注 1]。続く4月10日の千葉ロッテマリーンズ戦でも勝敗こそ付かなかったが、7回2失点と好投[20]。ただ、週5試合が続く変則日程に加え[21]、右肩の張りで出遅れていた髙橋光成が復帰するチーム事情があり[22]、武内は翌11日に出場選手登録を抹消された[23]。4月24日のオリックス戦に先発して[24]以降は先発ローテーションの一角を担い、5月19日の福岡ソフトバンクホークス戦では完封をかけ、志願して9回裏のマウンドに上がったが、投球練習時に左もも裏を攣り、先頭打者に安打を許した直後に牽制球を投じたところで緊急降板[25]。後を受けたアルバート・アブレイユが逆転サヨナラを許し、武内は8回0/3を1失点で勝敗は付かなかった[26]。翌20日に登板間隔を空ける目的で出場選手登録を抹消されたものの[27]、5月30日の中日ドラゴンズ戦に先発し、6回途中無失点で無傷のシーズン4勝目[28]。5月は4試合の先発登板でリーグトップタイの3勝(0敗)、リーグトップの防御率0.63と好成績を収め[29]、自身初の月間MVPを受賞した[注 2]。ただ、6月3日の練習後に発熱し、新型コロナウイルス感染が確認されたため、翌4日にNPB感染症特例で登録抹消となり[31]、6月19日の二軍戦で実戦復帰[32]。同26日の北海道日本ハムファイターズ戦で一軍復帰を果たすと[33]、7月4日のソフトバンク戦では8回無失点と好投し、開幕から無傷の5連勝を記録した[34]。ただ、同12日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では2-2とチームが同点に追いついた直後の7回裏[35]、先頭打者の浅村栄斗に決勝のソロ本塁打[36]を被弾し、7回3失点でプロ初黒星を喫した[35][37]。後半戦は登録抹消されることなく先発ローテーションを回ったが、8月は2試合連続6失点があったなど[38]月間防御率4.88、9月8日のソフトバンク戦で自身4連敗と苦戦が続いた[39]。ただ、続く同16日のロッテ戦では8回無死まで完全投球を続け[40]、9回3安打1四球6奪三振無失点[41]の好投でプロ初完投初完封勝利[42]。ルーキーイヤーは一軍で規定投球回に到達し、21試合の先発登板で10勝6敗・防御率2.17と好成績を収め[43][注 3]、新人王を受賞した[45]。オフに2900万円増となる推定年俸4500万円で契約を更改した[46]。
選手としての特徴
持ち球は最速154km/h[47]のストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム[48]。本人が「自分の強みはコントロール。特に左打者のインコースへの制球は負けない」と話した[49]左打者の内角を突ける[50]コントロールが最大の武器である左腕[51]。
テイクバックで左腕が見えなくなるという、タイミングを取りづらい投球フォーム[50]から多彩な球種をコントロールよく投げ込み、打者を打ち取る投球スタイルである[52]。
人物
福岡県出身で幼少期から福岡ソフトバンクホークスのファンで、野球を始めた小学3年時から大学進学で上京するまでの約10年間ファンクラブに入会していた[53]。憧れの選手は和田毅[53]。
自身のルックスについては、本人は「俳優の賀来賢人に似ている」「城田優さんにも似ている」と話していたが、先輩の髙橋光成から「有名な俳優とかにいくと怒られるから、クッパJr.のほうがいいぞ」と言われ[54]、本人も「自分でも写真と合わせたら確かに似てる、となって。浸透させたいですね」と話している[55]。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手
|
試
合 |
刺
殺 |
補
殺 |
失
策 |
併
殺 |
守 備 率
|
2024
|
西武
|
21 |
4 |
25 |
2 |
1 |
.935
|
通算
|
21 |
4 |
25 |
2 |
1 |
.935
|
表彰
記録
- 初記録
- 投手記録
- 打撃記録
背番号
登場曲
代表歴
脚注
注釈
- ^ プロ初登板で初勝利を挙げたのは、球団史上8人目であった[19]。
- ^ パ・リーグ新人の受賞は2015年8月の髙橋光成(西武)以来。また、西武の新人が5月に受賞するのは球団史上初であった[30]。
- ^ 西武の新人が規定投球回に到達して2桁勝利を達成するのは岸孝之(2007年)以来であった[44]。
出典
関連項目
外部リンク
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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記述のない年は該当者なし |